「ネイティブ・サン」日本のフュージョンバンド
2018年3月25日 更新

「ネイティブ・サン」日本のフュージョンバンド

1970年代から80年代の日本のフュージョンブームに活躍したバンド「ネイティブ・サン」。懐かしいマクセルカセットのCMや与論島ライブ動画。「ネイティブ・サン」のメンバーやバンド名の意味。そして、フュージョンバンドゆえの迷走、解散にいたるまで。

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大出 元信-el-b

本田竹曠/峰厚介/大出元信/川端民雄/村上寛/ネイ... - ヤフオク! (1988163)

大出元信
1954年?-2008年7月11日に54歳で死去

大出元信は、古澤良治郎バンドに参加していたギタリスト。

ネイティブ・サン結成した時に加入、解散までバンドの演奏に携わっている。
「ネイティブ・サン」ののメンバーはジャズからのミュージシャンたちだ。
ロックバンド出身のミュージシャンがいない。

「ネイティブ・サン」の軌跡と ディスコグラフィー

本田竹広が命名したバンド名の意味
「ネイティブ・サン」は、黒人作家リチャード・ライト1940年に出版した『Native Son』(邦題:『アメリカの息子』)から由来している。この小説は1986年にマッド・ディロン主演で映画化されている、

1979年マクセルカセットテープTVCM YouTube動画

1979年にマクセルカセットテープのCMに使われた曲が大ヒットして「ネイティブ・サン」は一躍有名になった。

1979年のアルバム「NATIVE SON」は30万枚の売り上げを記録して、ジャズ界では異例のレコードセールスとなった。
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デビュー・アルバム『NATIVE SON』のあとに発売したアルバム『SAVANNA HOT-LINE』。

3枚目はニューヨークのライブハウス「ボトムライン」で録音されたライブアルバム『COAST TO COAST』をリリース。

この頃に「ネイティブ・サン」のメンバーが少しかわり、1980年よりトロンボーンの福村博が加わった。

パイオニア ステレオ音楽館・ネイティブサンinヨロン NATIVE SON in YORON YouTube動画

1981年8月12日、与論島・ヨロン海中公園センターでの「ネイティブ・サン」ライブ

出演:ネイティブサン NATIVE SON
本田竹曠(keyboard) HONDA TAKEHIRO
峰厚介(sax) MINE KOHSUKE
村上寛(DRUM) MURAKAMI HIROSHI
大出元信(GUITER) OHDE MOTONOBU
福村博(TB) FUKUMURA HIROSHI
ロミー・木下(BASS) ROMY KINOSHITA
番外「The Quartet (ザ・カルテット)」

番外「The Quartet (ザ・カルテット)」

1981年に『SQUARE GAME』というアルバムが発表された。

バンド名は「ネイティブ・サン」ではなく「The Quartet (ザ・カルテット)」参加ミュージシャンは「ネイティブ・サン」の峰厚介、本田広、村上寛の3人と鈴木良雄。

Amazon | リゾート | ネイティブ・サン | J-ジャズ | 音楽 (1988176)

1983年4枚目のアルバム『SHINING』は、ラテンミュージックにレゲエのリズムを取り入れた作品を発表。同時にネイティブサンは、マネージメントカンパニーを設立した。

1983年ポリドール移籍第1弾。
バハマ収録が行われた5枚目のLPアルバム『RESORT』は、「ネイティブ・サン」がレゲエに挑戦したアルバムだった。しかし、売り上げは伸び悩み、結果的には失敗に終わった。

1984年6枚目アルバム『GUMBO』はフュージョンバンドであるネイティブ・サンが原点のジャズに回帰し取り組んだ作品集。
1983年7月にスイスで開催された、モントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ盤アルバム『CARNIVAL~Live at Montreux』を発売。

かつてのフュージョンバンド「ネイティブ・サン」の輝きは失われつつあった。

峰厚介の脱

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1985年7枚目アルバム『DAY BREAK』は米木康志と本田竹広の息子、珠也をリズム・セクショに迎えポップなアルバムに仕上がっている。

そしてこのアルバムが峰厚介最後の「ネイティブ・サン」参加となった。

また峰厚介の後には、サックスに藤原幹典を迎え「ネイティブ・サン」を再結成、ポップ路線に向かっていく。

1986年8枚目アルバム『VEER』は、サックス奏者の藤原幹典を迎えた。

ネイティブ・サンらしいポップ作品が出来上がった。
フュージョンバンド「ネイティブ・サン」終焉を迎えつつあった。

ネイティブ・サンの解散

Amazon | Aguncha | ネイティブ・サン Takehiro Honda, Takehiro Honda, ネイティブ・サン | J-ジャズ | 音楽 (1988161)

1987年9枚目伸して最後のアルバム『Aguncha』AKEHIRO HONDA/ネイティブ・サン

ネイティブ・サンは別に本田竹広とクレジットされている。

この時フュージョン・ブームも終わりに差し掛かっていた。

9年間活動したフュージョンバンド「ネイティブ・サン」は、解散した。
1970年代後半から1980年代初めまで、当時日本の音楽シーンでブレイクしたフュージョン。
そのフュージョン・ブームの中で、ネイティブ・サンは、マクセルカセットテープのCMとのタイアップなど華々しい売り込みの結果、成功をおさめた。

しかし、その後バンドのコンセプトはフュージョンゆえに迷走していった。

ネイティブ・サン Limited Edition CD

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1,998
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