里見浩太朗や松原智恵子、草笛光子らが脇を固める
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あぐりの夫・望月エイスケ役の野村萬斎が大人気に!
そんな出演俳優の中でも、絶大な人気を誇ったのが、あぐり最初の夫で作家の望月エイスケを演じた野村萬斎です。
モデルとなったのは、新興芸術派の小説家・吉行エイスケ。この人、「ダダイスム」という1910年代半ばに起こった秩序の破壊・攻撃を良しとする芸術的思想を持ち、それを体現するタイプの作家であったため、かなり破天荒な人物だったといいます。
特にひどかったのが女性関係。浮気などは当たり前で、時には、あぐりとの間に出来た子供を連れて不倫相手と旅行に行ったりもしていたとのこと。晩年は作家業を辞めて株式に手を出した挙句に失敗し、あぐりに生活費を頼っていたというから、ろくでもない男だったと考えて間違いありません。
モデルとなったのは、新興芸術派の小説家・吉行エイスケ。この人、「ダダイスム」という1910年代半ばに起こった秩序の破壊・攻撃を良しとする芸術的思想を持ち、それを体現するタイプの作家であったため、かなり破天荒な人物だったといいます。
特にひどかったのが女性関係。浮気などは当たり前で、時には、あぐりとの間に出来た子供を連れて不倫相手と旅行に行ったりもしていたとのこと。晩年は作家業を辞めて株式に手を出した挙句に失敗し、あぐりに生活費を頼っていたというから、ろくでもない男だったと考えて間違いありません。
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劇中で急死した際は、助命嘆願が寄せられた
望月エイスケも、本物さながらのクズっぷりを、ドラマの中で度々披露してみせます。しかしながら、萬斎の演技が軽妙洒脱だったこと、「ダメ夫だけど、本当は妻のことを一番に想っている」という人物設定だったこともあり、何故か憎めない、不思議な魅力を帯びたキャラへと確変。
最終的には、史実に則して急死する展開となるのですが、放送終了直後「生きていたという設定にしてくれ」などの助命嘆願がNHKに寄せられるという、『朝が来た』の五代友厚(ディーン・フジオカ)と同様の現象を巻き起こすほどの、人気を博すようになったのでした。
最終的には、史実に則して急死する展開となるのですが、放送終了直後「生きていたという設定にしてくれ」などの助命嘆願がNHKに寄せられるという、『朝が来た』の五代友厚(ディーン・フジオカ)と同様の現象を巻き起こすほどの、人気を博すようになったのでした。
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以上のように、さまざまな登場人物が織り成す、激動の昭和史を舞台にした人間ドラマが魅力だった『あぐり』。野村萬斎や田中美里がブレイクしたきっかけの作品として、今後も語り継がれていくことでしょう。
(こじへい)
(こじへい)