アメリカン・ミュージックをベースに異彩を放ち、POPシーンで活躍したバンド『ロッテンハッツ(Rotten Hats)』
2017年1月23日 更新

アメリカン・ミュージックをベースに異彩を放ち、POPシーンで活躍したバンド『ロッテンハッツ(Rotten Hats)』

90年代に活躍した日本のロックバンドで、'60年代ポップスを中心にノスタルジックなギターポップサウンドを演奏していました。

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1994年、音楽性の違いにより解散しました。

懐かしのロッテンハッツ関連

ロッキングオンジャパン(1993年10月号)に掲載され...

ロッキングオンジャパン(1993年10月号)に掲載された写真。

雑誌には片岡 明人のインタビューが掲載されていました。

雑誌には片岡 明人のインタビューが掲載されていました。

これはデビュー前のロッテンハーツのフライヤー(1990...

これはデビュー前のロッテンハーツのフライヤー(1990年2月10日)

音楽雑誌PATi PATi (1993年4月号)で掲載...

音楽雑誌PATi PATi (1993年4月号)で掲載された、聖ロッテンハッツ学院の卒業アルバム写真

片岡 明人が語るバンドの音楽性と影響を受けた『ザ・ブルーハーツ』について

加藤ひさし(ザ・コレクターズ)×片寄明人の対談で、ロッテンハッツのバンドの方向性とバンド『ザ・ブルーハーツ』の歌詞に影響を受けた事を語っていました。
片寄 「うーん、やっぱり、ロッテンハッツというバンドでデビューしたのがすべてを象徴していると思うんですけど、僕は、凄い人を見ると、その人と同じことをやっても意味がないと思っちゃうんですよ。だから僕はコレクターズみたいな曲も書かなかったし、ブルーハーツみたいなビート・パンクにもいかなかった。同世代にフリッパーズギターがいるんですけど、彼らにも同じことを感じて、ネオアコはやりたくないと思い、それで当時誰もやっていなかった、デッド・ヘッズみたいに髪を伸ばして、バンジョーとかマンドリンもってジャグ・バンドをやるようなロッテンハッツのスタイルを選んだんです。だから、音楽的な面に関してはむしろ逆説的な意味で影響を受けた感じですね(笑)。でも歌詞という部分に関しては、僕は無意識のうちに、加藤さん、ヒロトさん、マーシーには影響を受けているんだと思う。その系譜の後ろにくっついているなという自覚はありますね。いわゆる、少年が大人に成長していくときの軋轢というのかな。僕のなかにもいまだに脈々と、そういう感覚は残っているんですよね。悲しいかな40になっても(笑)。社会に適合できていない感じというか」
加藤 「お前は40って言うけど、俺なんて49になってもあるんだよ(笑)」
片寄 「そうなんですよね(笑)。つまり、そういうことなんです。ブルーハーツが描いている自分と社会との軋轢っていうのは、誰にも多かれ少なかれ付きまとってくる普遍的なテーマだと思うんです。だからこそ彼らの歌詞はいつまでも古びたものにならないんでしょうね。実際、ブルーハーツの歌詞を今読んでも恥ずかしくないですから。でも、ブルーハーツの後を追って出てきたバンドの歌詞は恥ずかしい。本当にやめて、と思う(笑)」
当時、片岡 明人以外にもブルーハーツに影響されたバンドは多い筈です。また片岡 明人は活躍しているバンドの真似をするのではなく、自らバンドの色を作り出しました。

解散後について

片寄 明人と高桑 圭と白根 賢一は、1995年にGRE...

片寄 明人と高桑 圭と白根 賢一は、1995年にGREAT3を結成して活動しています。

1995年、東芝EMIからシングル「Fool & The Gang」でメジャーデビュー。

2004年にGREAT3は、一度活動停止していますが再結成しています。
3人は、それぞれソロなど色々と現在も活動しています。
下記は、GREAT3になってからのメンバーの映像です。

ロッテンハッツ解散からGREAT3結成、1996年のコメント - YouTube

GREAT3  LIVE1 - YouTube

真城めぐみ、中森泰弘、木暮晋也は、1995年にヒックス...

真城めぐみ、中森泰弘、木暮晋也は、1995年にヒックスヴィルを結成して活動しています。

1996年、ソニーレコードからシングル『バイバイブルース』でメジャーデビュー。

この3人もまたソロやユニットを組んで活動したりしています。
下記は、ヒックスヴィル になってからのメンバーの映像です。

ヒックスヴィル 「バイバイ・ブルース」 (CLIP) - YouTube

ロッテンハッツのメンバーは2分割して新しいバンドになりましたが、それぞれ沢山の曲を発表しています。

ロッテンハッツの音楽映像

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