今回は、シャア専用ゲルググと、量産型ゲルググの二つを当然用意してみたのだが。
量産型ゲルググは、それだけではバリューが薄いと思われたのか、それとも先行していたシャア専用ゲルググに対するwebでのダメ出し反応を見て、今後のバリエーション展開が期待薄と感じ取ったのか、最初からMSVのゲルググキャノンのパーツが一式、追加で入っており、量産型ゲルググとゲルググキャノン、どちらかコンパチで組める仕様になっている(だから、ゲルググキャノンの追加パーツ分だけ、シャア専用よりも100円高い)。
ゲルググキャノンは、旧キットMSVシリーズで、13番目に当たるキットとして1/144で、1983年の9月に発売された。
この時点で「ゲルググに当たりなし」を払拭しようとした意欲的なガンプラであり、その出来もよく、その金型は『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)で、肩バインダーなどを改修されてリゲルグとして改めて発売されたほどであったが、なにせMSVの頃はまだ、ガンプラはポリキャップは標準装備ではなかったので、このキットも可動がかなりアクティヴに進化しているのだが、全てがプラ関節なので、今の時代では評価はし難い立ち位置になってしまっている。
量産型ゲルググは、それだけではバリューが薄いと思われたのか、それとも先行していたシャア専用ゲルググに対するwebでのダメ出し反応を見て、今後のバリエーション展開が期待薄と感じ取ったのか、最初からMSVのゲルググキャノンのパーツが一式、追加で入っており、量産型ゲルググとゲルググキャノン、どちらかコンパチで組める仕様になっている(だから、ゲルググキャノンの追加パーツ分だけ、シャア専用よりも100円高い)。
ゲルググキャノンは、旧キットMSVシリーズで、13番目に当たるキットとして1/144で、1983年の9月に発売された。
この時点で「ゲルググに当たりなし」を払拭しようとした意欲的なガンプラであり、その出来もよく、その金型は『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)で、肩バインダーなどを改修されてリゲルグとして改めて発売されたほどであったが、なにせMSVの頃はまだ、ガンプラはポリキャップは標準装備ではなかったので、このキットも可動がかなりアクティヴに進化しているのだが、全てがプラ関節なので、今の時代では評価はし難い立ち位置になってしまっている。
閑話休題。
筆者は、1st世代ではあるが、MSVはさすがに追いかける年齢でもなかったので、このHGUCでも、ゲルググキャノンに用はないので、ゲルググキャノン用パーツは速やかにジャンク流用パーツ行きである。
このキットの、他のバリエーションとしては、後に2013年頃、こっそりとプレミアムバンダイweb通販限定で、ライフルだけ新規パーツで、後は成型色だけを変えた、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年)のガトー専用ゲルググが発売されたらしいが、筆者はそんなアニメの存在すら認めていないので用はない。
塗装に関しては、むしろこのキットの場合、ABS樹脂のパーツにしか塗る要素はないので、上でも書いたプライマーを吹いて、ライフルをミディアムブルー、ライフルのスコープ部分をピンク、関節部分を、シャア専用はシャアピンクで、量産型はニュートラルグレーで、それぞれ塗装。
ちなみに、量産型ズゴックのモノアイと似たような逆の例として、1stマニアであれば外してはならないツボが「ゲルググの腹部のコックピットハッチの色は、量産型ではボディと同じグリーンだが、シャア専用機ではピンク、それも、四肢のシャアピンクとは色合いが違う、純粋なピンクで塗られていること」という蘊蓄がある。なのでそこは忘れずにしっかりピンクで塗装。
筆者は、1st世代ではあるが、MSVはさすがに追いかける年齢でもなかったので、このHGUCでも、ゲルググキャノンに用はないので、ゲルググキャノン用パーツは速やかにジャンク流用パーツ行きである。
このキットの、他のバリエーションとしては、後に2013年頃、こっそりとプレミアムバンダイweb通販限定で、ライフルだけ新規パーツで、後は成型色だけを変えた、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年)のガトー専用ゲルググが発売されたらしいが、筆者はそんなアニメの存在すら認めていないので用はない。
塗装に関しては、むしろこのキットの場合、ABS樹脂のパーツにしか塗る要素はないので、上でも書いたプライマーを吹いて、ライフルをミディアムブルー、ライフルのスコープ部分をピンク、関節部分を、シャア専用はシャアピンクで、量産型はニュートラルグレーで、それぞれ塗装。
ちなみに、量産型ズゴックのモノアイと似たような逆の例として、1stマニアであれば外してはならないツボが「ゲルググの腹部のコックピットハッチの色は、量産型ではボディと同じグリーンだが、シャア専用機ではピンク、それも、四肢のシャアピンクとは色合いが違う、純粋なピンクで塗られていること」という蘊蓄がある。なのでそこは忘れずにしっかりピンクで塗装。
こうして、シャア専用ゲルググと、量産型ゲルググは準備が完了した。
旧キットと並べてみると分かるが、HGUC ゲルググの方が頭一つ以上、背が高く作られている。なぜかというと、ゲルググの頭頂高は19.2m(21.0m説あり)と設定されているが、旧キットの場合は、シャア専用の角の頂点までを頭頂高としてサイズを設定していたのだが、HGUCでは量産型の頭のてっぺんまでを頭頂高として設計しているためと言われている。この説の信憑性は正確には分からず。
しかし、ゲルググMやゲルググJなど、派生デザインでは傑作キットが並ぶのに、なぜいつまで経っても無印ゲルググ決定版の傑作キットが出せないのか、謎のままのゲルググである。
旧キットと並べてみると分かるが、HGUC ゲルググの方が頭一つ以上、背が高く作られている。なぜかというと、ゲルググの頭頂高は19.2m(21.0m説あり)と設定されているが、旧キットの場合は、シャア専用の角の頂点までを頭頂高としてサイズを設定していたのだが、HGUCでは量産型の頭のてっぺんまでを頭頂高として設計しているためと言われている。この説の信憑性は正確には分からず。
しかし、ゲルググMやゲルググJなど、派生デザインでは傑作キットが並ぶのに、なぜいつまで経っても無印ゲルググ決定版の傑作キットが出せないのか、謎のままのゲルググである。
市川大河公式サイト
光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー
2018/9/20 00:54
あいや待たれい!マリーネは発売されませんでしたよ!
0083の旧キットはガンダムたちとテトラだけです。
他の連中は21世紀に入ってからMGやHGUCでようやく登場、という流れでした。
シーマゲルググはもちろん、F2ザクやジムキャノンすら出ないのはさびしかったですねえ