アメリカン・ニューシネマ最後の傑作として名高い「タクシードライバー」。
孤独な男のあまりにもバイオレンスで哀しい社会への復讐劇。
他者とのコミュニケーションの取り方が下手な男。
世の中への独りよがりな不満を、ついに爆発させてしまうその哀れな末路を、マーティン・スコセッシらしい生々しい映像で見事に捉えた作品でした。
孤独な男のあまりにもバイオレンスで哀しい社会への復讐劇。
他者とのコミュニケーションの取り方が下手な男。
世の中への独りよがりな不満を、ついに爆発させてしまうその哀れな末路を、マーティン・スコセッシらしい生々しい映像で見事に捉えた作品でした。
via www.enji-wu.com
ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。
あらすじ
大都会ニューヨークを流すタクシー。元海兵隊員のトラヴィスはベトナム戦争に従軍して退役した後、職業あっせん所に行き、仕事を探していた。
そこで見つけたのはタクシー運転手の職だった。
家族もいないトラヴィスは、今は将来の当てもなく、ただ毎日タクシー運転手としてその日暮らしで働いていた。
一方、彼の中では、次第に社会への怒りやいら立ちが募ってきていた。孤独や空虚、そして自分自身を理解してくれる者が誰もいないことを悟った彼は、ある決心をする。
自分自身と言う存在を世間に知らしめるべきなのだ…。
ふとしたきっかけで銃を手に入れた彼は、身体を鍛え、大統領候補の暗殺を考えるのだが・・・。
via cineawesome.com
ある夜、トラビスは食料品店を襲った黒人の強盗を射殺した。この頃から、彼はタクシー仲間から『キラー』と呼ばれるようになった。
そしてアイリスと再会し、足を洗うように説得するトラヴィスは彼女をどうにか説き伏せるも、アイリスを金蔓にするスポーツは足を洗うと言った彼女を再びたらし込んで引き留める。
そんな中、満を持してトラヴィスは大統領候補パランタインの大集会に向かう。サングラスにモヒカン頭で現れた彼は、拳銃を抜こうとしてシークレット・サービスに発見されるも人ごみに紛れて逃走する。
via pds.exblog.jp
その夜トラヴィスは、アイリスのヒモ、スポーツ(アイリスのヒモ)のアパートを訪ねた。トラヴィスは正義の名の下にスポーツや用心棒、アイリスの客を立て続けに射殺。銃弾を受けて重傷を負うも、一人の少女を売春から救った彼は新聞から英雄扱いされる。
心変わりしたベッツィーからも好意を寄せられるが、彼は何事もなかったかのように夜の街をタクシーで一人彷徨い続けるのであった。
アメリカン・ニューシネマ最後の傑作 「タクシードライバー」
「タクシードライバー」は1976年の製作で、主演は若き日のロバート・デ・ニーロ。カンヌ映画祭でパルムドールを受賞している。
ニューヨークのタクシードライバーが主人公。アメリカン・ニュー・シネマの代表作かつ、最後の作品と言われている。
via ameblo.jp
アメリカン・ニューシネマとは
アメリカン・ニューシネマとは1960年代後半までのハリウッド大作主義(ハッピーエンドが中心、予算膨大、大スターを揃えたキャスト)に対して起こったアメリカ映画の新しい風のことを主に指すそうです
「タクシードライバー」