本作が掲載されたのは、ホラー漫画専門誌の『月刊ハロウィン』1986年第3号。
何故かこの時期、短期間ながらホラー映画のコミカライズ作品が毎月掲載されていたのが、この『月刊ハロウィン』だった。特にこの3月号には『バタリアン」』ともう一本、あのトラウマ邦画の名作『愛の陽炎』のコミカライズ版が載っているという、文字通りの豪華二本立て状態だったのだ!
家庭にビデオデッキが普及し始めたこの頃に、日本に巻き起こったビデオブームとビデオソフトのリリースラッシュ。時代の要求が生んだホラー映画ブームの波に乗って、この『ハロウィン』誌上で展開したホラー映画のコミカライズ展開こそ、正に雑誌定期連載による映画コミカライズの、最後の輝きだったと言えるだろう。
何故かこの時期、短期間ながらホラー映画のコミカライズ作品が毎月掲載されていたのが、この『月刊ハロウィン』だった。特にこの3月号には『バタリアン」』ともう一本、あのトラウマ邦画の名作『愛の陽炎』のコミカライズ版が載っているという、文字通りの豪華二本立て状態だったのだ!
家庭にビデオデッキが普及し始めたこの頃に、日本に巻き起こったビデオブームとビデオソフトのリリースラッシュ。時代の要求が生んだホラー映画ブームの波に乗って、この『ハロウィン』誌上で展開したホラー映画のコミカライズ展開こそ、正に雑誌定期連載による映画コミカライズの、最後の輝きだったと言えるだろう。
「バタリアン」コミカライズ版内容紹介
いきなり本作の名シーンである、墓場で全裸で死ぬ女性キャラのトラッシュがゾンビとして蘇るシーンを大フィーチャーしている点が素晴らしすぎる!
1968年に製作されたゾンビ映画の記念碑的作品、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は実は現実に起こった事件だった!
その時のゾンビが実は地下室に保管されていたとは・・・。
その時のゾンビが実は地下室に保管されていたとは・・・。
ゾンビが保管されていたタンクが壊れ、中からガスが噴出!そして、次々に蘇る遺体安置所の死体たち。
前述した通り個性的なキャラが続々登場するのも、本作の魅力となっている。
前述した通り個性的なキャラが続々登場するのも、本作の魅力となっている。
ミドルエッジ世代の記憶に残る名シーンがこれ。墓場でストリップを始めたトラッシュが、彼女にとっての最悪の死に方通り、全裸でゾンビに喰われる!
タールマンと並ぶ、本作の人気キャラのオバンバも登場!ただ、映画と違って人間と会話する描写は無い。
本作で一番興味深いのは、ラストが映画版とは異なる点だ。映画版の様にミサイル攻撃によりさらに被害が拡大、ゾンビの増殖が止まらないことを匂わせて終わるのとは違い、本作最大の見せ場であるトラッシュの全裸ゾンビ誕生で終わるのが素晴らし過ぎる!
この部分を読むためだけでも、古本屋で掲載誌を探す価値は充分にあると言えるだろう。
この部分を読むためだけでも、古本屋で掲載誌を探す価値は充分にあると言えるだろう。