厳しい職人の世界に入り切磋琢磨する主人公・関口将太、人一倍努力家で負けず嫌い!
主人公の父親は北海道の小樽にある寿司屋「巴寿司」を営む寿司職人。将太は元々寿司職人になるつもりはありませんでしたが、父親が「笹寿司」に妨害され重傷を負ったことがきっかけで家業を継ぐことになります。厳しい世界に辛い思いをすることは多く挫けそうになることもありますが、努力の才能と負けず嫌いな性格で次々と難しい知識と技術をものにしていきました。
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将太の寿司では全編を通して高度な技術を持った手強い寿司職人が多く登場します。包丁技術や焼き物技術それに他ではなかなか手に入らない新鮮なネタなど、日本一の寿司職人を目指すにあたり山あり谷ありです。しかも権力と財力を笠に全国展開を達成した笹寿司は何度も妨害してきます。普通なら「もう駄目だ」と諦めるところを、負けず嫌いの将太は正面から相手に勝負を挑んでいました。彼の根性が日本一への大きな道を切り開くことになります。
関口将太の宿敵・笹木剛志による嫌がらせ、徹底的に嫌われ続けるも最後は将太の握った寿司で改心!
前述した笹寿司には社長の息子で躊躇せず数々の非道な振る舞いを行う笹木剛志(ささき たけし)がいます。作中は父親の笹木社長とグルになって、将太の店に魚を回さなかったり金を積んで傘下に収めようとしたりとやりたい放題。その為将太本人や家族にかつてのクラスメイトと多くの人に嫌われてきました。しかし最終決戦で自らの間違いに気付き、巴寿司で大っ嫌いだったはずの将太が心を込めて握った寿司を食べ涙を流して感動します。その後は将太の良き友人として彼を支えていきました。
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本作の一番の魅力は個性豊かな登場人物!恋に友情など様々な人間ドラマから目が離せない!
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前述した笹木剛志の将太への数々の妨害が目立つものの、本作には魅力溢れる登場人物が多くいます。凄腕の寿司職人・鳳征五郎や腕前はプロ級だが女好きの岡村秀政に包丁の名人・奥万倉新一など、それぞれに様々な人間ドラマがあり目が離せません。特に中学卒業時に離れ離れになった渡辺久美子との恋愛は、遠距離恋愛にも関わらずお互いの想いは不滅。主人公を応援し最後は二人でゴールイン、巴寿司を将太と仲良く切り盛りしていました。
将太の寿司第2ステージは2人の子供が主役!腕前は確かだが片方は問題児で衝突も多い!
「将太の寿司2World Stage]では関口将太の息子・将太朗と、将太が働いていた鳳寿司で5年先輩だった佐治安人(さじ あんと)の息子・佐治将太が活躍します。将太朗の寿司職人としての腕前は父親譲り、一方佐治将太も高い能力があるものの傲慢不遜でかなりの自信家です。正反対の性格の二人は諍いが絶えず全く仲が良くありません。本作は彼らの作る寿司や複雑な人間ドラマが魅力です。
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