幻の名作？日テレが放った！ドラマ『セーラー服反逆同盟』とは？

1980年代のテレビドラマといえば『スケバン刑事』をはじめ、女子学生が活躍するものが数多くありました。スケバン刑事は3期までありましたし、セーラー服反逆同盟や花のあすか組に少女コマンドーIZUMIのドラマも人気がありました。そんなドラマの中から、フジテレビのスケバン刑事に対抗して放送された日テレのセーラー服反逆同盟にスポットを当ててみたいと思います。

セーラー服反逆同盟ってどんなドラマ？

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日テレがフジテレビに対抗⁉

1980年代…黄金時代と呼ばれたバブル期。
1970年代とは違い、自由だった80年代に生まれたものや流行ったものがあります。
竹の子族やホコ天からのバンドブーム、テクノミュージックやなめ猫、様々なアーティストにアイドルたち。食もファッションも。
テレビ番組ももちろん、ドラマも幅広い内容で放送されてましたね。
ほのぼの系やスポーツ系に青春学園もの、ダークな感じの「とんぼ」「高校教師」や「ヤヌスの鏡」「ハイスクール落書き」「スケバン刑事」などなど。
フジテレビの「スケバン刑事」は当時社会現象に。子どもたちが真似して主人公が使うヨーヨーを振り回して、決め台詞を言ってました。
「スケバン刑事」はシリーズ化し「スケバン刑事３」に合わせて、日テレがぶつけてきたのが「セーラー服反逆同盟」なんです。

W主演！中山美穂＆仙道敦子

【ドラマ詳細】
1986年10月13日~3月23日
月曜日　19:30~20:00
全23回放送
主演　山縣ミホ役：中山美穂　
　　　高坂ユミ役：仙道敦子
　　　弓削ルリ役：山本理沙
　　　渋川ケイ役：後藤恭子

＊かつての進学校だった黒鳥学園。学園を牛耳り・のさばる校長一派を倒すため、秘密と暗い過去をもった少女たちが立ち向かいます。その名を『セーラー服反逆同盟』。

当時はセーラー服姿の少女たちが困難に立ち向かう系のドラマが流行っていました。
不良少女的なドラマも。　
不思議と出演した人たちはその後売れています。
セーラー服反逆同盟はW主演となっていますが、当時すでに人気があった中山美穂さん。
撮影当初は多忙なため、なかなか撮影に合流できず出演していない回もありました。
前半は仙道敦子扮する高坂ユミメインのストーリー展開になっています。

こんなのあり？女子高生乱闘シーン

荒廃した学園と悪の組織に立ち向かう女子高生が主演のドラマですが、悪と対峙するときは白のセーラー服に身を包みロングスカートをひるがえし、悪を追い詰めていきます。
顔バレ防止のため？濃い目のメイクが当時の不良…スケバンみたいです…。

内容はさておき乱闘シーンですが、これがすごい！
何がすごいって、ほぼ素手と変わらない『セーラー服反逆同盟』の女子高生4人相手に大の男たちが武器を持って戦うんです。
また、その武器というのがドラムのスティックだったりギターだったり、木刀だったり…しかも多勢。
いやーよく勝ってたな、と思います。
改めてドラマを見たんですが、いろいろビックリしましたね。
ぜひ機会があればご覧ください。

印象深いナレーションをご紹介。
「青春　それは悲しみと苦しみ。この物語は悪の巣窟『黒鳥学園』を舞台に、暗い過去と秘密を背負った少女たちが勇敢にも悪に立ち向かう戦いのドラマである」

えっ！この人も⁉豪華なキャスティング

バラを投げる美穂さんでしたね#セーラー服反逆同盟 #痛快J太郎 pic.twitter.com/GnZpvzJ24N
— 大洲のリツロー@愛媛の (@ritsuro_oz3) June 21, 2019

セーラー服反逆同盟のメンバーは？

山縣ミホ(やまがたみほ)＝中山美穂
・黒鳥学園理事長の娘でありながら、そのやり方に反発。前理事長の頃の学園を愛して止ま
　ない。
　乗っ取った末に理事長になった父親を憎んではいるが憎み切れずに苛立ちます。
　そこで反逆同盟がピンチの時には、陰ながら『爆発する赤いバラ』を投げて助太刀してい
　ましたが、親友の香織が亡くなり状況に変化が。
　父親の陰謀の巻き添えで殺された親友の香織。怒りもあらわのミホは反逆同盟に加入する。
　武器は花弁が刃物のように鋭くなっている赤いバラ。投げ飛ばせば爆発する。
高坂ユミ(たかさかゆみ)＝仙道敦子
・成績優秀でスポーツ万能の優等生だが、ルリ・ケイに誘われて反逆同盟に加入。リーダー的
　な存在。
　母親からの虐待をうけて４歳の時に殺されかける。出刃包丁による傷跡が胸に。
　しかし、母親が『黒鳥』の紋章をつけた男たちに連れ去られたことをきっかけに、福岡県か
　ら『黒鳥学園』に転入してきました。
　武器は、鎖付きの革手袋。手袋をしてからのパンチやキックなどの攻撃なので、ほぼ武器な
　しの状態です。
弓削ルリ(ゆげるり)＝山本理沙
・勝気な性格ゆえにユミと対立することもあるが、じつは情に厚く情に脆い。
　反逆同盟には牧野からのスカウトで。
　実は反逆同盟を立ち上げたのは２－A担任の牧野。ルリとケイを誘い、学園の正浄化を図ろ
　としていた矢先…溺死させられます。
　武器は、鉛筆。大針を仕込んであるので投げたり刺したり。
渋川ケイ(しぶかわけい)＝後藤恭子
・おとなしく真面目な反面、怒らせると一番怖いタイプ。
　ぶつかるユミとルリの仲裁役でもある。
　武器は、樹脂製の鎖をスカーフに仕込んだもの。

えっ⁉意外な出演者

あらためてセーラー服反逆同盟を視聴して思ったのは、「こんな人も出演しているんだ!」でした。
個性派として有名な人たちも。
・安岡力也　　　・奈美悦子　　　・竹中直人
・森口博子　　　・ガッツ石松　　・愛川欽也
・岡寛恵　　　　・ジェリー藤尾　・藤岡重慶
ほかにも、いろんな方々が出演されています。
暴力教師役や催眠術で生徒の洗脳を企てる教師、女生徒を売り飛ばし金を稼ぐ教師に殺害した生徒で人体蘇生実験をする教師役など。
犯罪者ばかりでびっくりです。こんな学校ありえませんよね。
若かりし頃の、みなさんの演技は要チェック。

見どころ満載！セーラー服反逆同盟

中山美穂　参戦！セーラー服反逆同盟

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主演ふたりの可愛らしさはもちろん、アクションシーンも見どころ。
セーラー服
反逆同盟の４人の戦う姿に子どもながらにドキドキしました。
が、大人になって見てみるとビックリ。
女子4人VS.男たち。多人数で武器あり。しかも武器がいろんな意味ですごい。
男たちがドラムのスティック持って襲いかかってきたり、散弾銃で襲われたり、ギター持った男たちに襲われたり…。
また、森口博子のバニーガール姿が拝見できたり、「水着がいっぱい！学園騒動」の回では本当に水着がいっぱいです‼
決めゼリフにナレーション、出演者やアクションシーンとインパクト大の『セーラー服反逆同盟』、80年代を代表するドラマではないでしょうか。

最後に決めゼリフを。
「闇の中でのさぼり続ける悪党ども　てめえらのようなワルは許せねえ！　天に代わって成敗する！　純潔と燃える正義の　セーラー服反逆同盟」