日本に最高のギターリストは何人もいますが”B’z”松本孝弘も間違いなくその一人です。
2016年6月3日 更新

日本に最高のギターリストは何人もいますが”B’z”松本孝弘も間違いなくその一人です。

日本には崇拝されるギターリストが何人もいますよね。若い頃は「誰が一番」みたいな話も大いに盛り上がりました。そんな話に出てくる一人”B’z”の松本孝弘についてまとめます。

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松本孝弘

松本孝弘

松本孝弘

松本孝弘(1961年3月27日 - )は、日本のギタリスト、作曲家、アレンジャー、音楽プロデューサーであり、音楽ユニット・B'zのメンバーである。ビーインググループのVERMILLION所属。
自身のソロ活動では、作詞、ボーカルも担当したこともある。クレジットは『TAK MATSUMOTO』(タック・マツモト)という名義を主に使用。
2011年2月14日、第53回グラミー賞で『TAKE YOUR PICK』が「最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム」部門を受賞しました。

B'z松本グラミー受賞作 Larry Carlton & Tak Matsumoto 「JAZZY BULLETS」 - YouTube

B'zデビューの前は?

TM NETWORKのサポートメンバーだった

TM NETWORKのサポートメンバーだった

1981年高校卒業後、ミューズ音楽院に進む。音楽理論は苦手だったがギターの技能は当時から高く、当時の講師にプロでやっていったほうがいいと言われ、中退。自身のバンド「マクベス」のデモテープをきっかけに音楽事務所・ビーイングに所属し、プロとしての活動を開始。
下積みとしてセッションギタリストや、多数のアーティストのスタジオ・ミュージシャンとしてプロ活動をスタート、主にビーイング系の女性ロック・アーティストのレコーディングを中心に活動。
1984年、浜田麻里のレコーディングに参加。また杉本誘里、早川めぐみに曲を提供し、レコーディングにも参加。
1985年、TM NETWORKのレコーディングに参加。のちにTM NETWORKからツアーサポートのオファーを受ける。並行して浜田麻里のレコーディングやツアーに参加。
1988年、ヤマハから松本の名前を冠したギター、MG-Mのプロトタイプが製作され1995年頃までMG-Mを使用する。後に幾多のマイナーチェンジを挟み一般販売される。
5月21日、メルダックレーベルより、1stアルバム『Thousand Wave』をリリース。
9月21日、ボーカリストの稲葉浩志と音楽ユニット「B'z」としてBMGビクターよりデビューし、現在に至る。B'zでは「孤独にDance in vain」以外全ての全ての楽曲を作曲。並行して、女性歌手等のレコーディングに参加。
1989年、8月30日の『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』をもってTM NETWORKのサポートを終了。

Mステ入場 - YouTube

ギターの演奏技術

世界から高く評価されるギターの演奏技術

世界から高く評価されるギターの演奏技術

ギターの演奏技術が高く評価され、1999年から、日本人ギタリストで初めてギブソンから彼の名前を冠した、レスポールのシグネチャモデルが発売されている。
ちなみに、このレスポールのシグネチャモデルを供給されたのは、世界でもジミー・ペイジ、ジョー・ペリー、エース・フレーリー、スラッシュ、ザック・ワイルド、ゲイリー・ムーアのみ(2011年現在)であり、松本はアジアで初、世界では5番目のシグネチャープレイヤーとなる。
多くのギタリストを初め、B'zのサポート・ベーシストも務めているバリー・スパークスは、ギタリストとしての松本についてこう述べている。
“すごくホットなプレイを弾いているときも、頭の中は常にクールだということかな。イングヴェイはまるで風船が破裂したみたいに弾きまくるけど、TAKはリズムならリズム、リードならリードをきっちり弾きこむ方だ。
しかも毎晩ベスト・コンディションを保ち続ける、真のプロフェッショナルだよ。彼のプレイからはマイケル・シェンカーやリッチー・ブラックモアの影響が聴こえてくるけど、彼らよりずっとタイトなギタリストだと思うね。
彼がかつてスタジオ・ミュージシャンだったことも、その理由のひとつかもしれない”

Tak Matsumoto - "Hana" Live - YouTube

オーケストラとのコラボレーションも。

プレイスタイル

”TAKはトーンだよ”

”TAKはトーンだよ”

松本のギター演奏において最も特徴的なのは、個性的なギターソロの音色(=トーン)であり、マーティ・フリードマンは自身の著書にてギターの音を聞いただけで誰が弾いているかわかる日本の個性派ギタリストとして布袋寅泰、Charと共に松本の名を挙げている。
初期にはよく「ワウペダルを中間で止めたような」「マイケル・シェンカーのような」トーン、と自らの音作りを形容していた。自身のギターのトーンにおいて、TMG結成時の松本のインタビューで、松本はメンバーとのとあるやり取りを「今回のジャックにしてもエリックにしても今まですごいギターヒーローたちと一緒に仕事をしてきてるじゃないですか。やっぱり音色のことは言いますよね。僕のプレイ、たとえば"速弾きがすごいね"なんて誰も言わない。もうねスーパープレイを目の当たりにしてきてる人たちだからね、"TAKはトーンだよ"ってみんな言う。それは最高の褒め言葉だと思ってますよ」と語っている。

作曲について

デジタルサウンド⇒ハードロックへ

デジタルサウンド⇒ハードロックへ

生み出す楽曲は、メロウなバラード、ポップなものからハードな楽曲、ブルースまで幅広く、メロディアスな楽曲が多い。また、アジア特有の音階を用いたオリエンタルなメロディの楽曲も多く作っており、ソロ作品『Thousand Wave』、『華』やB'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」等にも見られる。
また、ソロデビューアルバム『Thousand Wave』ではヘヴィメタル調で速い曲が多く、B'z初期の作品では松本本人の意向によって打ち込みを多用したデジタルサウンドであったが、B'zブレイク以後はハードロック的な音楽性へと傾倒し、現在に至る。

松本孝弘 TAKURO 対談 - YouTube

珍しい松本孝弘とTAKUROの対談。

エピソード

声楽をやっていた父とクラシック愛好家の母という家庭環境

声楽をやっていた父とクラシック愛好家の母という家庭環境

声楽をやっていた父とクラシック愛好家の母という家庭環境だったため、家の中では常にクラシック、テレビの音楽番組はなかなか見せてくれないという少年時代だったという。また、一時期エレクトーンを習わされていた時期もあったという。
初めて買ったギターは、GRECOのレスポールモデル。ギターを手にしてからは「絶対にプロになる」と決意したという。当時に憧れていたのはジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアだが、よくコピーしたのはマイケル・シェンカー、後にはスティーブ・ルカサーが多く、ルカサーについてはセッションマンとしての参加作品についてもフォローするほどに入れ込んでいた。
高校卒業後は英語の専門学校に入学したが、車の免許を取得してからは、興味がギターから車に移ってしまった時期があった。その後、バイト先(楽器屋)の先輩から忠告されてからはジャズの専門学校に入学、コード進行など音楽の基礎理論を一から学び直し、松本によるとこの時の勉強は今でも役に立っているとのこと。
1999年以降、ギブソンからシグネチャーモデルが提供されて以来、公の場では同社製品を使用してる姿を見ることが多いが、レコーディングなどでは様々なギターの使用を試みている。
2007年頃から、PV、テレビ出演時は一貫してサングラスを着用している(B'z以外の活動時のテレビ出演、写真、NHKへの出演時、グラミー賞受賞時はサングラスをはずしている。ライブの時も着用しているがはずしている時もある。)後、2000年前後を除いて長髪のため、長髪とサングラスがトレードマークとなっている。両腕にタトゥーを入れている。

B'z!!

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