2019年9月1日 更新
祈る子と書いて祈子【プロゴルファー祈子】超個性的主要キャスト達!
大袈裟なまでの演出や効果音、そして独特なナレーションで1980年代後半に数々の人気ドラマを生み出した大映テレビ。その中で唯一のスポ根シンデレラサクセスドラマである「プロゴルファー祈子」に出演していた個性溢れる主要キャスト達にスポットを充ててみました。
プロゴルファー祈子ってどんなドラマだったっけ?
ゴールデンタイムの常連であり、ヒットドラマを連発していた大映テレビ。その中の一つに1987年10月から1988年4月まで放送の「プロゴルファー祈子」があり平均視聴率は13.3%でした。有名プロゴルファーの父に殺人容疑の疑いが掛けられ、遺書と共に遺体で発見される事が主な発端となる。「殺人者の子ども」と世間から白い眼で見られ、非行に走る祈子。しかし父の容疑を晴らすため、非行グループ北斗七星会の会長であったにも関わらず更生し、真犯人探しと父と同じプロゴルファーへの道へと進むシンデレラサクセスストーリーでした。
プロゴルファー礼子の主要人物
主人公・神島祈子(安永亜衣)
平和に暮らしていた神島家の長女である祈子。非行の道へと進んだ祈子は、5番アイアンを武器に敵グループを相手に様々な戦いを繰り広げた。そして北斗七星会の会長にまで登りつめ「5番アイアンのお祈」と恐れられていた。そんな祈子の荒業で「火の付いたゴルフボールを敵に打ち込む」っという、父を今でも想っている情熱をも感じさせる技があった。やがて野上信也との再会でプロゴルファーへの夢を決意し、自ら鑑別所に出所。非行から足を洗い、夢へと邁進していくのだが、様々な邪魔者が祈子の夢を阻止しようとしていた。
祈子への純愛を抱く・野上信也(風見しんご)
野上家の令息子であり、祈子と徹の幼馴染。二人共、信也を実の兄の様に慕っていました。過去に野上家所有の別荘でクラブショットの練習の際、誤って徹の方にボールが飛んでしまい、それを庇おうと祈子の胸に直撃。祈子が気を失っている事を「死んだ」と勘違いしてしまい徹は信也に暴行し、そのまま行方不明となってしまいました。この出来事が3人の関係が疎遠にしてしまったのです。しかし、祈子が18歳になった非行時代の頃、信也と再会。信也は最初顔を合わせる事を心苦しく思っていましたが徐々に更生させる事に奮闘し、祈子への気持ちが純愛へと変わっていきました。
祈子の兄・神島徹(沢向要士)
祈子と同じく非行の道へと進んだ徹は、北斗七星会と勢力を2分するブラックエンジェルの会長を経て暴力団の華枠会へ入り、非行エリートへの道を進んでいました。実は野上敬太郎の隠し子であり、祈子とは血が繋がっていません。信也とは腹違いの子でもあるという衝撃的な事実があります。レディースブラックの会長である大崎冴子とは恋人関係であったにも関わらず、祈子への感情は妹以上だったので、冴子の嫉妬心は計り知れない状態だったでしょう。信也も祈子へ恋愛感情を抱いていたので恋のライバルだったという事です。
祈子を取り巻く邪魔者たち
野上敬太郎(中条静夫)
愛人との間に授かった徹の実父で、会社の社長である野上敬太郎。祈子の事は野上家の疫病神呼ばわり毛嫌いしていたにも関わらず、立場逆転した丸元賢三からの圧力に耐えかね「信也と別れて野上家を救ってくれ」と自己中全開な人でした。
丸元賢三(長門裕之)
実兄が祈子の父である神島友平に殺害されたあと、丸元物産の社長に就任しています。友平が兄を撲殺し行方不明後、遺書と共に湖で自殺した事になっていますが、実はこの兄の殺害と友平自殺激も、暴力団などの手下を使い、裏では賢三が仕組んだ事だったのです。丸元賢三は本当に腹黒さナンバーワンでした。
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