【井上陽水】あのアイドルも歌っていた!陽水が楽曲提供してヒットした曲7選
2022年11月27日 更新

【井上陽水】あのアイドルも歌っていた!陽水が楽曲提供してヒットした曲7選

井上陽水は、自身の楽曲はもちろんのこと、他のアーティストやアイドルへの楽曲提供でも有名です。「作詞のみ」「作曲のみ」「作詞・作曲の両方」の3パターンがあり、アルバム曲も含めると、その提供数は100曲近くになります。今回はその中から、シングルとしてヒットした7曲をご紹介します。

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駈けてきた処女 / 三田寛子

リリース日:1982年3月21日

作詞:阿木燿子
作曲:井上陽水
編曲:萩田光雄


「花の82年組」のアイドルの一人、三田寛子デビュー曲です。生徒役で出演していた『2年B組仙八先生』の最終回放映の少し前にリリースされました。タイトルは、"駆けてきた" ではなく "駈けてきた" と書き、"処女" は "おとめ" と読みます。三田寛子本人が出演したCM、「カルピスソーダ」のCMソングとしても使用されました。オリコンシングルチャートで最高位21位を記録しています。

1989年には、当時歌手活動を行っていた、女優の中山忍が本曲をカバーしました。

駈けてきた処女 / 三田寛子

ダンスはうまく踊れない / 高樹澪

リリース日:1982年7月21日

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水
編曲:チト河内


原曲は、後に井上陽水の妻となる石川セリが、1977年に歌った楽曲(編曲は矢野誠)です。陽水が彼女と付き合い始めの頃、彼女の目の前で、本曲を即興で作ってプレゼントしたと言われています。

その曲を、1982年にカバーしたのが高樹澪。TBS系列のドラマ『金曜ミステリー劇場』の主題歌として人気になりました。オリコンシングルチャートで最高位3位(年間35位)を記録しています。後に、井上陽水本人、中森明菜、徳永英明らも本曲をカバーしました。

2022年の記事で、高樹澪は本曲について次のように語っています。
『ダンス~』はもともと1stアルバム用の曲(後にシングルカット)だったこともあって、レコーディングでは2回しか歌ってなくて。ちゃんと聴くと、2つ重なった声(Bメロ)が、へんなズレ方をしているんです。

 当時、私はきっちり合うように歌い直したかったけど、20年ぐらいたってオリジナルを聴いてみると、絶妙ないいズレ方に聴こえて。これでよかったんだと思いました(笑)。

ダンスはうまく踊れない / 高樹澪

ワインレッドの心 / 安全地帯

リリース日:1983年11月25日

作詞:井上陽水
作曲:玉置浩二
編曲:安全地帯、星勝

安全地帯は、メジャーデビュー前、井上陽水のバックバンドとして、彼のツアーに同行していました。1982年にメジャーデビューを果たしますが、最初は鳴かず飛ばず。その打開策として作られた楽曲が、4曲目のシングルの本曲です。井上陽水が詞を手がけ、玉置浩二が "歌謡曲路線" で曲を書きました。当初の路線とは異なったものの、これが大ヒット。オリコンシングルチャートでナンバーワンを獲得し、1984年度の年間チャートでは2位に輝きました。

5曲目のシングル『真夜中すぎの恋』、7曲目の『恋の予感』、12曲目の『夏の終りのハーモニー』も、作詞・作曲は、井上陽水&玉置浩二のコンビによるものです。特に『夏の終りのハーモニー』では、陽水と安全地帯が初のデュエットを果たしています。

ワインレッドの心 / 安全地帯

飾りじゃないのよ涙は / 中森明菜

リリース日:1984年11月14日

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水
編曲:萩田光雄


当時人気絶頂だった中森明菜の10曲目のシングルで、井上陽水からの楽曲提供は本曲が初めてです。オリコンシングルチャートでナンバーワンを獲得し、1985年度の年間チャートでは6位を記録しました。ヒット曲の多い彼女の楽曲の中でも特にヒットし、彼女の歴代シングルでは、3番目の売上枚数を誇っています。(1位は『セカンド・ラブ』、2位は『ミ・アモーレ』)因みに、B面の『ムーンライト・レター』も、作詞は松井五郎ですが、作曲は井上陽水です。

井上陽水本人も、2002年に本曲をシングルとしてリリースしています。

飾りじゃないのよ涙は / 中森明菜 & 安全地帯 with 井上陽水

ステキな恋の忘れ方 / 薬師丸ひろ子

リリース日:1985年11月1日

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水
編曲:武部聡志


歌手としても活躍する薬師丸ひろ子の7曲目のシングルで、自身の主演映画『野蛮人のように』の主題歌です。東芝カラーテレビのCMソングとしても使用されました。オリコンシングルチャートで最高位4位を記録しています。

2017年には、本曲以来32年ぶりに、井上陽水が『めぐり逢い』という新曲を彼女に提供しました。

ステキな恋の忘れ方 / 薬師丸ひろ子

月ひとしずく / 小泉今日子

リリース日:1994年11月14日

作詞:井上陽水・奥田民生・小泉今日子
作曲:井上陽水・奥田民生
編曲:白井良明


小泉今日子の36曲目のシングルで、自身の主演ドラマ『僕が彼女に、借金をした理由。』の主題歌です。作詞・作曲は、井上陽水・奥田民生の共作ですが、曲の前半を奥田、後半を陽水、一部の詞を小泉今日子が手がけました。

ベスト・アルバム『anytime』の先行シングルで、収録曲の詞のほとんどを彼女が書いています。オリコンシングルチャートで最高位7位を記録しました。

月ひとしずく / 小泉今日子

アジアの純真 / PUFFY

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