タモリ倶楽部、11PM、笑ってポン…放送作家・小説家・タレントとして活躍した「景山民夫」
2020年6月8日 更新

タモリ倶楽部、11PM、笑ってポン…放送作家・小説家・タレントとして活躍した「景山民夫」

60年後半から90年代にかけて放送作家・小説家・タレントと多彩な活動を展開していた、景山民夫について特集したいと思います。

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売れっ子放送作家、そして直木賞作家と名声を欲しいままにした景山ですが、元々超常現象や環境問題などに興味があり、またプライベートで実子が亡くなるなどの不幸があったことから、宗教法人「幸福の科学」に入信。熱心な信者として、1991年に発生したフライデーによる幸福の科学批判報道(いわゆる講談社フライデー事件)では、小川知子らとともに「講談社フライデー全国被害者の会」を結成するなど、信仰者としての活動が目立つようになります。

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講談社フライデー事件が起った時期の「FRIDAY」。なお、批判記事が問題となったのは8月23・30日合併号です。

1998年、突然の死去。

幸福の科学の信者としての活動が増えた一方で、かつての仲間であった高田文夫、北野武といった芸能関係者とは距離を置き、メディア露出が減少していった景山。そんな彼を突然の悲劇が襲います。1998年1月26日、自宅でタバコを吸いながらプラモデルの制作を行っていたところ、気化した接着剤に引火、この事故が元で景山は翌27日に死去しました。50歳という早すぎる死でした。
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葬儀で台詞が引用された小説「トラブル・バスター」
死去の時点で収録済みであった「料理の鉄人」といった番組には、彼を追悼するテロップが出され、葬儀では、妻が出棺の際に景山の小説「トラブル・バスター」から「バカヤロー!寂しいじゃねーか!」という言葉を引用し、彼の死を悼みました。

昭和から平成にかけて、放送作家、小説家、そして宗教の信仰者としての活動を全うした景山。彼が亡くなってから早20年以上の歳月が経過しましたが、彼が遺した作品の数々は今なお輝きを失わず、我々を楽しませてくれるものばかりです。この機会に、彼の手掛けた作品を振り返ってみるのも良いと思います。

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