【秋山準&大森隆男 独占インタビュー①(秋山準編)】デビュー25周年!全日本プロレス秋山社長が語る、これまでとこれからの全日本プロレス!
2018年4月16日 更新

【秋山準&大森隆男 独占インタビュー①(秋山準編)】デビュー25周年!全日本プロレス秋山社長が語る、これまでとこれからの全日本プロレス!

10月21日にデビュー25周年記念大会を横浜文化体育館で行う秋山準・全日本プロレス社長。全日本プロレスの象徴である馬場さんにスカウトされての入団から25年。今は全日本プロレスの社長を務めている秋山選手に、25周年記念大会を迎えるにあたって、これまでとこれからの全日本プロレスをミドルエッジ読者に対して語って頂きました。

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「秋山準&大森隆男」独占インタビュー①(秋山準編)

(右)秋山準選手と(左)大森隆男選手の固い握手

(右)秋山準選手と(左)大森隆男選手の固い握手

2017年、お二人はともに選手生活25周年です!
92年、全日本プロレスで颯爽とデビューし、四天王とも互角の戦いを繰り広げ、現在は全日本プロレスの社長として活躍する秋山準選手。

今年はプロレスラー生活25周年。
その25周年を記念する10.21横浜文化体育館大会では、同期であり同志である大森隆男選手と組み、世界タッグ選手権にも挑戦することが決まっている。

「社長業とレスラー」二足の草鞋を履きながらの25周年を迎えることとなった秋山選手に、これまでとこれからの全日本プロレスを語って頂いた。
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-デビュー25周年にあたり、デビュー当時のお話をお聞かせください。

大学時代に馬場さんからスカウトされて全日本プロレスに入りました。
同じ大学の先輩には既に新日本プロレスに入った方、中西さんや永田さんとかが先輩でいて、そこまで成績がよくなかった僕は馬場さんに拾っていただいた意識が強かったです。
拾ってもらった馬場さんに報いるためにも先輩たちには絶対に負けられないという思いが強かったですね。

-スカウトされるきっかけとなったレスリングに取り組み始めたのは?

レスリングは高校から始めたのですが、就職に有利になるから体を使う部活をやろうと思って友達何人かと柔道部に入ったのがきっかけです。 当時柔道部の隣にレスリング部があって、重量級が足りなかったときにレスリング部に駆り出されるような形でたまたま大会に出たんですよ。
それが大阪の府大会決勝まで行って、そんな経験がきっかけで本格的にレスリングをやるようになったんです、高校二年生からですね。

-小学生や中学生の頃から、プロレスへの憧れはございましたか?

実は小学校から中学くらいまでは水泳やってたんですよ。

プロレスへの憧れは…お祖父ちゃんが好きだったんでプロレスの会場に連れて行ってもらった記憶はあるですけど、プロレスラーになりたいという意識は無かったですね。

そこは大森選手とは大分違うと思うけど(笑

-上京は大学進学と同時期でいらっしゃいました。

そうなんです。実は大学入学時に僕の高校からはもう一人入っていて、大学側としてはそいつのおまけみたいな感じだったらしいんですよね。

それを聞いたら悔しくてレスリングに熱が入るようになったし、大学の先輩方が強い人ばかり(新日本プロレスの中西学選手など)だったんで、おかげで普通に強くなりましたね。

往時を回想する秋山選手

往時を回想する秋山選手

-大学からスカウトで全日本プロレスに入団なさいました。ファン目線からするとまさにプロレスエリート街道に見えます。

よくそう言われるんですけどね。でもその分、周囲の僕を見る目が他選手と違うってのは感じてましたよ。
スカウトで入ってきたのが僕以前では天龍さんとか鶴田さんだったんで、そこと同じ目線で比べられてたのはプレッシャーとして感じてましたね。

当時の全日本プロレスはなかなか目上の人にモノを言える体制ではなかったですね。四天王が絶対的な存在として君臨していたし、そこを突き破らないといけないなと常々思ってましたね。

よく「プロレス頭がある」なんて評されてきましたが自分ではよく分からなくて、ただただお客様がウケてくれるようなものを常に考えていかないとって感じでしたね。

-今年は選手生活25周年。その一方で現在は団体社長としてのお立場もあります。そのことについては率直にどのようなお気持ちですか?

全日本プロレスに生まれプロレスリング・ノアで育ち、あと何年かで引退だなと考えたときに、当時は武藤さん率いる全日本で馬場さんの頃とは違ったんですけど、それでも"全日本"と名前の付いた団体で終わりたいなと思って帰ってきたんですよね。そしたら、終わるつもりが色んなことがあって(笑

レスリング始める高校の頃から僕は全部周りの人に導かれてきたと思っていて、今の社長業も周囲に促されてここに至ったと思ってるんですね。

そもそもレスリングがそうですから。就職に有利と思って柔道部に入ったら、ひょんなことでレスリングに。そしてレスリングで大学に行けることになった。

大学卒業したら就職しようと思って内定までもらってみたけど、そこで馬場さんにスカウトしてもらって自分の可能性を試してみようと全日本プロレスに入団した。縁があったといえばそれまでですが、全部自分から動いた道ではないような気がしているんですよね。もちろん、行った先では全力でやるってのは昔から変わらないんですが。

自分の実力というよりは周りの人に支えられて上手く導かれてここまでこれた25年。それで今、全日本プロレスの社長をやらせていただいているってのが率直なところですね。

-実際のところ、社長業とプロレスラーの兼務というのはいかがですか?

選手だけやってる方が楽ですね。
社長と言う肩書があると言いたいことも言えないし、やりたいことも出来ないですからね。
それでも社長としてのやりがいも感じてるんで、それが自分の結果であれば、社長業に全力を尽くすだけですね。

-ファンの視点からすると、25年前のプロレスと現在のプロレスは変わったような気もしますが変わった点、変わらなかった点伺ってもよろしいですか?

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