アニメ『宇宙大帝ゴッドシグマ』の最終回ってどうだった？

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ？そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず？『宇宙大帝ゴッドシグマ』はこんな感じでした。海陸空で合体だ！

『宇宙大帝ゴッドシグマ』

制作：東映、東映エージエンシー
放送期間：1980年3月19日から1981年2月25日
放送時間：水曜19:30から20:00
放送局：東京12チャンネル（今のテレビ東京）
放送話数：全50話
主題歌：「がんばれ宇宙の戦士」ささきいさお

スタッフ

原作：八手三郎
チーフ・ディレクター：田口勝彦
脚本：桜井正明
演出：宮崎一哉
絵コンテ：宮崎一哉
作画監督：飯野皓
美術監督：岡田和夫、下川忠海
音響監督：河村常平
キャラクターデザイン：宇田川一彦
キャラクター原案：新谷かおる
デザイン協力：出渕裕
音楽：筒井広志

キャスト

壇闘志也：富山敬
ジュリィ野口：安原義人
吉良謙作：玄田哲章

春日理恵：滝沢久美子

テラル総司令：小原乃梨子
カガーン：寺島幹夫

ナレーター：屋良有作

『宇宙大帝ゴッドシグマ』とは

「西暦2050年。地球は突如、異星人の攻撃を受けた。それは250年の未来、2300年から地球のトリニティエネルギーを奪うために攻撃をかけてきたエルダー星人であった。かくして未来からの敵エルダーと人類との時間戦争が始まった」

壇闘志也は1号ロボ・空雷王、ジュリィ野口は2号ロボ・海鳴王、吉良謙作は3号ロボ・陸震王に乗り込みエルダーと戦う。そして3体のロボはビッグウイングとも合体し、宇宙大帝ゴッドシグマとなるのだ。

『宇宙大帝ゴッドシグマ』の最終回

via amzn.to

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第50話「未来への旅立ち」

ナレーション「ゴッドシグマの前に立ちはだかったガルゴスの巨大なパワーで、ゴッドシグマは最大のピンチに追い込まれていた」

ガガ―ンが乗る超巨大ロボット・ガルゴスと戦っているゴッドシグマ。ピンチから脱出しキック攻撃をするが片手で受け止められ、口部から吐かれた炎に包まれてしまう。鎖鉄球をぶつけられて倒れ、動かなくなった。振り返って基地を見るガルゴス。

基地内。理恵は全隊員に、基地を守るためガルゴスへの攻撃を命令。隊員たちはミサイルを発射するが、ガルゴスに当たってもダメージをあたえられない。反撃されて、基地のあちこちで爆発が起きる。理恵はトリニティエネルギーと基地を守るため、銃を手に取った。

基地の外壁を引き剥がしたガルゴスは、現れたトリニティエネルギー発生装置に手を伸ばす。そこへ気絶から目を覚ました闘志也たちが駆け付け、ゴッドシグマが背後から飛び蹴り。再び戦闘になり、三人は最後の切り札ビッグウイングを使うことにした。
闘志也「イオを、平和を目指して戦った人々の命を背負い、今ここに俺たちの力のすべてを賭ける。いいか、みんな。行くぞ！ビッグウイーング！」
ゴッドシグマがビッグウイングをつかんで飛んだ。ガルゴスが吹いた火炎の中を進み、鎖鉄球を破壊して、ビッグウイングは突撃する。それはガルゴスの首を貫いた。倒れ、爆発するガルゴス。しかしゴッドシグマも墜落した。泣き出す理恵だが、爆発する炎の中から闘志也たち3人は脱出していた。

一方その頃、テラルはタイムシップの元へと向かっていた。兵士たちと戦闘になり倒すが、ガガーンが現れる。タイムシップを使って2300年の未来祖国、エルダーへと帰るつもりなのだ。
テラル「ガガーン、私のこの手で決着をつけてやる。降りて来い！己の欲望を満たすため、罪もない多くの人々を殺したお前の振る舞い、許しはせぬ。地獄へ旅立て！」
テラルはエルダーと地球の平和を願い、タイムシップを闘志也に渡すつもりだった。

エルダー基地内で兵士たちと銃撃戦をしている闘志也たち。そこへ理恵たち、イオの人たちも駆け付けた。援護射撃の中を走り、闘志也はテラルのところへたどり着く。
闘志也「ガガーン、俺はお前を絶対に許さん。人類の平和のためにも、貴様のような奴は生かしておかん」
ガガ―ンの銃は、床に倒れたテラルに向けられていた。だがテラルは、ガガ―ンが見ていない隙にその脚をつかんだ。怯んだところに、闘志也が銃を撃つ。ガガーンは肩を撃ちぬかれて倒れた。ガガ―ンに馬乗りになり、首を絞めるテラル。だが腹を撃たれて逃がしてしまう。
テラル「闘志也…ガガーンを追え…もう私に構うな…闘志也、頼む…祖国エルダーを救えるのは、お前だけだ…あれが、あれが2300年の未来へ旅立てる、タイムシップの入口だ…」
震えるテラルの手を、闘志也がしっかりと握る。テラルは死んだ。

闘志也は逃げたガガ―ンに追いついた。再び戦闘。ガガーンが銃を連射するが、闘志也には何度撃っても命中しない。闘志也は銃を構えて近づいて行く。
闘志也「ガガーン、この銃にイオの仲間、地球の仲間、そして虫けらのように殺された仲間の怒りが込められている。この銃に、最後まで平和を叫び続けた人々の、魂が宿っているんだ！」
ガガーンの銃のエネルギーが尽きた。闘志也の銃弾が、ガガ―ンの胸に当たった。フラフラと歩み寄るガガ―ンの眉間を、さらに撃つ。ガガ―ンは崩れ落ち、仲間たちの前に落下した。銃を捨てる闘志也。
闘志也（…戦いは終わった…)

イオの復興作業を、車に乗ったジュリィと謙作が希望を抱いて見ている。そこへ闘志也を捜している理恵たちがやって来た。ジュリィは、墓参りに行いっていると教えた。

闘志也は、父である太一郎の墓の前に立っていた。その隣には、テラルの墓が建てられている。星空に向かって、父さん！、テラル！、と闘志也は叫ぶ。

修理されたゴッドシグマが、タイムシップの入口の前に立っている。その姿を見ているジュリィ、謙作、理恵たち。

ゴッドシグマの中の闘志也。
闘志也（…みんな、イオは頼んだぞ。いつの日か、故郷のイオへ戻れる日まで）
タイムシップが作動し、ゴッドシグマは光に包まれた。皆の目の前でその中に消えていく。

ナレ－ション「壇闘志也、18歳。彼は今、2300年の未来へと旅立った。これは、宇宙を愛し、未来を信じ、ひたむきに平和を求め戦い抜いた男の物語である」

その後の『宇宙大帝ゴッドシグマ』

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海陸空で合体してどうして宇宙大帝になるのか謎ですが、ポピー製の超合金がカッコよかった思い出があります。

その後の『宇宙大帝ゴッドシグマ』はとしては、長らくソフト化にめぐまれませんでした。レーザーディスクもVHSもなし。やっと2011年になってDVDが発売されました。

現在では「Amazonプライム」や「東映アニメオンデマンド」でも視聴できます。良い時代になりましたね。

この2011年にはバンダイ「超合金魂」で、2015年には「スーパーロボット超合金」としてゴッドシグマが発売されています。みんな大好き合体ロボ！

ちなみに新潟市で行われる同人誌即売会『ガタケット』では「昼の儀式」として、主題歌「がんばれ宇宙の戦士」のサビに合わせて手拍子を参加者で行います。パパン！