『ゲゲゲの鬼太郎(第1期)』
via ja.wikipedia.org
製作:東映動画
放送期間:1968年1月3日から1969年3月30日
放送時間:日曜18:30から19:00
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全65話
主題歌:「ゲゲゲの鬼太郎」熊倉一雄
放送期間:1968年1月3日から1969年3月30日
放送時間:日曜18:30から19:00
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全65話
主題歌:「ゲゲゲの鬼太郎」熊倉一雄
スタッフ
原作:水木しげる
演出:勝間田具治(最終回担当)ほか
脚本:鈴樹三千夫(最終回担当)ほか
作画監督:我妻宏(最終回担当)ほか
美術:秦 秀信(最終回担当)ほか
音楽:いずみ・たく
演出:勝間田具治(最終回担当)ほか
脚本:鈴樹三千夫(最終回担当)ほか
作画監督:我妻宏(最終回担当)ほか
美術:秦 秀信(最終回担当)ほか
音楽:いずみ・たく
キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉おやじ:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
目玉おやじ:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
『ゲゲゲの鬼太郎(第1期)』とは
水木しげるのマンガを原作とした、悪い妖怪を鬼太郎たちが退治する人気シリーズの第1期。
モノクロ作品である。
モノクロ作品である。
『ゲゲゲの鬼太郎(第1期)』の最終回
第65話「妖怪ほうこう」
朝。鬼太郎が家(通称ゲゲゲハウス)で眠ろうとした時、カラスがやって来て手紙を落とした。
鬼太郎「最近、村のあちこちで畑の大根を盗まれて困ってます。妖怪の仕業に違いありません。このままでは村は破産です。大至急、妖怪を退治してください」
目玉おやじは「きっと狸か狢のせいだろう。ほっとけ」と言うが、それでも鬼太郎は行くことにした。
その村にちょうどやって来たねずみ男は、大根泥棒として疑われてしまった。鬼太郎がそこへ到着して、村人たちから大歓迎を受ける。その人気にねずみ男は嫉妬した。
ねずみ男「よーし、俺も男だ。天下のねずみ男。ここで一発、逆転ホームランを打ってやるぞ」
警官らに畑を案内されている鬼太郎。村には妖怪の言い伝えがあって、山奥には杉の森があり化け物が出るという。鬼太郎はそこへ向かった。
夕方。徹夜のために眠い鬼太郎の前に、ねずみ男が現れた。鬼太郎が乗っている馬にちょいと乗せてくれと、ねずみ男は言う。
鬼太郎「悪いけど、僕は眠くて疲れてるんだよ」
ねずみ男「そりゃ丁度いいや」
ねずみ男は背後に隠し持っていた棒で鬼太郎を殴った。落馬し倒れ、気を失う鬼太郎。
ねずみ男「ゲゲゲの鬼太郎もこれで一巻の終わりだ。今度から俺がビビビのねずみ男で売り出すからな」
ねずみ男は、鬼太郎を川に投げ込んだ
馬に乗って進む、ねずみ男。
杉太郎「よっ!待ってました、ビビビのねずみ男先生!」
見ると木の下に、仮面をかぶった不気味な男がいた。
杉太郎「わたくし杉山杉太郎と申しまして、昔からねずみ男先生の大ファンなんですよ」
ねずみ男をべた褒めする。
杉太郎「先生、ひとつわたくしと手を組んで商売やろうじゃありませんか。詳しいことはわたくしの家で」
杉太郎について行ったねずみ男。家には大きな樽があり、大根を漬けている。村から大根を盗んだのは、この杉太郎なのだった。
杉太郎「しかしまだ少ししかありませんのでね。売ってもたいした金にはなりません。そこで先生のお力をひとつ。ふふふふ」
鬼太郎「最近、村のあちこちで畑の大根を盗まれて困ってます。妖怪の仕業に違いありません。このままでは村は破産です。大至急、妖怪を退治してください」
目玉おやじは「きっと狸か狢のせいだろう。ほっとけ」と言うが、それでも鬼太郎は行くことにした。
その村にちょうどやって来たねずみ男は、大根泥棒として疑われてしまった。鬼太郎がそこへ到着して、村人たちから大歓迎を受ける。その人気にねずみ男は嫉妬した。
ねずみ男「よーし、俺も男だ。天下のねずみ男。ここで一発、逆転ホームランを打ってやるぞ」
警官らに畑を案内されている鬼太郎。村には妖怪の言い伝えがあって、山奥には杉の森があり化け物が出るという。鬼太郎はそこへ向かった。
夕方。徹夜のために眠い鬼太郎の前に、ねずみ男が現れた。鬼太郎が乗っている馬にちょいと乗せてくれと、ねずみ男は言う。
鬼太郎「悪いけど、僕は眠くて疲れてるんだよ」
ねずみ男「そりゃ丁度いいや」
ねずみ男は背後に隠し持っていた棒で鬼太郎を殴った。落馬し倒れ、気を失う鬼太郎。
ねずみ男「ゲゲゲの鬼太郎もこれで一巻の終わりだ。今度から俺がビビビのねずみ男で売り出すからな」
ねずみ男は、鬼太郎を川に投げ込んだ
馬に乗って進む、ねずみ男。
杉太郎「よっ!待ってました、ビビビのねずみ男先生!」
見ると木の下に、仮面をかぶった不気味な男がいた。
杉太郎「わたくし杉山杉太郎と申しまして、昔からねずみ男先生の大ファンなんですよ」
ねずみ男をべた褒めする。
杉太郎「先生、ひとつわたくしと手を組んで商売やろうじゃありませんか。詳しいことはわたくしの家で」
杉太郎について行ったねずみ男。家には大きな樽があり、大根を漬けている。村から大根を盗んだのは、この杉太郎なのだった。
杉太郎「しかしまだ少ししかありませんのでね。売ってもたいした金にはなりません。そこで先生のお力をひとつ。ふふふふ」
夜になり、畑に大根を盗みにきたふたり。
杉太郎「先生、もっとスピードあげていただかないと。夜は短いんですよ」
ねずみ男「ちぇっ。先生先生とたてまつるわりには人使いの荒いやつだよ」
朝。川を流れている鬼太郎を、釣りをしていた警察官が発見した。助けられた鬼太郎は目を覚ます。そこへ村人がやってきて、畑の大根を根こそぎ盗まれてしまったと言う。鬼太郎を責める村人たち。
鬼太郎「あと一日だけ時間をくれませんか。ぼくが必ず犯人を捕まえてみせます」
馬で大根を運んでいる杉太郎とねずみ男。家に帰ってくると、すぐに大根を漬けようとする杉太郎。すると疲れてしまった馬が倒れた。
杉太郎「ちょうどいい。大根と一緒に馬も漬けてしまいましょう。漬物の味がぐっと美味しくなりますよ」
のこぎりを取り出した杉太郎に、震え出すねずみ男。
杉太郎の家にやってきた鬼太郎は、寝ているねずみ男を発見した。
鬼太郎「こんなに大根を盗んで。今度という今度は許さないぞ」
往復ビンタされたねずみ男は、片棒を担いだだけだと言う。
鬼太郎「じゃあ相棒は誰だ。どこにいるんだ」
そこへ笑い声。樽の上に杉太郎がいた。
鬼太郎「貴様、妖怪だな!」
石を投げると、それが男の仮面を割った。
鬼太郎「漬物好きの妖怪、ほうこうだ!」
ほうこう「ふははは。よく見ぬいたな。いかにも俺は妖怪ほうこうだ。貴様を漬物にしてくれるわ!」
ほうこうは歯を発射した。それが当たると鬼太郎は倒れる。痺れ薬が塗ってあるのだ。
ほうこうは、ねずみ男に鬼太郎をのこぎりで始末するように命じた。
ほうこう「わしの正体を知った以上、お前は奴隷としてこき使ってやる」
それに文句を言うねずみ男。
ほうこう「うるさい!つべこべ言うと貴様から先に漬物にしてやるぞ!」
逃げるねずみ男を、ほうこうはのこぎりを持って追いかけた。鬼太郎の下駄が宙を飛んでやって来て、ほうこうに攻撃する。その隙にねずみ男は逃げ出した。
ねずみ男は目玉おやじのところにやってきた。
ねずみ男「おやじ、運命だと思ってあきらめるんだな。のこぎりでばらばらにされたあげく、樽の中に漬けられちまったんだからね」
下駄が超能力で動いているからまだ死んではいない、と目玉おやじは言う。箱から祖先伝来の霊薬を取り出し、これがあれば鬼太郎を元に戻せるから案内しろと言った。しかしねずみ男は、鬼太郎が元に戻るとビビビのねずみ男として自分を売り出せないと断る。そこへカラスがやってきて、目玉おやじは背に乗った。それを追いかけるねずみ男。
杉太郎「先生、もっとスピードあげていただかないと。夜は短いんですよ」
ねずみ男「ちぇっ。先生先生とたてまつるわりには人使いの荒いやつだよ」
朝。川を流れている鬼太郎を、釣りをしていた警察官が発見した。助けられた鬼太郎は目を覚ます。そこへ村人がやってきて、畑の大根を根こそぎ盗まれてしまったと言う。鬼太郎を責める村人たち。
鬼太郎「あと一日だけ時間をくれませんか。ぼくが必ず犯人を捕まえてみせます」
馬で大根を運んでいる杉太郎とねずみ男。家に帰ってくると、すぐに大根を漬けようとする杉太郎。すると疲れてしまった馬が倒れた。
杉太郎「ちょうどいい。大根と一緒に馬も漬けてしまいましょう。漬物の味がぐっと美味しくなりますよ」
のこぎりを取り出した杉太郎に、震え出すねずみ男。
杉太郎の家にやってきた鬼太郎は、寝ているねずみ男を発見した。
鬼太郎「こんなに大根を盗んで。今度という今度は許さないぞ」
往復ビンタされたねずみ男は、片棒を担いだだけだと言う。
鬼太郎「じゃあ相棒は誰だ。どこにいるんだ」
そこへ笑い声。樽の上に杉太郎がいた。
鬼太郎「貴様、妖怪だな!」
石を投げると、それが男の仮面を割った。
鬼太郎「漬物好きの妖怪、ほうこうだ!」
ほうこう「ふははは。よく見ぬいたな。いかにも俺は妖怪ほうこうだ。貴様を漬物にしてくれるわ!」
ほうこうは歯を発射した。それが当たると鬼太郎は倒れる。痺れ薬が塗ってあるのだ。
ほうこうは、ねずみ男に鬼太郎をのこぎりで始末するように命じた。
ほうこう「わしの正体を知った以上、お前は奴隷としてこき使ってやる」
それに文句を言うねずみ男。
ほうこう「うるさい!つべこべ言うと貴様から先に漬物にしてやるぞ!」
逃げるねずみ男を、ほうこうはのこぎりを持って追いかけた。鬼太郎の下駄が宙を飛んでやって来て、ほうこうに攻撃する。その隙にねずみ男は逃げ出した。
ねずみ男は目玉おやじのところにやってきた。
ねずみ男「おやじ、運命だと思ってあきらめるんだな。のこぎりでばらばらにされたあげく、樽の中に漬けられちまったんだからね」
下駄が超能力で動いているからまだ死んではいない、と目玉おやじは言う。箱から祖先伝来の霊薬を取り出し、これがあれば鬼太郎を元に戻せるから案内しろと言った。しかしねずみ男は、鬼太郎が元に戻るとビビビのねずみ男として自分を売り出せないと断る。そこへカラスがやってきて、目玉おやじは背に乗った。それを追いかけるねずみ男。
目玉おやじとねずみ男は、ほうこうの家にやってきた。目玉おやじは、漬物樽に薬を入れるから一時間後に火を点けるようねずみ男に言う。
家の中。ほうこうが寝ている隙に、目玉おやじは樽の蓋のすきまから霊薬を入れた。
外にいるねずみ男。
ねずみ男「そうだ、いま火を点ければ邪魔者はすべて消せるぞ。今がチャンスだ」
落ち葉を集めて火を点ける。家は炎に包まれた。しかし火の球が飛んできて、ねずみ男を襲う。
ほうこう「こらあ、ねずみ男!逃げても無駄だ。この愚か者め。わしはあんな付け火で死ぬような妖怪ではない。わしの本当に恐ろしい正体、見せてくれるわ!」
ねずみ男の前に四人のほうこうが現れた。地ほうこう、水ほうこう、火ほうこう、風ほうこう、とそれぞれ名乗る。
地ほうこう「よくもわしの大切な漬物を台無しにしてくれたな」
ねずみ男は、目玉おやじに命令されてやったのだと言い訳する。悪いのは鬼太郎と目玉おやじで、本当は漬物の神としてほうこうを崇めていたと言う。
焼けた家の中から、クワで鬼太郎の骨を探しているねずみ男。ほうこうは「見つからなかったら食べてしまうぞ」と言った。見つけた骨を見せる。火ほうこうと水ほうこうの手がぶつかり、光る。
地ほうこう「気をつけろ。火と水がぶつかったら、それまでだぞ。骨はわしが調べる」
それは馬の骨だった。
地ほうこう「わしらを騙したな!もう勘弁ならん」
四人のほうこうに追いかけられたねずみ男は、穴に落ちた。そこには鬼太郎がいた。気を失うねずみ男。
穴からちゃんちゃんこと下駄が飛び出て、ほうこうに襲いかかった。火ほうこうと水ほうこうは同時に穴に飛び込み、ぶつかって光って消えてしまった。穴から鬼太郎が現れる。
地ほうこう「こしゃくな小僧め。わしの怪力を見せてやる」
投げ飛ばされる鬼太郎。
風ほうこう「今度はわしの風で錐揉みしてやるわい」
覆い被さる風ほうこうを、鬼太郎は投げ飛ばした。地ほうこうとぶつかって光り、消滅した。風が吹き、地面に亀裂が入り、しめ縄を巻かれた杉が倒れた。
家の中。ほうこうが寝ている隙に、目玉おやじは樽の蓋のすきまから霊薬を入れた。
外にいるねずみ男。
ねずみ男「そうだ、いま火を点ければ邪魔者はすべて消せるぞ。今がチャンスだ」
落ち葉を集めて火を点ける。家は炎に包まれた。しかし火の球が飛んできて、ねずみ男を襲う。
ほうこう「こらあ、ねずみ男!逃げても無駄だ。この愚か者め。わしはあんな付け火で死ぬような妖怪ではない。わしの本当に恐ろしい正体、見せてくれるわ!」
ねずみ男の前に四人のほうこうが現れた。地ほうこう、水ほうこう、火ほうこう、風ほうこう、とそれぞれ名乗る。
地ほうこう「よくもわしの大切な漬物を台無しにしてくれたな」
ねずみ男は、目玉おやじに命令されてやったのだと言い訳する。悪いのは鬼太郎と目玉おやじで、本当は漬物の神としてほうこうを崇めていたと言う。
焼けた家の中から、クワで鬼太郎の骨を探しているねずみ男。ほうこうは「見つからなかったら食べてしまうぞ」と言った。見つけた骨を見せる。火ほうこうと水ほうこうの手がぶつかり、光る。
地ほうこう「気をつけろ。火と水がぶつかったら、それまでだぞ。骨はわしが調べる」
それは馬の骨だった。
地ほうこう「わしらを騙したな!もう勘弁ならん」
四人のほうこうに追いかけられたねずみ男は、穴に落ちた。そこには鬼太郎がいた。気を失うねずみ男。
穴からちゃんちゃんこと下駄が飛び出て、ほうこうに襲いかかった。火ほうこうと水ほうこうは同時に穴に飛び込み、ぶつかって光って消えてしまった。穴から鬼太郎が現れる。
地ほうこう「こしゃくな小僧め。わしの怪力を見せてやる」
投げ飛ばされる鬼太郎。
風ほうこう「今度はわしの風で錐揉みしてやるわい」
覆い被さる風ほうこうを、鬼太郎は投げ飛ばした。地ほうこうとぶつかって光り、消滅した。風が吹き、地面に亀裂が入り、しめ縄を巻かれた杉が倒れた。
穴から目玉おやじが出てきた。
目玉おやじ「鬼太郎、よくやった!」
鬼太郎「父さんが霊薬を持って来てくれたおかげですよ」
目玉おやじ「それはそうと、ねずみ男はどうする。あのままの方が、あいつも薬になるんじゃろうが」
地面に伸びているねずみ男
鬼太郎「いやあ、これじゃ可哀想だよ」
目玉おやじ「うむ。こいつも妙に憎めないところがあるやつじゃからなあ」
目を覚ましたすねずみ男。
目玉おやじ「二千年以上経った木は、ほうこうという妖怪になって木から抜け出し、自由に生活することができるんじゃ」
しかし水ほうこうと火ほうこうは中和されて無になり、地ほうこうと風ほうこうは同化してしまい、消滅してしまったのだった。
倒れた杉を売れば、大根の分を埋め合わせできると言う鬼太郎。それを村人に伝えるために去る。ねずみ男は行かないと言う。
ねずみ男(…今に見てろ。必ず俺様、ビビビのねずみ男で売りだすんだかんな)
去って行く鬼太郎の後ろ姿。
目玉おやじ「鬼太郎、よくやった!」
鬼太郎「父さんが霊薬を持って来てくれたおかげですよ」
目玉おやじ「それはそうと、ねずみ男はどうする。あのままの方が、あいつも薬になるんじゃろうが」
地面に伸びているねずみ男
鬼太郎「いやあ、これじゃ可哀想だよ」
目玉おやじ「うむ。こいつも妙に憎めないところがあるやつじゃからなあ」
目を覚ましたすねずみ男。
目玉おやじ「二千年以上経った木は、ほうこうという妖怪になって木から抜け出し、自由に生活することができるんじゃ」
しかし水ほうこうと火ほうこうは中和されて無になり、地ほうこうと風ほうこうは同化してしまい、消滅してしまったのだった。
倒れた杉を売れば、大根の分を埋め合わせできると言う鬼太郎。それを村人に伝えるために去る。ねずみ男は行かないと言う。
ねずみ男(…今に見てろ。必ず俺様、ビビビのねずみ男で売りだすんだかんな)
去って行く鬼太郎の後ろ姿。
その後の『ゲゲゲの鬼太郎(第1期)』
ねずみ男の立ち位置が絶妙でしたね。
この第1期の2年後には、カラー放送で第2期が始まりました。
この第1期の2年後には、カラー放送で第2期が始まりました。