戦乱の舞台は全国へ【信長の野望・全国版】
2017年1月24日 更新

戦乱の舞台は全国へ【信長の野望・全国版】

1988年3月18日に光栄(現・コーエーテクモゲームス)より発売。 信長の野望シリーズ第二作にあたる、歴史シミュレーションゲーム。 文字通り今回は全国が舞台! プレイヤーは50カ国からなる戦国大名の1人となり、天下統一を目指す。

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全国版の特徴

舞台は日本全国へ

舞台は日本全国へ

前作は近畿や関東など、17ヶ国だったのが
「全国版」の名の通り、日本全国へ拡大。

それに伴い戦国大名も大幅に増加され
その数50名。
お気に入りの大名家で全国統一を目指します。

前作にあった、17カ国モードで遊ぶ事も可能。
武将の顔グラフィックが実装

武将の顔グラフィックが実装

信長の野望シリーズお馴染みの顔グラですが
本作より登場!ドット絵もシブいです。
また本作の大きな特徴は、武将配下は登場しないということです。
シリーズ初期ということもあり、操作できるのは選択した大名のみとなります。

武将が居ないことから、プレイヤーの大名が死んでしまうと跡継ぎなど立てることなく
即座にゲームオーバーとなり、シビアです。
上記の理由により、寿命の短い毛利元就のような武将は非常に難易度が高くなります。
武将の能力はランダム?!

武将の能力はランダム?!

信長の野望シリーズでおなじみの
大名の「能力」に関しては固定値ではなく
ルーレットでランダムに決まります。

満足の行く能力値になるまでひたすら回すのは
妙な中毒感があります。
そしてもう1つ大きな特徴といえば「空白地」の扱いです。
 
プレイヤー大名が死ぬとゲームオーバーですが、NPC大名が
病死や暗殺で死んだ場合、その大名が治めていた領地は空白地となります。

空白地は残された大名たちで奪い合っていくわけですが
その奪い方はユニークで、なんと「入札」で決まります。
空白地に隣接した大名は入札に参加でき、最高額を提示した大名家がその領地を治めるという
戦国時代の世界観を無視した大胆なシステムですが、これも本作の魅力の1つとも言えます。
シュールな暗殺

シュールな暗殺

弱小国が相手だと、忍者を雇い暗殺すれば
あっさりと滅んでくれたりします・・・。
出典 shinshu.fm

内政

内政もシンプルな作りになっている。

内政もシンプルな作りになっている。

本作の内政は 
【開墾】 【治水】 【町づくり】 【施し】 
の4つが基本になっています。
「開墾」は、石高が上昇するが、治水と民財が低下する。
「治水」は、最大100まで上げられる治水度を上昇させる事で年貢収入が増える。
「町づくり」は、町の価値が増加するが民財が低下する。
「施し」は、金・兵糧を民に施す事で民忠を上げ民財を増加させる。
基本的に、金よりも兵糧を施した方が、民忠がより増加する。
もう1つ内政には面白いシステムがあり、なんと借金が出来てしまいます!
この借金の使い方で天下統一への道のりが随分と変わってきます。
どういったものかと言うと・・・。
領国を発展させていく過程で必要な場合は、商人から借金もできる。
借入可能額はその国の町の価値と同額である。
借金は毎年の秋に自動的に返済され、秋以外でも商人がいれば返済可能である。
秋の借金返済は兵士への給料支払いより優先されるため、借金額や年貢率によっては支払うべき給料が足りず、不足分だけその国の兵士数が減少することもある。

また、借金は大名単位ではなく国単位で計上されるため、負債を抱えている時点でその国を敵大名が奪った場合、その大名に借金返済義務が生じることになる。
例えると、織田信長ではなく「尾張国」が借金を背負ってる、ということですね。
これを利用し、全兵力で美濃へ出兵し勝ち取ったとします。

尾張国は兵力が0になり、手薄になったところを徳川家が攻めてきました。
尾張国を手に入れた徳川家ですが
前の統治者である織田家の借金を肩代わりをする羽目になり
徳川家の兵力が削られるという・・・悲惨な現象が起こります。

「これ歴史シミュレーション・・・?」と疑ってしまいそうですが
これも全国版の醍醐味の1つではないでしょうか。
借金を上手に肩代わりさせることで、プレイヤーは天下統一に近づいていきます。

合戦

合戦は、各陣営最大5部隊同士で争われ
大将の部隊である第1部隊を全滅させるか退却させると勝利となる。
第1部隊が残っていても、兵糧を切らした方は負けとなる。第1部隊を全滅させて勝利した場合、残った敵側の兵士は自国のものになる。
また大将が大名であった場合は部隊の戦闘力が2倍となるが、この際第1部隊を討ち取れば、大名が持つ全ての国を手に入れることができる。逆にプレイヤー側が討ち取られればゲームオーバーである。
おなじみのHEX戦

おなじみのHEX戦

プレイヤー大名が討ち取られてしまうと
即ゲームオーバーというシビアさ。
合戦では、どの部隊も1コマずつしか移動できない。また、隣接しないと攻撃できず、移動と攻撃も同じターンにはできない。このルールと戦場の地形を利用して、敵の部隊から逃げ回り、攻め手にあっては兵糧攻め、すなわち相手の兵糧切れ、守り手にあっては戦争の期限である1カ月が過ぎるのを待つという戦術も可能である。
部隊は「鉄砲・騎馬・足軽」の順に強い。ただし、鉄砲隊はその国の武装度を50以上に上げないと、20%以上の編成率にできない。

また、兵忠が低いと謀反が、民忠や民財が低いと一揆が起きることがある。謀反の場合はその国の兵士が正規軍と謀反軍に分かれて戦うが、一揆の場合は正規軍はその国の兵士がすべて動員され、一揆軍はその国の兵士とは無関係に兵士が動員される。したがって、戦い方によっては一揆によって兵士が逆に増えることもある。
織田家vs明智家

織田家vs明智家

織田家(プレイヤー)が圧倒的不利で敗色濃厚。
この状況を覆るのでしょうか?

シンプルさが魅力

 (1577486)

シミュレーションゲームと言えば
シリーズを重ねるにつれ複雑化され
ついていけなくなる方も多いかと思います。

全国版はそういった点では非常にシンプルです。
単純ですが、とても奥深いゲームに仕上がっています。

前作をスタイリッシュにまとめ上げ
後に繋がる信長の野望シリーズの礎を築いた作品と言えるのではないでしょうか。
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