ミドルエッジ世代の不動産は「自ら居住用・事業用として利用する」「純投資」「相続財産」の3つの顔を持ちます。
1)「自ら居住用・事業用として不動産を利用する」価値側面
2)賃貸収益や不動産価格上昇といった不動産の「純投資」の価値側面
3)不動産の「相続財産」としての「相続(税)対策」としての側面。不動産は個人が保有する資産の中で大きな割合をを占め、相続税の対象資産として位置づけが大きい。
2)賃貸収益や不動産価格上昇といった不動産の「純投資」の価値側面
3)不動産の「相続財産」としての「相続(税)対策」としての側面。不動産は個人が保有する資産の中で大きな割合をを占め、相続税の対象資産として位置づけが大きい。
1)「自ら居住用・事業用として不動産を利用する」価値側面
一戸建て住宅のメリットとデメリットを考えてみましょう!
一戸建て住宅のメリットとしては
・増改築・建替え・リフォームや売却が自由であること
・マンションに比べて独立性が高い
・建売住宅は注文住宅より安価
・注文住宅はハウスメーカーが選べて建物設計が自由
一戸建て住宅のデメリットとしては
・都心部では土地・建物が高い
・維持管理・手入れに手間がかかる
・防犯面の安全性で対策が必要になる
分譲マンションのメリットとデメリットを考えてみましょう!
分譲マンションのメリットとしては
・安全性と利便性が高い
・耐用年数が長い
・耐久性、耐震性、耐火性に優れている
分譲マンションののデメリットとしては
・管理、修繕が必要で長期にわたる
・隣接した部屋の生活音、プライバシーの問題がある
・大規模な間取りの変更ができない
・将来の大規模改修や建替えが難しい
一方、賃貸住宅の場合は、相対的に気軽に転居が可能であり、自身のライフプランや家族の事情に合わせることが可能です。
不動産を「所有する」か「賃貸する」かは、ライフプランに加えて、不動産価格の変動やローン金利の水準なども勘案して総合的に判断する必要があります。
不動産を「所有する」か「賃貸する」かは、ライフプランに加えて、不動産価格の変動やローン金利の水準なども勘案して総合的に判断する必要があります。
「自ら居住用・事業用として不動産を利用する」場合、不動産自体の資産価値に加えて、地域とのつながり、地域のステータス等多様な価値判断材料も勘案しなければなりませんね。
2)賃貸収益や不動産価格上昇といった不動産の「純投資」の価値側面
純投資の側面から見た「不動産」の特徴を考察してみましょう!
ほかの金融資産と比べて不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」
不動産は物件ごとの個別性が大きく、流動性リスクが高いという弱点を持つ
不動産はインフレ局面に強い資産。逆に国債などのあらかじめ金利が決まっている「固定金利商品」はインフレが進むと相対的な価値が目減りしてしまいます。
不動産は物件ごとの立地や用途、建設年数などリスク・リターンの個別性が大きく、流動性が低いというリスクもあります。
また日本は人口が減少しているため、不動産ならなんでもインフレ局面で値上がりするとは考えられないため、投資対象を選別した上で分散投資を図り、不動産ポートフォリオを構築することが望ましいでしょう。
また日本は人口が減少しているため、不動産ならなんでもインフレ局面で値上がりするとは考えられないため、投資対象を選別した上で分散投資を図り、不動産ポートフォリオを構築することが望ましいでしょう。
それぞれの金融商品には「投資対象から得られる収益性」「投資対象の価値の安定性」「投資対象の流動性(換金しやすさ)」といった点で異なる特徴がみられます。またリスクの度合いも金融商品毎に異なります。