本人以外の歌唱曲も多い!井上陽水さんの楽曲提供&カバー曲!
2023年10月6日 更新

本人以外の歌唱曲も多い!井上陽水さんの楽曲提供&カバー曲!

シンガーソングライターとして活躍し続けている井上陽水さん。自分で歌うことはもちろん、他の歌手に楽曲提供されることや、井上陽水さんの曲を他のカバーすることも多いですよね。他の型が歌った井上さんの楽曲をまとめました。

211 view

「ワインレッドの心」/安全地帯

 (2548758)

1983年にリリースされた安全地帯の「ワインレッドの心」は、井上陽水さん作詞、玉置浩二さん作曲です。安全地帯は元々井上陽水さんのバックバンドを務めていて、1982年にデビューしました。

それまでヒット曲のなかった安全地帯に、スタッフが井上さんの作曲で楽曲提供を提案しました。ですが環さんは自分で書きたい気持ちがあったからか反対し、「歌謡曲っぽくて売れそうな曲」をイメージして自ら作曲しました。そして井上さんが詞を付けました。大人の危険な恋をテーマにしたそうです。

この曲がオリコン1位を獲得。1983年11月リリースなのですが、1984年の年間チャートでも2位に入っています。安全地帯の代表曲になりましたね。今までに数々のアーティストにカバーもされています。

その後、1984年には「恋の予感」の作詞を担当。1986年には井上さんと安全地帯のコラボシングル「夏の終りのハーモニー/俺はシャウト!」をリリースしています。「ワインレッドの心」と同様、作詞は井上さん、作曲は玉置さんです。合同でライブを行うなどバックバンドをやめても交流は続いていました。

「飾りじゃないのよ涙は」/中森明菜

 (2548756)

1984年11月には中森明菜さんの「飾りじゃないのよ涙は」がリリースされます。こちらは作詞だけでなく作曲も担当しました。

12月には井上さんのセルフカバー・アルバム『9.5カラット』の中でご本人も歌われています。井上さんが歌うとまた雰囲気が変わりますよね。ちなみにこのアルバムは1985年の年間アルバムチャート1位でした。(「ワインレッドの心」や「恋の予感」も収録)

オリコン最高位は1位でした。12月10日のチャートでは「飾りじゃないのよ涙は」が2位、安全地帯の「恋の予感」が3位、井上さんご本人の「いっそセレナーデ」が4位と井上さんの楽曲が2位から4位までを独占していたこともあります。すごいですよね。

「夢の中へ」/斉藤由貴

 (2548762)

1989年には斉藤由貴さんが「夢の中へ」をリリース。こちらは井上さんの作詞作曲ですね。こちらは楽曲提供ではなくカバー曲です。

オリジナルは1973年にリリースされた井上さんのシングル。この曲で初のオリコンベスト20入りしました。。東宝映画『放課後』の主題歌でもあり、20万枚を売り上げた井上さんの代表曲の1つです。

斉藤さんバージョンはハウスミュージックを取り入れています。この曲は昔の日本の歌謡曲をポップス歌手がカバーするという流れのきっかけにもなりました。

斉藤さんバージョンは歌う時に手足を前後に動かしているのが特徴ですよね。マネされた人も多いのではないでしょうか。この振り付けは斉藤さん自らが考案されたそうです。

日本テレビ系ドラマ『湘南物語』の主題歌でオリコン最高位は2位でした。

「ギャラリー」/荻野目洋子

 (2548767)

1990年には荻野目洋子さんの「ギャラリー」がリリースされます。こちらは井上さんの作詞作曲。カップリングの「ON BED」も井上さんの作詞作曲です。タイアップはなく、オリコン最高位は15位でした。

実はカップリングにはもともと井上さんの「少年時代(の原型)」が使われる予定でした。ですが「やはり自分で歌いたい」ということになり、急遽「ON BED」を作ったそうです。シンガーソングライターで楽曲提供していると自分で歌いたい歌、人に歌ったほしい歌があるんでしょうね。

そしてその後「少年時代」はシングルとしてリリースしています。アルバム「ハンサムボーイ」には「少年時代」と「ギャラリー」のセルフカバーが収録されています。

「東へ西へ」/本木雅弘

 (2548765)

1992年には本木雅弘さんが「東へ西へ」をリリースします。作詞作曲井上さん。元々井上さんの曲でカバーになります。

1972年にリリースされたアルバム「陽水II センチメンタル」に収録されていた曲をカバーしたのです。20年前の曲をカバーしたんですね。

本木さんバージョンは編曲者が違い、朝本浩文が編曲しています。三共「リゲイン」CMソング
でもありました。オリコン最高位は35位だったのですが注目を集めました。

この曲で紅白歌合戦にソロとして初出場。上半身裸にジャケットを羽織り、コンドームを風船にした衣装で登場し、話題になりました。昔は紅白でびっくりするようなことをする人が時々いましたよね。

「東へ西へ」2004年には布袋寅泰さん、2010年には中村あゆみさんがカバーされていますよ。

「アジアの純真」/PUFFY

 (2548761)

1996年にはPUFFYのデビューシングル「アジアの純真」の作詞を担当。作曲は奥田民生さんです。不思議な歌詞ですが井上さん作詞と聞いて納得しましたよね。最初はタイトルや歌い出しも違ったのですが、女性デュオのデビュー曲ということで現在の形になったそうです。

オリコン最高位は3位ですが1996年の年間チャートで15位。ミリオンヒットとなりました。

1997年にリリースした「渚にまつわるエトセトラ」と「MOTHER」、2007年の「オリエンタル・ダイヤモンド/くちびるモーション」も井上さん作詞、奥田さん作曲です。

1997年には井上陽水奥田民生というユニットを組んでこの曲もカバーしています。

井上さんは数々のヒット曲の作詞や作曲を手掛けていますね。ほとんどの楽曲をセルフカバーもされていて井上さんが歌うと井上節が強くなってまたいいですよね。
これからの楽曲も楽しみです。
18 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

楽曲提供も多い!中島みゆきさんの名曲たち

楽曲提供も多い!中島みゆきさんの名曲たち

シンガーソングライターとして第一線で活躍し続けている中島みゆきさん。他のアーティストへの楽曲提供も多いですよね。ご本人がセルフカバーしているケースも多いです。中島さんが楽曲提供した曲をまとめました。
saiko | 246 view
【井上陽水】あのアイドルも歌っていた!陽水が楽曲提供してヒットした曲7選

【井上陽水】あのアイドルも歌っていた!陽水が楽曲提供してヒットした曲7選

井上陽水は、自身の楽曲はもちろんのこと、他のアーティストやアイドルへの楽曲提供でも有名です。「作詞のみ」「作曲のみ」「作詞・作曲の両方」の3パターンがあり、アルバム曲も含めると、その提供数は100曲近くになります。今回はその中から、シングルとしてヒットした7曲をご紹介します。
izaiza347 | 12,373 view
【竹内まりや】アイドルとどっちが好き?竹内まりやのスゴさがわかるセルフカバー7選

【竹内まりや】アイドルとどっちが好き?竹内まりやのスゴさがわかるセルフカバー7選

女性アイドルへの楽曲提供と言って、筆頭に上がるソングライターといえば竹内まりやでしょう。これまで多くのヒット曲、名曲を生み出し、大衆に親しまれてきました。そして、シンガーも本業である彼女はそれらをセルフカバーし、アイドルとは全く違った彼女の世界観を作り出しています。今回は、そんなセルフカバー7選をご紹介します。
izaiza347 | 747 view
【来生えつこ&来生たかお】姉弟コンビの作詞作曲でヒットした歌謡曲6選

【来生えつこ&来生たかお】姉弟コンビの作詞作曲でヒットした歌謡曲6選

来生えつこ・来生たかおの実姉弟は各々作詞家、作曲家として活動していますが、特に、姉弟の共作からは多くの名曲が誕生しています。また、来生たかおは歌手でもあり、姉との共作を彼自身が歌うこともあります。今回は、姉弟コンビの作品の中から、特に話題になった楽曲6選をご紹介します。
izaiza347 | 1,518 view
音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"で公式プレイリスターとして情報提供しているミドルエッジがお届けする「‘70 ‘80 ‘90 Best」シリーズ!今回はその集大成と言える「昭和J-popに酔いしれる!!」に収録した84曲の一部をライナーノーツ的に紹介します。曲のチョイスは「何故この曲?」なんて堅いことは言いっこなし(笑、有線さながらのバックミュージックに使えて、そして懐かしむミドルエッジの王道を是非ご堪能ください。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト