第8回山田風太郎賞発表! 同賞歴代受賞者6名の競作に加え、第3回受賞者冲方丁ほか豪華4大連載も。(『小説 野性時代』12月号)
2017年11月16日 更新

第8回山田風太郎賞発表! 同賞歴代受賞者6名の競作に加え、第3回受賞者冲方丁ほか豪華4大連載も。(『小説 野性時代』12月号)

KADOKAWAが送るエンターテイメント小説誌『小説 野性時代』の12月号が11月13日より発売されました。第8回山田風太郎賞の激戦を制した作品の他、冲方丁、高杉良、東山彰良、本多孝好の豪華4大新連載、東山彰良×葉室麟の対談などを収録!

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『小説 野性時代』2017年12月号発売

『小説 野性時代』2017年12月号

『小説 野性時代』2017年12月号

今月のトピックス

第8回山田風太郎賞を発表! 歴代受賞者6名による競作を掲載

豪華4大新連載

冲方丁、待望の新作「麒麟児」が連載開始

『光圀伝』(第3回山田風太郎賞受賞作)から5年、幕末を舞台に男たちの生き様を描く待望の新連載!

直木賞作家・東山彰良が挑む新連載、時代小説「夜汐」

尊王攘夷の嵐が吹き荒れる幕末は、江戸。亀吉が開いた内緒のはずの花会に、チンピラたちが金を目がけて踊り込み……。

早くも第2シーズン連載開始! 本多孝好「dele 2」

亡くなった作曲家の自宅で、祐太郎は警察と鉢合わせに。依頼人は事件に巻き込まれていたのではと疑うが――。

経済小説の第一人者が描く日本ベンチャーの挑戦! 高杉良の新連載「雨にも負けず」

IT産業の巨人、米国グーグル社に勝利して世界にその名を売ったイーパーセル株式会社。熱血社長・北野譲治の原点は――。

【待望の本誌初連載】「夜汐」連載開始記念対談 東山彰良×葉室 麟 歴史は、草莽に宿る――

『小説 野性時代』からのおすすめ連載

江國香織「去年の雪」(第2回)

夏祭りの夕、雅人の前に現れたのは真冬の格好をした少女だった――。さまざまな人生が交錯し、過去が現在に、現在が過去に呼応する。

はらだみずき「選ばれし風の戦士 サッカーボーイズU-18」(第2回)

辞めるのか、それとも最後まで続けるのか。キャプテンの退部で揺れる青嵐高校サッカー部で遼介が下す決断は――。

『小説 野性時代 第169号 2017年12月号』

定価:本体796円+税
発売日:2017年11月13日
発行:株式会社KADOKAWA

http://www.kadokawa.co.jp/product/321701000314/

ピックアップ

山田風太郎

 1922年生まれのエンタメ小説の大御所。
「日本史上最大の作家は誰か」
 という話をする際に名前が挙がってもなんの不思議も無い先生。

 個人的には「日本史上最大のエンタメ作家」は山田風太郎先生がかなり強いのではないかと予想。
 とはいえ直木三十五とか司馬遼太郎とか他の候補者もすさまじい面々なのでかなりアツい闘いが期待(?)される。
山田風太郎

山田風太郎

 代表作はたくさん。それはもうたくさん。

 通りが良いのは《甲賀忍法帖》《魔界転生》あたりであろう。
 このふたつは山田風太郎作品を読んだことが無いという人が知っていてもおかしくない作品である。

 先生は東京医科大学出身なので医学士号を持っている。
〝それはさておき作品にはすごい忍術が登場する〟

 どうすごいかという点については《甲賀忍法帖》を見ていただければわかるのですが、
《身体が柔らかく、ふくらんで水に浮いたり一時的に空を飛ぶことも可能》
《すごい美女だけど吐息が猛毒のため一緒に寝ると死ぬ》
《肌が触れると離れない。血を吸う。吸われたらミイラになる》
 こんな感じです。

 昨今の《能力バトルもの》の原点のひとつは山田先生である、という説も。
 いちアニメファンとしては頭が上がらない先生のひとりですね。
甲賀忍法帖

甲賀忍法帖

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜

『野性時代』

 角川の文芸誌。1974年開始。
 96年に一度休刊し、新『野性時代』として2003年に復活。
 現在の『小説 野性時代』に名前が変わったのは2011年のこと。
 もはや《文芸誌》という存在がだいぶレトロな存在だと言えるかもしれない。
 ……言えないかもしれない。

『野性時代』は昭和終盤の文芸黄金期――1980年代に直木賞を散々獲得した。
 が、個人的に特筆しておきたいのは池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」。
 1977年の第77回芥川賞受賞作品である。直木賞ではなく芥川賞の方。

「エーゲ海に捧ぐ」はちょっとした問題作品であった。
 文化勲章作家、瑞宝章作家である永井龍男が芥川賞選考員を辞したのは村上龍「限りなく透明に近いブルー」とこの「エーゲ海に捧ぐ」のせいであったという。
 もちろん「限りなく透明に近いブルー」も問題作品であったわけだが、芥川賞絡みの作品なのだから問題の1個や2個なくてはおもしろくない、という意見もある。

 文芸の歴史がここに1ページ、と言ったところだろう。
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