『闘神伝』とは?
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『闘神伝』(とうしんでん)は、タムソフトが開発し、タカラより発売された対戦型格闘ゲームのシリーズ。1995年1月1日に1作目『闘神伝』(副題含めてのタイトルは『バトルアリーナ闘神伝』)がPlayStation用に発売され、同ハードを中心にシリーズ展開された。
1996年にはOVA化され、全2巻が発売された。
(中略)
本作品はPlayStationのハード発売直後に発売された作品であり、そのライバル機であったセガサターンにおけるキラーソフト『バーチャファイター』と同じくポリゴンを利用する3D対戦型格闘ゲームとして注目を集めた。
ただし、システムは「格闘シミュレータ」を標榜した『バーチャファイター』とは異なり、どちらかといえば『ストリートファイターII』に代表される2D格闘ゲームを踏襲、いわゆるコマンド入力による必殺技の発動などのフィーチャーが盛り込まれていた。また、一部の必殺技についてはボタンを1つ押すだけで技が発動するシステムが搭載されており、本体標準のパッドでプレイすることが多い家庭用ゲーム機においては1つの壁となるコマンド入力の煩雑さを意識させることなく、初心者でも楽しめる環境を提供した。2D格闘ゲームに近い派手な画面エフェクトの存在も相まって、本作品は『バーチャファイター』とは異なったユーザー層への開拓に成功した。
今回の記事では、格闘ゲームとしての『闘神伝』ではなく、あくまでOVA版を中心に紹介していきたいと思います。
OVA版『闘神伝
Vol.1
発売日 :1996年6月21日
Vol.2
発売日 :1996年8月21日
制作 :アニメイトフィルム
メーカー:ムービック
BMGビクターズ
発売日 :1996年6月21日
Vol.2
発売日 :1996年8月21日
制作 :アニメイトフィルム
メーカー:ムービック
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OVA版『闘神伝』のストーリー
ストーリーはOVA版のオリジナルのものです。前半のVol.1では、平穏な暮らしをしていたソフィアがウラヌスに操られ、訪ねてきたエイジに襲いかかる場面や、ショウとそっくりな姿をした闘神兵と闘うところは見逃せないポイントとなっています。
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後半のVol.2では、エリスが結社にさらわれてしまったことで、父親のガイアやエイジ・カインをはじめとした闘神伝メンバー勢揃いとなり、エリス救出に向かう展開となります。
OVA版『闘神伝』と他作品との類似性
格闘ゲームからアニメ化された『闘神伝』。こういった流れは、他の人気格闘ゲームと共通するものといえます。こちらでは、一世を風靡した格闘ゲームと比較して、OVA版『闘神伝』の特徴を掘り下げていきたいと思います。
主人公エイジとカイン
『闘神伝』の主人公といえば、エイジ・シンジョウ。生粋の日本男児で、剣術を体得している冒険家です。そのライバルといえる存在のカイン・アモウは、イギリス国籍ながらも、エイジとは同門の技の使い手となります。
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リュウとケンのキャラクターデザインを参考にしつつも、同じにならないようアレンジを加えたもののように思えます。
ヒロインのソフィア
私立探偵でありながら、結社によって作り出された強化人間という設定。こちらも『ストリートファイターⅡ』に登場する女性キャラクターに通じるものがありますよね。
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この二つのキャラクターを足して、それぞれの要素を組み合わせたような印象を受けます。
SMの女王のような奇抜な恰好も、意図的に春麗やキャミィとは違ったイメージを打ち出すためのものだったように感じられます。
SMの女王のような奇抜な恰好も、意図的に春麗やキャミィとは違ったイメージを打ち出すためのものだったように感じられます。
開発 :タムソフト
メーカー:タカラ