この日本語ロック論争を通じ「理想のロック像」を追い求めた内田と、「人それぞれで良い」と主張したはっぴいえんど。結局この論争は平行線を辿りました。その後内田は、1970年に結成したフラワー・トラベリン・バンドとともにカナダに渡り、アルバム「SATORI」を発表。アメリカやカナダで成功を収めます。一方のはっぴいえんどは、後年各メンバーが大活躍。YMOを結成した細野晴臣や、作詞家として大成した松本隆などが在籍した伝説のバンドとして、現在も語り継がれています。
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誌面での論争からしばらく経った1972年、矢沢永吉率いるバンド・キャロルがデビューしました。彼らは日本語と英語の入り混じった歌詞を展開し、一躍人気バンドに。そして彼らのブレイクにより「ロックは日本語か英語か」を論じるのはもはや時代遅れとなり、この論争は終結を迎えることとなりました。
現代の音楽事情から見ると想像がしにくいであろう「日本語ロック論争」。こんな時代もあったんだと記憶の片隅に留めておいてもらえると幸いです。
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「英語vs日本語」両方のアルバムで比較してみましょう!
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