2019年9月1日 更新
祈る子と書いて祈子【プロゴルファー祈子】超個性的主要キャスト達!
大袈裟なまでの演出や効果音、そして独特なナレーションで1980年代後半に数々の人気ドラマを生み出した大映テレビ。その中で唯一のスポ根シンデレラサクセスドラマである「プロゴルファー祈子」に出演していた個性溢れる主要キャスト達にスポットを充ててみました。
野沢剣二(萩原流行)
暴力団である華枠会幹部である野沢剣二。手下の一人に神島徹も従えていました。丸元賢三に孤児であった時代に妹と共にお世話になった恩を返す為に、賢三の命令に従い祈子の行く手を阻んでいました。しかし丸元家の家政婦として働いていた妹の冬子が、賢三の妻である律子からの「祈子殺害」の命令で火を放ちましたが、祈子に勝てず焼死してしまいました。その出来事から徐々に賢三への忠誠心が薄れていきました。
レディースブラック会長・大崎冴子(大沢逸美)
非行グループ北斗七星会のライバルであるレディースブラックの会長である貫禄たっぷりの大崎冴子は、祈子への嫉妬心も非常に強い恋のライバルでもありました。そんな祈子を鑑別所から少年院送りへするべく、自ら鑑別所へ入所。しかしそこへ愛する徹が祈子奪還の為に現れ一緒に鑑別所を脱獄し、レディースブラックを追放されてしまいました。学生時代ソフトボール部でピッチャーをしていた冴子に、更生した礼子に進められ冴子もプロゴルファーへの道へと進み全うな人生を歩んでいきました。この時は祈子と冴子の関係は非行と恋のライバルではなく、ゴルフを志す良きライバルとなっていたようです。
最恐!北斗七星会メンバー
幹部・室田花子(松居直美)
祈子の親友で北斗七星会の幹部であった室田花子。おハナのニックネームで親しまれ、グループの場を和ませる人物でもありました。当たり屋の常習容疑で少年院に収監されていた頃、司鏡子と知り合い仲良くなりましたが、出所後に司鏡子が祈子の命を狙っていると知り心苦しく思っていました。その司鏡子が信也にまで危害を及ぼしてしまったので、祈子との対決は避けられないと思い、司鏡子の殺害を決意しました。しかしもみ合いの末、崖から転落死してしまいました。花子としては、どちらも大切な友達。その間に挟まれとても苦しかった事でしょう。そんな友情への強い想いが悲劇を招いてしまうというシーンには衝撃を受けました。
え!まさかのこの人も北斗七星会のメンバーだった
北斗七星会副会長・秋葉清(織田裕二)
今や大御所ともいえる俳優の織田裕二さん。そんな織田裕二さんは1987年4月に上映された映画「湘南爆走族」にてデビューし、その後すぐに「プロゴルファー祈子」でテレビドラマデビューしました。本作では北斗七星会の副会長のポストである秋田清役を演じていました。「湘南爆走族」撮影の為に二輪免許を取得していたので、暴走シーンはお見事でした。1989年6月公開の「彼女が水着にきがえたら」の撮影の絡みも関係あるのが、出演は序盤のみだったのが残念でした。
補足!祈子そっくり人物
司鏡子(士家里織)
鏡の子と書いて鏡子。名前の漢字通り、同じ格好、胸にある傷、祈子とそっくりな人物です。中学時代には継母をベランダから突き落として殺害、また収監された少年院でも看守を刺殺しているという凶悪な少女です。
懐かしの【プロゴルファー玲子】主題歌で一気にタイムスリップ!
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