世界初のデュアルショック専用ソフト「サルゲッチュ」。両アナログスティックを駆使してサルをゲッチュ!
2018年3月5日 更新

世界初のデュアルショック専用ソフト「サルゲッチュ」。両アナログスティックを駆使してサルをゲッチュ!

『サルゲッチュ』は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが1999年に発売した、世界初のデュアルショック(アナログスティック付き振動コントローラー)対応ソフトです。その操作性の特徴や、印象に残る個性的かつユニークなCM、ピポサルたちが繰り広げる愛嬌ある行動がユーザーたちから多大な支持を得て、後にシリーズ化したこの作品の魅力についてご紹介します。

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サルを捕まえる快感、ミニゲームの完成度、豊富なやりこみ要素

アイデアだけではなくサルをつかまえた時の快感が素晴らしく、何度でも捕まえたくなります。まさに「サル捕まえて、イイ気持ち!」。

200匹を超えるサルや、ステージのどこかにあるスペクターコインの収集、23種類のステージなどボリューム満点。
スペクターコインを集めるとスキー、ボクシング、シューティングの3つのミニゲームが遊べるようになり、更にどれもミニゲームとは思えないほど完成度が高いです。

サル一匹、一匹の作りこみ

ピポサルもとても可愛らしく、動きなどがとても活発的で見てるだけで愉快になります。
サルやステージのバリエーションが豊富で落書きするサル、キャンプしているサルなど様々なサルを見て楽しめます。
サル一匹、一匹に固有の名前も付けられおり、中には「アーノルド」や「サルベスタ」などのパロディ的ネタ要素も。
サルレーダーというガチャメカを使うことで、それぞれのサルの説明文も表示されます。
ステージは進めるごとにどんどん広くなっていき、上記の物を探す楽しみが増えていきます。

バラエティ豊かな「ガチャメカ」とサル

バラエティ豊富な9種類のガチャメカを使い分けてサルを捕まえていきます。
ですがもちろん、サルの方も機関銃で武装していたりUFOに乗っていたりと様々な手段を用いて対抗してきます。中には特殊な捕まえ方を要求される場合もあり、まさしく『サルとの知恵比べ』を楽しめます。

ピポサルにはパンツの色があり、色によって特徴が異なります。
「黄色」
最も多く出現する普通のサル。能力は平均的。
「水色」
垂れ目で臆病な性格。弱い個体がほとんどだが、見つけづらい所に隠れていることが多い。
「青色」
逃げ足が非常に速い。
「白色」
黄色と似ているが、警戒心が高いのですぐに感づかれてしまう。
「緑色」
暗視ゴーグルをつけており、遠距離からでも主人公を目視してくる。ミサイルランチャーの追跡攻撃も厄介。
「赤色」
ツリ目。非常に好戦的で、様々な武器を使う戦闘のプロ。格闘戦もこなす。
「黒色」
サングラスをかけているガラの悪いサル。弾速の早いマシンガンで武装している。

………などなど。

タイムアタックのやりこみ要素

ただクリアするだけであきたらないのならばタイムアタックに挑戦することもできます。
タイムアタックに挑戦するにはそのステージ全てのサルを捕まえる必要があります。
攻略率100%を狙うならランクゴールドまでで大丈夫(それだけでも難しいですが)。
しかし己の限界に挑戦したい人のためにランク「ミラクル」というものが存在します。
これは開発部が出した最速タイムであり、このゲームを知り尽くした人々からの挑戦なのです。

問題点

難易度が高め

決して理不尽なほどではないのですが、それでも比較的難易度は高めです。
今作は『2』や『3』などの続編と違い、ライフが半分の5しかないことも高難易度化に拍車をかけています。また、攻撃を受けた時の吹き飛びが大きいため、空中のステージではしょっちゅう落下します。

操作性があまり良くないというところも注意点です。
特に攻撃の当たり判定が分かりにくく、慣れるまでは距離感が掴みにくいです。

ステージが広大過ぎてサルがどこにいるかわからないことがある

一応、先ほど紹介したガチャメカの一つ、サルレーダーを使えばサルのいる方向が大まかにわかりますが、その時点では捕まえられないサルにも反応してしまうという欠点があります。

総評

敵を倒すのではなく捕まえるという斬新なゲーム性だけではなく豊富なやり込み要素やコミカルとシリアスをバランス良く組み合わせたストーリー、凝った演出など、総合的にかなりの出来の傑作です。この『サルゲッチュ』を象徴するキャラクターのピポサルはプレイステーションを代表するキャラクターとなり、『クラッシュ・バンディクー』シリーズのクラッシュに代わるSCEのマスコットキャラクターとして一時代を築く事になったのです。その後本作の人気を受けてシリーズ化。様々な新要素や変更された点はあるものの、基本的な面白さは変わりませんでした。

感想

記事を作成するにあたって、久しぶりにプレイしてみました。
当時のことを思い出しながら遊べて非常に楽しかったです。
楽しめる要素が盛りだくさんでオススメの一本ですが、ゲーム内容は少し子供向けでしょうか。
とはいえ、難易度も高めでやりごたえがある作品なので、まだシリーズをプレイしたことが無い方は、PSかPS2、PSVITA等を持っているならば是非手に取っていただきたいですね!

サル、捕まえてイイ気持ちになりませんか?
本稿で記載しております情報は、ゲームカタログ@wikiから引用させていただきました。

出典元はコチラです。
39 件

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  • ピポトロン 2018/2/28 18:46

    一作目のBGMは良かったですね
    90年代末という時代背景に音楽も相まって一種のサイバーパンク的な側面もありましたし
    以降はそういった要素が薄れてしまったのが残念でしたが
    サルバト~レはもろサイバーパンクで、今でも一作目とサルバは印象に残ってますね

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