冨野由悠季といえば『機動戦士ガンダム』だと思いますが、他にも沢山の作品を監督しています『重戦機エルガイム』もその一つです。
ロボットアニメとしてスパロボシリーズにも参戦したことがあるのでそこでこの作品を知った人も多いのではないでしょうか。
ロボットアニメとしてスパロボシリーズにも参戦したことがあるのでそこでこの作品を知った人も多いのではないでしょうか。
重戦機エルガイム
『聖戦士ダンバイン』の後番組として制作され、監督は引き続き富野由悠季が務めた。
物語の前半は主人公ダバ・マイロードの成長を軸にコメディタッチで展開されており、優柔不断なダバを2人のヒロインが取り合うというラブコメ的要素の強い演出がなされていた。キャッチフレーズとして「天下を盗るなら妖精と笑え」という本作品世界のことわざを使い、サクセスストーリーであることを謳っていたのがこの頃である[2]。中盤にダバが滅亡したカモン王朝の末裔であることが明かされ、カモン王朝を滅ぼした悪の支配者を打倒するという貴種流離譚的な展開を経てダバたちは苦難と激闘の末に仇敵を倒すが、ダバ自身は新たな統治者となる道を選ばなかったうえ、人格が崩壊した義妹かつ許婚のクワサン・オリビーとともに生まれ故郷の惑星コアムで隠棲するという結末を迎えている。
あらすじ
ペンタゴナワールド。そこは絶対権力者で類い希な美貌と不老不死の肉体を持つオルドナ・ポセイダルの統治下にある世界。
ペンタゴナワールドの惑星コアムに住むダバ・マイロードは親友のミウラー・キャオとダバの父の形見であるヘビーメタル「エルガイム」と友に行方不明の義妹クワサン・オリビーを探す旅に出ていた。
その旅の最中、ダバ達はファンネリア・アムという美少女に出会う。
アムは盗賊のミヤマ・リーリン一家の一味でダバ達を騙しエルガイムを奪おうとするがリーリンと戦うダバを見て彼に一目惚れしてしまう。
リーリン一家を撃退したダバであったが、マシンナリィを2台従えたリーリン一家に再度襲撃される。
スパイラルフローに乗り、反撃していたダバであったが生身の人間に銃を撃つことに抵抗を感じたダバは敵にマシンナリィが2台いることもありエルガイムを動かすことを決意する。
エルガイムを起動したダバは損傷をうけるもリーリン一家を再度撃退することに成功する。
その後、戦闘で負傷したリーリン一家の男から「この手形をアマンダラ・カマンダラという人物に渡して欲しい」と頼まれる。
こうしてダバはペンタゴナワールド全体を巻き込んだポセイダルとの戦いに巻き込まれていくことになるのである。
ペンタゴナワールドの惑星コアムに住むダバ・マイロードは親友のミウラー・キャオとダバの父の形見であるヘビーメタル「エルガイム」と友に行方不明の義妹クワサン・オリビーを探す旅に出ていた。
その旅の最中、ダバ達はファンネリア・アムという美少女に出会う。
アムは盗賊のミヤマ・リーリン一家の一味でダバ達を騙しエルガイムを奪おうとするがリーリンと戦うダバを見て彼に一目惚れしてしまう。
リーリン一家を撃退したダバであったが、マシンナリィを2台従えたリーリン一家に再度襲撃される。
スパイラルフローに乗り、反撃していたダバであったが生身の人間に銃を撃つことに抵抗を感じたダバは敵にマシンナリィが2台いることもありエルガイムを動かすことを決意する。
エルガイムを起動したダバは損傷をうけるもリーリン一家を再度撃退することに成功する。
その後、戦闘で負傷したリーリン一家の男から「この手形をアマンダラ・カマンダラという人物に渡して欲しい」と頼まれる。
こうしてダバはペンタゴナワールド全体を巻き込んだポセイダルとの戦いに巻き込まれていくことになるのである。
主な登場人物
主人公。身長180cm、体重62kg。ヤーマン族カモン王朝の王子(カモン・ワーラーⅤとカモン・レナーテの間の生まれた息子)(角川書店・昭和60年発行より)。15年前にヤーマン族がポセイダルにより滅ぼされた際、養父となるダバ・ハッサーに連れられ脱出。以後、ダバ姓を名乗る。自身がカモン王朝の後継者であることはダバ・ハッサーから知らされていた(幼少の時分ではあったが王都陥落の際の記憶も持っている)が、彼自身はカモン王朝再興の意志はなく、ダバ・ハッサーの今際においても自分はダバ・マイロードでありカモンなど知らないと言い切っていた。
性格はわりと大人しく真面目だが天然系でなにを考えているか分からず掴み所がない。また優柔不断で状況に流されやすい。だが、いざとなるととんでもないことをしでかす質で初対面のアマンダラを殴打する。アムとレッシィが目の前で激しいダバ争奪戦を繰り広げていても常に八方美人を通している。キャオはスケベだがダバはムッツリスケベ。アムやレッシィのあられもない姿を見てはニヤけただらしない顔をすることも多い。
行方不明となった義妹で許婚であるクワサン・オリビーの捜索と立身出世を望むキャオにつきあう形で故郷を後にし、ポセイダル正規軍への入隊を志向したが、成り行きから反乱軍に身を投じることとなる。ポセイダルの治世への疑問から現体制の打倒を志向するようになり、ステラ・コバンの死後に反乱軍を統べるシンボルとしてカモン王朝の継承者であることを明かし、カモン・マイロードを名乗るようになる。ただし、ダバと馴染みの人物たちは誰もカモンとは呼ばない。
戦後は新世界の建設に関わることなく、精神失調を来たしたオリビーを介護するため隠棲する。
乗機は物語前半はエルガイム、物語後半はエルガイムMk-II。
18歳、身長182cm。ダバの幼馴染で、世に出るつもりの無かったダバを連れ出し、共に旅をする。筋肉質でスリムながら大食漢で怪力。性格は脳天気かつお調子者でスケベ。態度も言動も軽薄ゆえにアム、レッシィら女性キャラからはまったく相手にされない。だが優秀なメカニックであり、状況次第でHMの操縦も行う。一行のHM及び艦船のメンテナンスを手がける。鹵獲したADスタックをメッシュ・メーカーと共に改修して後半の主役機となるエルガイムMk-IIを作り上げた。
劇中終盤で原子炉を止めるためリリスと共に放射能被爆してしまう。戦乱終結後はリリスと「ミラリー探し」の旅を始める。
小説版では暴走しかけた原子炉を止めるために放射線を大量に浴びてしまい、終盤で放射線障害で死去した。
初期設定として、ダバと同性愛カップル扱いされると喜ぶ、というものがあったが、作品には反映されていない(5話でダバとキスをする場面はある)。
via ja.wikipedia.org
17歳。黒髪の美しい美少女で本作品のヒロインの一人。元々は舞台女優志望だったが、ミヤマ・リーリン一家にその才能を買われて身を寄せ盗賊家業を働いていたが、ダバの一行を襲った際にダバに惚れ、ダバらと行動を共にするようになる。その後に同じくダバに惚れて一行に加わったレッシィとはダバを巡り恋の鞘当を演じ、物語前半に華を添えている。裏表のあるちゃっかりした性格で好意を寄せるダバにはしなを作って猫撫で声で迫るが、キャオやレッシィに対しては口汚く罵ったり態度も荒っぽい。だが、けなげで一途であり、終盤ではアムがダバに寄せるその想いがフラットの心を動かした。
後にHMにも搭乗、戦闘に参加するようになる。乗機はエルガイム、スペースゴロンゴなど。ダバがエルガイムMk-IIを手に入れて以降、エルガイム専任となる。
小説版ではフル・フラット(=ポセイダル)に親子関係を暗示されていたが、フラットの死亡により決定的な証拠の提示はなされなかった。
本作品のヒロインの一人。年齢不詳。身長30cm、体重0.1kg。この世界ではほとんど絶滅した有翼人「ミラリー」(妖精)の数少ない生き残り。キャオの故郷では、「天下を取るなら妖精と笑え」という言い伝えがある一方、ギャブレーの故郷ではミラリーは災いの元であると信じられている。見世物小屋で見世物にされていたところをダバに助け出され、行動を共にするようになった。登場当初は大人しく争いを拒絶する性格だったが、後半以降はダバを戦いに駆り立てるセリフも多い。ダバに好意を寄せており、アム、レッシィに張り合うことも。
終盤でキャオと共に被爆したことが原因で健康を害し、伏せていることが多かった。戦乱終結後はキャオと同族探しの旅に出た模様(実際の理由はキャオの項参照)。裁縫が得意で、普段着から宇宙服に至るまで、自身が着用する衣服は全てお手製である。また、料理や潜入工作など、様々な活躍をみせた。
池原しげとによるコミカライズ版では暴走しかけた原子炉を止めるために放射線を大量に浴びた後に死去した。
なお、名前の「ファウ」や容姿など、前作「聖戦士ダンバイン」に登場したキャラの「チャム・ファウ」と酷似しているが、作品が作られる段階でチャム・ファウを気に入っていた富野監督の一存で最初から登場することになっていた。[7]声優も既にレッシィ役のオーディションに合格して出演が決まっていたチャム役の川村が二役を演じることになった。川村はレッシィとリリスを演じ分けるため声のキーを変えるなど苦労している。[8]ちなみに本作品が縁となり永野護と川村万梨阿は夫婦となっている。服装はチャムが着用していたレオタード調のものから、北爪宏幸デザインのカジュアルなものに変わっている。登場当初はほとんど台詞がなかった。
本作品のヒロインの一人。身長170cm体重50kg。スリーサイズはB87cm・W55cm・H90cmとナイスバディでいわゆるぺちゃパイのアムから嫉まれる原因の一つでもある。ポセイダル陣営の名家ガウ家の出身。家柄に加え実力も兼ね備えており、若くして十三人衆に取り立てられ将来を嘱望されていたが、ダバに惹かれポセイダル軍を離脱する。性格は気が強く意地っ張りで向こう見ずだが、落ち込みやすい。
当初は乗艦をジャックされてやむを得ずダバたちに従っていたが自らの信念でポセイダル軍を離反すると決意すると身の証を立てるためダバたちの前で全裸になり、その上で髪を切って今後はダバと共に行動することを誓った。このときから髪型がロングの三段レイヤーからショートボブに変わる。
物語の序盤では、ダバを巡りアムとはほぼ同レベルで恋の鞘当を演じながら、深紅のディザードを駆ってダバの戦いを支援していた。だが、馴れ合いのチームではポセイダル軍を打倒することは困難であるとして、自らダバの元を離れてアマンダラの元に身を投じ、ダバらを側面から支援するようになる。再登場後は性格も大人びて落ち着きを見せるようになり、髪型もショートボブからボリューム感のあるセミロングに変更され、髪の色も真っ赤から赤褐色に変わる。
小説版では「目つきの悪いブス」という旨の表記があるが、実際のデザインはアニメ、小説ともに決して醜くはなく、前者では容姿について兵士が「いい女」と評する場面もあった。
乗機はゴロンゴ→ディザードA型→ヌーベルディザード。なお、ディザードはエルガイムの設計図を元に反乱軍が作ったいわゆる量産型エルガイムの試作一号機で、ヌーベルディザードはアマンダラが開発していたADスタック(エルガイムMk-IIの元となった機体)の試作機。
20歳。身長210cm。ダバの宿敵。長身長髪のイケメン。コアムのモーレ・タウン、アラドの出身。いわゆる地方の田舎貴族。家族は両親と妹、そして元ポセイダル軍大隊長だった祖父。成績優秀だったため故郷の村からの期待を背に立身出世のためポセイダル軍に仕官しようとする。故郷の村を後にする際に中古のアローンを贈られている。性格は真面目で尊大だが素直で情に厚く、また惚れっぽい。だが、天然ボケでもあり、本人は至って大真面目だが傍から見るとやることなすことドジで間が抜けていて喜怒哀楽の激しいコミカルなキャラクターとなっている。子供っぽい性格も手伝ってやや蔑称的に『ギャブレーくん』と呼ばれている。キザでクールなのだか熱血漢なのだかよく分からない難儀な男。ダバと同様にムッツリスケベで自慢の二枚目が崩れることも。15歳のクワサンに入れあげていることからロリコンでもある。
盗み食いが縁でダバとは因縁を持つ。真っ直ぐポセイダル軍に参加する筈が成り行きでリーリン一家に加わり、ミヤマ・リーリン亡き後は盗賊団の頭になる。その際の縁で一時ダバたちの元に身を寄せ反乱軍に加わったものの離反したハッシャ・モッシャを後に副官(というよりツッコミ役)に迎えている。その後、アマンダラの推薦でポセイダル軍に入りチャイ・チャーの部下になる。軍人としては有能なのだが、行く先々で問題を起こして上官にとっては頭痛の種となっている。やがて一部隊を率いるようになると今度は部下から頭痛の種に。チャイの戦死後、ネイの配下となり、やがてはポセイダル13人衆に序せられている。ストーリーがシリアス路線となった後半でもコメディリリーフとしての地位を保ち続けた。
クワサン・オリビーに横恋慕するあまりに近衛軍とギワザ軍の間を行き来した挙句に、双方からの信用を失ってしまい、ガストガルでの決戦ではポセイダル軍、ギワザ軍、反乱軍の三つ巴の戦いを静観していたが、最終的に「クワサンを助け出す」という唯一点のみで共闘できるダバに協力するため反乱軍に寝返り、ダバとの共闘でアマンダラやギワザを撃破するなど戦乱の鎮静に尽力する。結局、精神が崩壊したオリビーを自分では支えきれないと判断して自ら身を引いた。乗機はアローン、グライア、バルブド、バッシュ、アシュラ・テンプル、グルーン、アトールなど。リアルロボットアニメにおける主人公のライバルらしく様々な機体に乗り込んだが、量産型のB級ヘビーメタル以外はまともに撃破されておらず、後半ではバッシュ、アシュラ・テンプル、アトールを状況に応じて使い分け、アマンダラとの戦いではバッシュに乗り込んでいる。
通りすがりですが 2020/10/29 19:09
誤字脱字、粗が目立ちすぎて不快。
キャラの名前は違うし文章もひどい。
ファンとして検索してこのページば出てきて欲しくない。