チェッカーズ "ギザギザハートの子守歌"でデビュー<1983年>
ギザギザハートの子守唄 チェッカーズ 1983
福岡・久留米で結成されたチェッカーズのメンバー7人
■藤井 郁弥(ふじい ふみや) 生年月日:1962年7月11日 リードボーカル
■武内 享 (たけうち とおる) 生年月日:1962年7月21日 ギター、リーダー
■高杢 禎彦(たかもく よしひこ) 生年月日:1962年9月9日 サイドボーカル
■大土井 裕二(おおどい ゆうじ) 生年月日:1962年11月2日 ベース
■鶴久 政治(つるく まさはる) 生年月日:1964年3月31日 サイドボーカル
■徳永 善也 (とくなが よしや) 生年月日:1964年6月7日 ドラムス
■藤井 尚之(ふじい なおゆき) 生年月日:1964年12月27日 サックス
郁弥さんが音楽に目覚めたキッカケは、伝説のロックバンド「キャロル」の解散コンサートに衝撃を受けた事だったそうで後に、「この出会いがなければ今の自分はいない、とまで言い切るほど憧れた」と語っておられます。
エレキギターを購入し独学で「キャロル」のコピーを始めたのが、チェッカーズ誕生の第一歩になります。
バンドを結成し週末のダンスパーティーで演奏すると、地元・久留米で注目を集めるようになります。
当時の久留米はロックンロール一色。沢山のバンドが人気を競っていて、元々チェッカーズのメンバーは別のバンドに所属していたそうです。
SHAKEはオレがチェッカーズの前にやってたバンド。
この頃久留米はロックンロール一色で、
フミヤのカルコーク、ユウジのシークレッツ、クロベエのキューティスーなど
たくさんのバンドが存在していた。
どのバンドも個性的だったけどレパートリーがけっこう被ってて(笑)
そんな亊もチェッカーズが生まれる大きな要因になったのは間違いない。
弟の尚之さんによると「兄貴(郁弥さん)がサイドボーカルで自分がベースの時代があった。」ということですが、郁弥さんの甘くて色っぽいボーカルがなかったら、尚之さんの素敵なサックスの音がなかったら、って考えられますー?いやいやダメでしょ!
メンバーの年下2人(徳永さんと尚之さん)が高校を卒業するのを待って、メンバー7人で上京し1983年「ギザギザハートの子守唄」でデビュー。
<バンド名"チェッカーズ"の由来>
メンバーが集まりバンド名を決める際に、当時良く聞いていた外国のバンド(特にオールディーズ)のバンド名に「C」で始まり「S」で終わる名前(チャーリーズ、コースターズ等)が多かったことから、メンバーで「C」で始まり「S」で終わる名前を考え、「チェッカーズ(CHECKERS)」というバンド名となった。名付け親はアマチュア時代から親交のある武内の同級生でベーシストの武田圭治(現THE TRAVELLERS)。
デビュー当初はチェック柄の衣装を着ていたため、よく「チェックの柄」から名前を取ったと言われるが誤りで、バンド名が先にあった。チェック柄の衣装のアイディアは、当時のヤマハのマネージャーが考案した。
当時のツッパリの代名詞「リーゼント」をチェッカーズカットに変える男子もいました。
ただ、チェッカーズもデビュー曲よろしくデビュー前は「悪ガキ」で、リーゼントヘアだった為、トレードマークのチェック柄の衣装とチェッカーズカットに抵抗があったようです。
・・・が結果、この路線が次の大ヒット2ndシングル「涙のリクエスト」へ繋がったと言われています。
チェッカーズカット pic.twitter.com/GLhLCUofgn
— I love 80年代 (@ilovelove80s) May 13, 2015
チェッカーズ 2ndシングル"涙のリクエスト"で大ブレイク<1984年>
チェッカーズ【涙のリクエスト】
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:芹澤廣明
1984年度年間(オリコン)4位
いきなり郁弥さんのアカペラで始まる「涙のリクエスト」はデビュー作とは世界観の違う曲で、ドゥーワップの要素を取り入れつつ親しみやすい歌謡曲になっていました。
サビで右腕を頭上でくるくる回す振り付け、やってましたねぇ~☆
この曲は、元々デビュー曲となるはずだった「恋のレッツダンス」のB面に収録される予定だったそうなので、嬉しい誤算ですね。
この大ヒットのお陰で、デビュー曲「ギザギザハートの子守唄」3ndシングル「哀しくてジェラシー」が共に3曲同時にベストテン入りするという快挙を達成し、チェッカーズブームを巻き起こします。上京からたったの1年です。
この年のNHK紅白歌合戦に初出場、以降9年連続の出場となります。
1986年4月14日の「月曜ドラマランド」では、この曲をモチーフにした「チェッカーズin涙のリクエスト」が放送されました。
高二の達郎(宮川一朗太)は図書館で見かけた少女(有森也実)に一目ぼれ。で、ある日チェッカーズのトオルとフミヤ(実名で出演)が始めた海賊放送局にその思いをぶちまけたのだが…。映画「アメリカン・グラフィティ」を志向したこのドラマ、オールディーズ・ナンバーも数多く流れる。
主な出演:宮川一朗太、有森 也実、トオル、藤井 郁弥(藤井フミヤ)、野々村 真(野々村 誠)、野沢 直子、岩城 滉一、小川 菜摘(島村聖名子、島 聖名子)
作詞:康珍化 作曲・編曲:芹澤廣明
1984年度年間(オリコン)20位