via www.amazon.co.jp
その日も服役中の夫をもつ極道の妻たちの会、「懲役やもめの会」は華やかににぎわっていた。会を主催する粟津環(岩下志麻)は堂本組若頭補佐・粟津組組長の妻である。彼女もまた四国の刑務所に収監された夫の帰りを待ちながら組を守る身であった。環の実家は貧しい町工場。借金と病に苦しみながらも父(大坂志郎)はコツコツと仕事を続け、妹の真琴(かたせ梨乃)も慣れないスナック勤めで家計を助けている。そんな実家に母の法事で戻った環は真琴に縁談を持ちかける。
劇中の名台詞
「うちは極道に、惚れたんやない。惚れた男が、たまたま極道だったんや」
「あほんだら、撃てるもんなら、撃ってみぃ」
「あほんだら、撃てるもんなら、撃ってみぃ」
極道の妻たち(予告編) - YouTube
via www.youtube.com
任侠映画の世界では脇役であった'極道の妻'に焦点をあて、'強い女'を描く異色の作品。家田荘子の原作ルポルタージュをベースにした大ヒットシリーズ'極妻'の記念すべき第1作である。五社英雄監督がヤクザ社会の裏側で生きる妻たちの泣き笑い、生き様をリアルに描く。
極道の妻たち 最後の戦い(1990年)
十朱幸代演じる「極道の妻たちII」(1987年)、三田佳子演じる「極道の妻たち 三代目姐」(1989年)を経て、再び岩下志麻が主演を務めた作品。
待ち望んでいたファンも多かったかもしれません。
待ち望んでいたファンも多かったかもしれません。
via www.amazon.co.jp
関西の広域暴力組織の中松組が跡目相続問題で分裂して5年、抗争を続けていた川越会は疲弊し抗争終結を模索していた。だが、そんな川越会にあって夫の組長(小林稔侍)が服役中の瀬上組の姐芙有(岩下志麻)だけが強硬策を主張する。そんな折、かつて中松組に夫を射殺された夏見(かたせ梨乃)という女が現れる。女ながらに兄弟分の盃を交わした芙有と夏見。見かけは終結したと思われていた抗争だったが中松組の政略によって燻ぶっていた火種がはじけようとしていた。
劇中の名台詞
「これが極道の女房としての、わての決着(けじめ)や」
極道の妻たち 最後の戦い(予告編) - YouTube
via www.youtube.com
さよなら、戦争を忘れた男たち。女の手に拳銃(チャカ)は重かった。知られざる「極道の妻たち」の世界を描いて大ヒットを記録した人気シリーズ第4弾。極道が戦争を放棄した時、その妻たる女たちは、どんな行動に打って出るのか!?ラディカルで激しい女の殴り込みなど大胆シーン満載!華々しくハードなファイナルにふさわしいシリーズ最高最大の波乱が巻き起こる。
新極道の妻たち(1991年)
組の存続と母親の間で揺れる岩下志麻が印象的な作品。
via www.amazon.co.jp
二代目亡き後、未亡人・加奈江(岩下志麻)が取り仕切る藤波組。そのシマを狙って巨大暴力団の尖兵・角谷組の動きが活発化し始める。藤波組も加奈江の娘婿で若頭の宗田(桑名正博)を三代目に据え対抗する構えを見せる。これに異を唱えたのは、加奈江の一人息子・直也(高嶋政宏)である。宗田の融和政策に対して直系の血をひく直也は、角谷組への徹底抗戦を主張。武闘派幹部・国井(西岡徳馬)の支持を得て直也を三代目に押す動きが先鋭化する。しかし直也に跡目をどうしても継がせたくない者が二人いた。角谷と密約を交わした宗田。そしてもう一人は、母としての心情を胸に秘めた加奈江であった。
劇中の名台詞
「わてを誰と思うとんのや、ここにおんのは、
あんたを産んだ母親やない。藤波組二代目霊代や」
あんたを産んだ母親やない。藤波組二代目霊代や」