概要
内容は、「ピポサル」と呼ばれる特殊なヘルメット(「ピーク・ポイント・ヘルメット」略して「ピポヘル」)をかぶったサルたちを次々と捕獲していくことである。プレイヤーはゲームの主人公を操作し、「ガチャメカ」と呼ばれる道具を駆使してピポサルを研究所へと転送する。
世界初のデュアルショック(アナログスティック付き振動コントローラー)対応ソフトであるというその特徴、印象に残る個性的かつユニークなCM(第1作目はガッツ石松、第3作目のCMはアンガールズが、『ミリオンモンキーズ』は大槻ケンヂが担当)、シリーズを通してピポサルたちが繰り広げる愛嬌ある行動、といった要素がユーザーたちからの多大な支持を得ている。
この『サルゲッチュ』シリーズを象徴するキャラクター・ピポサルは、『クラッシュ・バンディクー』のクラッシュ、『どこでもいっしょ』のトロ、『パラッパラッパー』のパラッパなどとともにPlayStationを代表するキャラクターとなった。
この作品は、「ピポサル」と呼ばれる特殊なヘルメット「ピポヘル」をかぶったサルたちを次々と捕獲していくゲームです。プレイヤーはゲームの主人公を操作し、「ガチャメカ」と呼ばれる道具を駆使してピポサルを研究所へと転送していきます。
タイムスリップした先の様々な時代を駆け巡り、最終目的であるボス猿「スペクター」の「ゲッチュ」を目指します。難易度は後のシリーズと比べると若干高めでした。
テレビCMではガッツ石松さんと着ぐるみのピポサルたちが出演し、印象に残っています。
当時のCM
『サルゲッチュ』CM 30秒ver
『サルゲッチュ』CM 15秒ver
のキャッチフレーズは今でも忘れません。
ストーリー
原因は、遊園地の人気者だったサル「スペクター」。スペクターはハカセの発明した「ピポヘル」をかぶったことで知能が上がり、悪の心が目覚めてしまったのだ。
彼は遊園地にいたサル達と共に脱走。スペクターは「歴史改造計画」を目論み、研究所に乗り込みタイムマシンを使ってサル達を過去の世界に送り込んでしまった。
カケルはハカセから逃げたサルの捕獲を命じられる。サル達を捕まえ、計画を止めることは出来るのか…。
ゲームの特徴
ガチャメカを駆使し、ステージごとに決められた数のサルを捕まえるとクリアとなり、次のステージに進めるようになります。
クリア条件はすべてのサルを捕まえるという訳ではなく、コンプリートには再度訪れる必要があります。
ステージを進めると使えるようになるガチャメカを使わないと、捕まえられないサルもいます。
一部の捕まえたサルはポケットステーションへ転送して、『ホルゲッチュ』というミニゲームを本編とは別にプレイすることも可能です。
ポケットステーションは初代PSソフトのみに対応している為、初代ならではの要素と言えますね。
ちなみに現在でもPSvitaがあればポケットステーションを再現できるため、アーカイブスでも可能になりました。
サル以外の敵も存在しますが、それらは捕まえられないので倒すか無視して進みます。
プレイ動画
『サルゲッチュ』プレイ動画
このゲームの最大の特徴は2本のアナログスティックを使用すること。左で主人公を、右でガチャメカを操作するのです。
評価点
簡単で親しみやすい操作性
ストーリーの完成度と演出、BGM
演出も凝っており、たとえばラストステージでは最初BGMは流れず、サルに見つかり警報がなることで初めてBGMが流れるようなっています。
曲も良曲が多く特にラストステージの曲は演出の力もあり評価が高いです。ステージのBGMは寺田創一氏によるアップテンポなテクノやドラムンベースが中心となっています。
万人受けを狙ったシリーズの1作目であるにも関わらず、クラブ界隈以外では余り知られていなかったドラムンベースを積極的に導入しているのも特徴です。ゲーム機からの音声出力は音質面で劣るため、サウンドトラックは2010年代初頭に、レコーディング・マスターに忠実な形でCD化されており、音楽好きの間でも名盤とされることが多いです。
『サルゲッチュ』オリジサル・サウンドトラック
英語でもApe Escape 「Originape」 Soundtracksって書いてあるし!