オークションでの格言「未開封を侮るな」
皆さんはネットオークション界隈で言われている「未開封を侮るな」「中古と新品は別物」という格言をご存知でしょうか?何故こんな言葉があるかと言うと、中古品の相場が低いものでも新品未開封になると相場が高騰するケースが多数あるためです。主に古い商品でその傾向が強く、新品がコレクターズアイテムになっていると思われます。この記事では、ヤフオクやアマゾンでの「CD」の新品の相場をご紹介したいと思います。
松田聖子「風立ちぬ」(25,810円)
まずは80年代を代表するアイドル・松田聖子から。彼女が1981年に発表したアルバム「風立ちぬ」の80年代前半に流通していた旧規格CD(品番:35DH26)いわゆる「箱帯」のCDですが、未開封品は現存数が非常に少なく、1万円を超える高値で取引されています。これは彼女が同時期に発表したアルバム「Candy」「Pineapple」などでも同傾向です。ちなみに中古品(帯なし)は1,000円程度です。
中森明菜「クリムゾン」(32,500円)
松田聖子と双璧をなすトップアイドル・中森明菜。彼女の未開封CDも高値を付けています。ご紹介するのは1986年発表のアルバム「クリムゾン」。86年から流通していた旧規格CD(品番:32XL190)で、松田聖子同様に未開封品の現存数が非常に少ないです。「ファンタジー」「エトランゼ」といった80年代前半のアルバムCDの未開封であればさらに高騰すると思われます。ちなみに中古品(帯なし)は500~1,000円程度です。
ガゼボ「幻想のガゼボ」(15,001円)
「雨音はショパンの調べ」で有名な歌手・ガゼボが1983年に発表したアルバム「幻想のガゼボ」。洋楽においても未開封品はコレクターズアイテム化しているため、特に流通量の少ない80年代前半のアルバムCDは高騰傾向にあります。特にソニーが発売していた「箱帯」のCDに関しては、帯の現存数も少ないため完品状態のものであれば開封済みであっても高騰します。ちなみに中古品(帯なし)の相場は1,000円程度です。
ハウンド・ドッグ「狼と踊れ」(19,500円)
今度は日本のロックバンドから、ハウンドドッグをご紹介します。彼らが1983年に発表した2枚組ライブアルバム「狼と踊れ」の旧規格CD(品番:50DH 488~9)で、ソニー特有の箱帯が2枚組CDのケースに装着されているだけでもレアですが、帯に沿ったシュリンクもマニア心をくすぐる一品ですね。ちなみに中古品(帯なし)は1,500~2,000円程度です。
ライオネル・リッチー「オール・ナイト・ロング」(15,850円)
ライオネル・リッチーが1983年に発表した代表作「オール・ナイト・ロング」。当時売れまくったアルバムですが、売れたのはLPがメインであり、旧規格(品番:VDP-3)のこちらのCDの流通量は多くありません。そして、写真をご覧になればわかると思いますが正面の帯が細いですよね。これは「巻き込み帯」と呼ばれるもので、ケースの中に帯が巻き込まれています。未開封ではまず残っていない希少品ですね。ちなみに中古品(帯なし)は500円程度です。
※画像はイメージです。