【おともだち】
この子はとっても変な子なんだ。気が小さくて、いつも
ぼくの後に隠れているような子なんだけど、すごく頭が
いいんだ。ぼくには使えない光線銃なんてのも使いこなせるんだ。
【女の子】
ぼくなんかとはくらべものにならないくらい、不思議な力を持った
女の子がどこかにいるらしい。でも、いったいどこにいるんだろう?
遠くからぼくを呼ぶ声は聞こえてくるんだけれど……。
女の子=ララァだったじゃないかと
反省しています。
【もうひとりのおともだち】
けっこう怖い感じのおにいさんだけど、おともだちになって
くれるんだ。でも、最初に逢うときはきっと怖いと思うんじゃないかな。
なんとなく、だけどね。
この設定もまた当時はSFXモノなどでよく見られました。
女の子に呼ばれているのを既に感じている辺り、
ガンダムならまんまニュータイプな主人公です。
物語の大前提。主人公の曾祖父の謎・曾祖母の行方
<ぼくとひいおじいさんの不思議な物語>
(上記画像と同文のため中略)
そして1988年。
大変だ!(中略)ミニーの部屋では電気スタンドが
ガタガタ動きまわっているし、(中略)
これ以上大変なことがあるかい?
(中略)ウチには男はぼく一人。3人のレディを
守らなければならないんだ。(中略)パパに電話しよう。
「それはラップ現象だな。ひいおじいさんが
超能力(PSI)の研究をしていたはずだ。
物置を探せば何かわかるかもしれない」
やっぱりパパはたのもしいや。(中略)
物置の中にはひいおじいさんの日記とか、
けっこう役に立ちそうなものがあった。
(中略)ぼくは決心したんだ。ぼくの力で
この不思議な出来事の原因をつきとめて、
ママとミニーとミミーを守るんだってね。
さっくりと一つ目のメロディーを覚えたり、割と
寡黙にミッションを遂行する主人公です。
それが逆に好きでした。
Mother (FC) Gameplay - YouTube
妹の人形に襲われても、淡々と
こらしめちゃう主人公です。
本当の意味で全年齢対象。冒険と「家族」の物語
平凡な街に住む少年であった主人公が、異星人の
来襲に対し世界を守るというのが基本的なストーリー。
世界の各地に散らばる友達と出会い、力を合わせ、
高度な科学力で地球を侵略しようとする異星人
ギーグとその手下達と戦っていく。
そのため世界中に散らばった歌(エイト・メロディーズ)を
集めることがゲーム上の重要な要素となっている。
世界に悪者がやってきて主人公が退治するのは冒険モノの王道ですね。
では、何が他の作品とは違っていたんでしょう。
このゲームの面白いところは、子供の視点にも親の視点にも
立てる設定があるところです。
主人公の年齢に合わせて、子供なら自分を投影して、
親まではいかない年齢の人は子供時代を懐かしみ、
親の年齢には子供を案じながらも旅へ見送る、
実に全年齢対象!の立場に立って楽しめる貴重な物語だと言えます。
旅に出た主人公が、どこでセーブをするのか。
どこでバットやパンを買うお金をもらうのか。
全ては家族の助けが必要になります。
電話でパパと話して報告したり、銀行口座にお金を振り込んでもらったり。
小さい仕様ですが、こういうシステムが主人公と家族が常にどこへ冒険していても
繋がっている大事な表現になっていて、これがまた小さい感動を生みます。
そのあたりは糸井氏のキャッチコピー通りだなあと感嘆させられます。
愛や優しさ、友情が溢れる感動的なシーン
ジョージの忘れ形見 イヴとの出会い
漠然としていた話の方向が定まってくるので、
感動もひとしおです。
最後のダンジョンで出会うロボット、イヴは
ジョージが異世界から得た知識の結晶でした。
彼の使命は、ジョージの子孫を守ること、と
告げ、この後主人公を守って自爆してしまいます。
時間を超えた家族の愛です・・泣ける。
ちょっとネタバレですが、ロボットもラスボスの
ギーグも、ジョージとマリアは自分の子供と
していたあたり、とっても心温まります。
エイト・メロディーズコンプ!いよいよラストに迫ります
クイーンマリーは思い出してしまった
その城のクイーンマリーはメロディーを求め、
主人公に全て集めてほしいと依頼していました。
集めた歌を伝えると、彼女は思い出してしまいます。
自分が、ジョージの妻、マリアだったこと。 宇宙で、
エイトメロディーズを子守歌に ギーグという幼い
宇宙人の子供を育てていたこと。
「ナカジマ」って名前、つけてました・・。
(カツオの同級生ですね)