もっとも、この写真で見る限りは、HGUCのアレンジも(イマドキという意味では)悪くなく、後はもう、キット自体のポテンシャルの差の問題なのだけど、どうにもこうにも旧キットの方は、志高くも追いつかずというよりも、アレもコレもと要求され過ぎてしまい、ガンプラの本来の商品価値がおろそかにされ過ぎたという感が否めない。
さて、ここでいつものテーマ。
「市川大河は、シミルボンの『機動戦士ガンダムを読む!』での、ガンダムシリーズの名場面を再現するだけなら、最新のHGUCを使えばいいだけなのに、なんで旧キットを持ち出して(しかも批判しまくりで(笑))作って紹介しているのか」
その回答は、こちらのアニメ本編画像をご覧になっていただければわかる。
さて、ここでいつものテーマ。
「市川大河は、シミルボンの『機動戦士ガンダムを読む!』での、ガンダムシリーズの名場面を再現するだけなら、最新のHGUCを使えばいいだけなのに、なんで旧キットを持ち出して(しかも批判しまくりで(笑))作って紹介しているのか」
その回答は、こちらのアニメ本編画像をご覧になっていただければわかる。
劇中では、実はクェスのヤクト・ドーガの活躍シーンはそれほど多くはない。ニュータイプの素質を開花させる試験のときと、初の実戦で、まぁビーム・ガトリングは使うんだけど、精神的に不安定で、その後すぐにガトリングごと右腕を吹っ飛ばされてしまう。
このクラッシュ再現では、まぁぶっちゃけHGUC版をもう一つ買ってくるか、バンダイお客様相談センター宛てに、右肩パーツ一通りを請求して、それらでクラッシュパーツを作るという手もあったのだけど「もう一個買って丸々クラッシュモデル」の予算はリ・ガズィが持ってちゃったし、パーツ請求しようにも、意外と右肩全部のパーツって数が多くてリスクも大きい(たまに、請求したパーツがないと、それ以外のパーツだけ送ってくるという真っ当な判断をされるのだが、こっちにしてみるとそれが一番困る)。
むしろ出番的にはクラッシュ版の方がいろいろ重要なので、どうしようかと思っていたところでこのキットを見つけたので、あぁちょうどいいやで、このキットの右肩をクラッシュさせることに決めたという次第。
肩でクラッシュしていれば、肘の曲がる方向も気にならないしね。
このクラッシュ再現では、まぁぶっちゃけHGUC版をもう一つ買ってくるか、バンダイお客様相談センター宛てに、右肩パーツ一通りを請求して、それらでクラッシュパーツを作るという手もあったのだけど「もう一個買って丸々クラッシュモデル」の予算はリ・ガズィが持ってちゃったし、パーツ請求しようにも、意外と右肩全部のパーツって数が多くてリスクも大きい(たまに、請求したパーツがないと、それ以外のパーツだけ送ってくるという真っ当な判断をされるのだが、こっちにしてみるとそれが一番困る)。
むしろ出番的にはクラッシュ版の方がいろいろ重要なので、どうしようかと思っていたところでこのキットを見つけたので、あぁちょうどいいやで、このキットの右肩をクラッシュさせることに決めたという次第。
肩でクラッシュしていれば、肘の曲がる方向も気にならないしね。
実際問題として、右肩のどのあたりまでをどのタイミングでクラッシュさせるかは相当悩んだのだけれども、80年代までのメカアニメでは当たり前だったんだけど、メカ描写に拘った『逆襲のシャア』でさえ、「カットごとにクラッシュ状態が異なる」作画の現象が起きていて。
まぁこちらとしては、最大公約数的に、「ムーバブル・フレームが内蔵された右肩が派手に損傷している」を再現出来ればいいか、的にモデリングした次第。
まぁこちらとしては、最大公約数的に、「ムーバブル・フレームが内蔵された右肩が派手に損傷している」を再現出来ればいいか、的にモデリングした次第。
塗装に関してはあまり覚えていないのだけれども、基本の赤はキットのままで、ファンネルをイエロー、白をホワイト+ダックエッググリーン、パイプ類をミディアムブルーで筆塗りしたという記憶がある。
難所も弱点も欠点も、許しがたい点も多数あり、この時期のガンプラの無理矢理な「はめ込み式完成」「水性塗料推し」への落胆と反発があったため、大河さんは今でも「足りないと思った箇所は迷わずMrカラー筆塗り」「どんだけスナップフィットだろうと、可動箇所以外はタミヤセメントで接着」を頑なに守り続けるへの反面教師にさせてもらった。
ガンプラの一つの大きな転換期としては、1/144ガンダム、旧HGガンダム、旧HGグフカスタム等と並んで、句読点としては再評価が待たれるシリーズではあると思っている。
ガンプラの一つの大きな転換期としては、1/144ガンダム、旧HGガンダム、旧HGグフカスタム等と並んで、句読点としては再評価が待たれるシリーズではあると思っている。
市川大河公式サイト
光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー