原作・三島由紀夫『潮騒』~あらすじ
そんなある日、見慣れない少女を見かける。村の有力者の娘・初江だった。何度か顔を合わせるうちに惹かれ合う二人。
ある嵐の日、使われていない廃墟に避難し、焚火越しで濡れた体を温めている...ついに二人は裸で抱き合い、キスをするが、初江の「今はいかん。私、あんたの嫁さんになることに決めたもの」という言葉で一線を越えることはしなかったが、よからぬ噂がたち、2人は会う事を禁じられてしまうが、2人を助けてくれる人たちもいて、二人の心は繋がっていく。
三島由紀夫の原作には、ロマンチックだけど、理性的であって、素朴な心模様も表現されているという作品です。
山口百恵のプロフィールと経歴
山口百恵( やまぐちももえ )
本名:三浦 百惠(みうら ももえ)
生年月日:1959年1月17日
出生地:東京都渋谷区恵比寿
出身地:神奈川県
血液型:A型
活動期間:1973年 – 1980年
デビューは翌年1973年で先に映画デビューし、公開後の翌月に歌手としてデビューします。
百恵さんより先にデビューしていた、森昌子さん、そして同じ年にデビューしている桜田淳子さんとともに「花の中3トリオ」として人気になります。
山口百恵さんが歌手として大ブレイクするのは、1974年6月発売の『ひと夏の経験』からでした。年齢の割に大人びた歌詞とのギャップと、陰のある雰囲気で無二の「山口百恵」というブランドがどんどん大きくなっていきます。
同じく1974年10月スタートのテレビドラマ『赤い迷路』が始まり、「赤いシリーズ」としてその後も大人気となります。女優としても認められ人気も不動のものになっていくことになり、そんなころに映画でも、1974年公開『伊豆の踊子』そして、1975年公開の『潮騒』に出演と続くことになります。
1975年公開『潮騒』主演は山口百恵
『潮騒』の映画化はこれまで5作品公開されています。
■第1作 1954年(昭和29年)
主演:久保明、青山京子
■第2作 1964年(昭和39年)
主演:吉永小百合、浜田光夫
■第3作 1971年(昭和46年)
主演:朝比奈逸人、小野里みどり
■第4作 1975年(昭和50年)
主演:山口百恵、三浦友和
■第5作 1985年(昭和60年)
主演:鶴見辰吾 堀ちえみ
山口百恵『潮騒』のヌードシーン
三島由紀夫原作 映画「潮騒」予告
清純なイメージと、どこか大人びた雰囲気のギャップに百恵さんの魅力があったのかもしれません。15歳という年齢で映画とはいえ、ヌードになったとしてファンの間では、賛否両論でしたが、衝撃を受けたファンも少なくなかった様です。
山口百恵さんのシミーズ姿と三浦友和さんのふんどし姿
アンパンマン見てたらジャムおじさんの代わりにパンの配達という名目のデートをしていたタオルくんとポッポちゃんが通り雨に見舞われてずぶ濡れで雨宿りするシーンが「北の国から’87初恋」もしくは「潮騒」オマージュ感でドキドキしました。1歳半の子には早すぎるな…(考えすぎ)。 pic.twitter.com/tTWoirurQa
— モカ (@MoCurry) October 17, 2016
2人は『潮騒』の前にも、川端康成原作の『伊豆の踊子』でも共演しています。
潮騒撮影の時は、まだ二人は交際には至っていなくて、百恵さんが年上の友和さんを兄の様に慕っているという程度だったとか。
その後、2人は交際し、結婚するわけですが、2011年のあるインタビューで三浦友和さんが百恵さんとの出会いについてこんな風に語っています。
「(略)せっかく会った人を大事にしていかなきゃと思うようになった。もちろん普段から大事にしているんですけどね」と百恵さんのことに触れています。
個人的に今一度、1975年公開の『潮騒』を観てみたくなりました。
最後に...三島由紀夫について
【8日夜】1970年11月25日、昭和の文豪 #三島由紀夫 が割腹自殺。
— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) October 5, 2019
日本刀で切りつけられた自衛官、最後の演説を録音したラジオ局記者、当日、檄文を託された週刊誌記者。三島と対峙した元全共闘学生らが明かす、あの日・あの時代の記憶とは?[BSプレミアム]
#平野啓一郎 https://t.co/ZP45I9nLnO
生年月日:1925年1月14日
出生地:東京府東京市四谷区永住町2番地(現・東京都新宿区四谷4丁目22番)
死没:1970年11月25日(45歳没)
職業:小説家、劇作家
最終学歴:東京大学法学部法律学科卒業
📺♪ 🎙 🌸 💛 2021/10/13 07:34
「スター誕生!」は昭和の後楽園ホールの”ドラフト会議”なんですね