ゾンビが喋る!しかも動きが早い!
てっきり普通のゾンビ映画と思って見に行った、当時のミドルエッジ世代の予想を見事に裏切ってくれたのが、この衝撃のゾンビ映画「バタリアン」だった。
何しろ単なる腐った死体ではなく、ちゃんと各ゾンビが個性的なキャラとして登場するその内容は、当時としては斬新なコメディ調のテイストと合わせて、我々ミドルエッジ世代の記憶に今も強く残っている。本作の名物キャラの「オバンバ」を全面に押し出したこのポスターデザインに引かれて、当時劇場に駆けつけた方も多いのでは?
ちなみに地方では、あのシュワちゃんの出世作『コマンドー』と二本立て公開された本作。怖い映画は苦手だけどシュワちゃん目当てで観に行った方も、おられたと思う。
本作の大ヒットを受けて製作された続編の『バタリアン2』も日本で公開されるなど、後年続々登場するコメディ調ゾンビ映画にも多大な影響を与えた本作。怖くて血の出る映画は苦手、そんな女性観客にも興味を抱かせた功績は非常に大きい映画なのだが、ところで皆さんは、この名作ゾンビ映画がコミカライズされていたことはご存じだろうか?
実は80年代に入り、もはや雑誌連載による映画のコミカライズ展開は消滅したと思われていたこの頃。バブル景気のおかげか、一時的に復活したこの映画コミカライズの連載企画だったが、掲載誌がホラー漫画専門誌ということで、そのラインアップ作品が全てホラー映画のコミカライズというのがスゴすぎ!
そこで今回は、このミドルエッジ世代の記憶に残る新世代ゾンビ映画『バタリアン』のコミカライズ版を紹介することにしよう。
実は80年代に入り、もはや雑誌連載による映画のコミカライズ展開は消滅したと思われていたこの頃。バブル景気のおかげか、一時的に復活したこの映画コミカライズの連載企画だったが、掲載誌がホラー漫画専門誌ということで、そのラインアップ作品が全てホラー映画のコミカライズというのがスゴすぎ!
そこで今回は、このミドルエッジ世代の記憶に残る新世代ゾンビ映画『バタリアン』のコミカライズ版を紹介することにしよう。
新感覚のバイオSFX映画『バタリアン』とは?
1986年に日本でも公開された本作は、ゾンビといえば無言でノロノロ動く死体という、それまでの概念を覆す全く新しいゾンビ映画だった。
怖いだけでは無いコメディ調のその内容は、当時の観客にとっても新鮮で大いに支持されたのだが、中でも話題と人気を呼んだのが、日本で勝手に名付けた各ゾンビの名前の面白さだ。
例えば、長年容器に隔離されていて、事件の原因となるドロドロの死体の名前がタールマン。
死体置き場で生き返って突然襲いかかる禿頭のゾンビがハーゲンタフ。確かに後頭部を刺されても首を切られても、中々くたばらないその生命力は、正にその名の通りタフ!
そして本作の人気キャラが、この上半身だけでも生きている老婆のゾンビであるオバンバだ!
実は本作が貴重なのは、何故ゾンビたちが人間を襲って喰うのか?その理由がこのオバンバの口から説明されるからだろう。
これらの個性的なゾンビに、人々がどう立ち向かいどう決着が着くのか?
少なからず現在のゾンビ映画にも影響を与えている本作を、あえてコミカライズしたこの企画。果たしてその内容と出来はどの様なものなのだろうか?
実は本作が貴重なのは、何故ゾンビたちが人間を襲って喰うのか?その理由がこのオバンバの口から説明されるからだろう。
これらの個性的なゾンビに、人々がどう立ち向かいどう決着が着くのか?
少なからず現在のゾンビ映画にも影響を与えている本作を、あえてコミカライズしたこの企画。果たしてその内容と出来はどの様なものなのだろうか?