ソニック初の3D作品『ソニックアドベンチャー』とは
『ソニックアドベンチャー』(SONIC ADVENTURE)1998年12月23日、ドリームキャスト用ソフトとしてソニックチームの製作でセガ(後のセガゲームス)より発売されたハイスピード3Dアクションゲーム。[1]
ソニックシリーズ初の3D作品。3D作品になったことに合わせ、キャラクターに声優がつくようになり、設定・デザインが変更され、BGMも打ち込み中心からロック調のものに変わった。以降は本格的に3D作品が製作されることになる。
主人公ソニックを含めた6種類のキャラクターの中から選択し、それぞれのステージの目的をクリアしていく。キャラクターごとに能力とゲームシステムが異なり、違ったゲームを楽しんでいるかの如く何度でも楽しめる、という点を売りにしていた。このシステムは以降の作品にも採用されている。シナリオも過去の作品の単純で爽快なものとは違い、この作品からは暗く緻密なシナリオも見られるようになる。
via www.amazon.co.jp
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このビジュアルの差よ!!
前世代機であるセガサターンでは番外編のみの展開を行っており、メインシリーズとしては実に久々に登場したタイトルでした。
ドリームキャストの性能を活かしたフル3Dに加え、新たな試みも多数加えられた意欲的な作品となっています。
ドリームキャストの性能を活かしたフル3Dに加え、新たな試みも多数加えられた意欲的な作品となっています。
『モダンソニック』が生まれた経緯
本作が発売された頃は(私が個人的に大好きな)「ドリームキャスト」など、ゲームハードのスペックが大幅に向上した時期であり、表現できる幅が大きく広がることを受け、開発タイミングでキャラクターデザインが「クラシックソニック」から現代の「モダンソニック」へ変更されました。
リファインについては奇をてらうのではなく、順当な正統進化を意識、頭身を上げたりリアルな表現の質感にしたりといった特徴が見られます。また、キャラが喋るようになったため、多様な感情表現をできるようにもなっており、そういった要素を生かすためのデザインということで「モダンソニック」は生まれたのです。
その結果として、新キャラの追加や別タイトルとのコラボもしやすくなり、ストーリー自体もシリアスでハードなものにすることができるようになりました。
リファインについては奇をてらうのではなく、順当な正統進化を意識、頭身を上げたりリアルな表現の質感にしたりといった特徴が見られます。また、キャラが喋るようになったため、多様な感情表現をできるようにもなっており、そういった要素を生かすためのデザインということで「モダンソニック」は生まれたのです。
その結果として、新キャラの追加や別タイトルとのコラボもしやすくなり、ストーリー自体もシリアスでハードなものにすることができるようになりました。
3Dの代償…
ソニックシリーズ初の3D作品でありソニック達にCVが当てられた最初の作品でもある本作ですが、システムが完成されたものとは言い切れず、カメラワークの悪さ、バグ等の課題点も多くありました…。評価点、難点について詳しくはページの最後のほうにまとめます。
しかし、そのシステムも次回作には改善され3Dソニックの基礎が完成されています。
しかし、そのシステムも次回作には改善され3Dソニックの基礎が完成されています。
ストーリー
ステーションスクエアを走るソニックの前に謎の生命体「カオス」が現れる。
その生命体はカオスエメラルドを吸収することで進化し街を滅ぼすという伝説の怪物だった。
その存在を発見したエッグマンはカオスを手懐け、進化させてステーションスクエアを破壊させ、エッグマンランドを建設する計画を企む。
その企みを阻止するためソニックはテイルスとともにエッグマンを追って動き出す。
その裏でこの一件に巻き込まれたことでナックルズ、エミー、ビック、そしてガンマはそれぞれの思惑で動き出す。
それぞれの冒険の結末とは。そしてカオスとはいったいなんなのか。
カオスエメラルドが全て揃うとき、その真実が明かされる…。
その生命体はカオスエメラルドを吸収することで進化し街を滅ぼすという伝説の怪物だった。
その存在を発見したエッグマンはカオスを手懐け、進化させてステーションスクエアを破壊させ、エッグマンランドを建設する計画を企む。
その企みを阻止するためソニックはテイルスとともにエッグマンを追って動き出す。
その裏でこの一件に巻き込まれたことでナックルズ、エミー、ビック、そしてガンマはそれぞれの思惑で動き出す。
それぞれの冒険の結末とは。そしてカオスとはいったいなんなのか。
カオスエメラルドが全て揃うとき、その真実が明かされる…。
『ソニックアドベンチャー』の特徴とゲームシステム
アドベンチャーフィールドの採用
本作ではアドベンチャーフィールドを行動してアクションステージに行くというソニックシリーズでも珍しめのシステムを採用、フィールドにはパワーアップアイテムやコレクションアイテムであるエンブレムが落ちています。若干の謎解き要素もあります。
フィールドは複数存在し、電車などで行き来する事ができます。普通の人間も暮らしており、彼らと会話してヒントを貰う事も出来るようになっています。
フィールドは複数存在し、電車などで行き来する事ができます。普通の人間も暮らしており、彼らと会話してヒントを貰う事も出来るようになっています。
複数主人公によるオムニバス形式のストーリー
これまでにも複数主人公を採用したタイトルはありましたが、本作では1つの物語を別々の視点で見ていき、全員のストーリーを見ることで物語の全貌が分かるという手法が取られています。
プレイヤーキャラは以下の通り。最初はソニックしか選択できません。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』
おなじみの音速ハリネズミ。高速でステージを駆け巡るのはいつも通りで、新たにジャンプ中に敵やカプセルに向かって攻撃できる「ホーミングアタック」や並んだリングに沿って進む「ライトスピードダッシュ」が使えるようになりました。
『マイルス "テイルス" パウワー』
こちらもおなじみのソニックの相棒。ソニックとの差別化としてスピンダッシュが削られましたが、地上での尻尾攻撃と飛行中に加速できるリングが追加されました。
『ナックルズ・ザ・エキドゥナ』
毎度おなじみソニックのライバル。滑空、壁掴まり移動に加え、パンチ攻撃、地面を掘るといったアクションが追加されています。
『エミー・ローズ』
メガCD用ソフト「ソニックCD」で登場したソニックのガールフレンド。巨大なハンマーを使い、ダッシュ中に大ジャンプするといったアクションが特徴です。
『E-102 "γ"』
エッグマンに作られた戦闘用ロボット。敵をロックオンするレーザー攻撃や制限時間のあるステージが特徴です。
『ビッグ・ザ・キャット』
シリーズ初登場の太った猫。ステージを散策して釣りを行うという異色のキャラでした。
プレイヤーキャラは以下の通り。最初はソニックしか選択できません。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』
おなじみの音速ハリネズミ。高速でステージを駆け巡るのはいつも通りで、新たにジャンプ中に敵やカプセルに向かって攻撃できる「ホーミングアタック」や並んだリングに沿って進む「ライトスピードダッシュ」が使えるようになりました。
『マイルス "テイルス" パウワー』
こちらもおなじみのソニックの相棒。ソニックとの差別化としてスピンダッシュが削られましたが、地上での尻尾攻撃と飛行中に加速できるリングが追加されました。
『ナックルズ・ザ・エキドゥナ』
毎度おなじみソニックのライバル。滑空、壁掴まり移動に加え、パンチ攻撃、地面を掘るといったアクションが追加されています。
『エミー・ローズ』
メガCD用ソフト「ソニックCD」で登場したソニックのガールフレンド。巨大なハンマーを使い、ダッシュ中に大ジャンプするといったアクションが特徴です。
『E-102 "γ"』
エッグマンに作られた戦闘用ロボット。敵をロックオンするレーザー攻撃や制限時間のあるステージが特徴です。
『ビッグ・ザ・キャット』
シリーズ初登場の太った猫。ステージを散策して釣りを行うという異色のキャラでした。
パワーアップ要素の登場
各キャラクターは全部で3つのパワーアップアイテムを入手でき、アイテムを入手するとアクションが増えるようになりました。