アランの妹の死等で民衆の貧窮を知ったオスカルは、庶民や革命派の今を知らぬまま王政維持を望み武力解決を選んだアントワネットから離れ、衛兵隊の隊長ながら革命に身を投じる。
出撃の前には「アンドレ、この戦闘がおわったら結婚式だ」という台詞まで見られた(死亡フラグ)。しかし、この頃もうアンドレは視力を失っており、オスカルも飲酒のし過ぎで血を吐いていて永くはない事を予感していた。
その後革命派によって追い詰められた国王一家はフェルゼンの助けで亡命しようとするも失敗。
結局国王は処刑となり、子供たちと引き離されたアントワネットもロザリーに形見を残しギロチンの露となって消えた。
番外編:バッドエンドで有名な童話「ごんぎつね 」「赤い蝋燭と人魚 」
実は一般に知られている文章は最後の一文が削られている。
その削られている一文は…
『ごん』はぐったりなったまま、うれしくなりました。
小川未明「赤い蝋燭と人魚」いわさきちひろ画
いわさきちひろ(1918‐1974)による絵本('75年/童心社)は、がんに冒されていた彼女の未完の遺作となった作品。
人魚の母親は、生まれる子の幸せを願い優しいと聞いた人間界にたくすのですが、人間の欲により哀しい結末に・・・。
赤い蝋燭と人魚 小川 未明 (著), 酒井 駒子 (イラスト)
その赤ん坊を拾ったのは蝋燭(ろうそく)つくりの老夫婦。神さまからの授かりものと大切に育てたが、よこしまな香具師についそそのかされ、美しく成長した人魚の娘を見世物に売り飛ばしてしまう。
哀れな娘が最後に残した3本の赤い蝋燭を取り戻しにきた、人魚の母の復讐は…。
自分とは違うものを恐れ、金に目を眩ませた結果娘を売ってしまった老夫婦と、人魚を商売道具として捉え不幸へと導いた商人。
これらはまさに人間の醜悪な性質である。
このような醜悪な性質のままに動いた人間のせいで、最終的に赤い蝋燭の祟りで町は滅ぼされた。
「紫電改のタカ」(1963年) 主人公の滝城太郎は、終戦を目前にして特攻隊員として出撃してゆく。
紫電改のタカ 『週刊少年マガジン』に1963年(昭和38年)7月から1965年(昭和40年)1月まで連載
その頃、主人公「滝城太郎」は沖縄の空に散って行った・・・
生死の行方ははっきり描かれていないが、状況から見て戦死したことは間違いないと思われる。
それを聞いた加助は「それは神様のしわざだ。だから毎日神様にお礼を言ったほうがいい」ということでした。
次の日も『ごん』は栗を持って兵十の家へ出かけました。 しかし家に入ろうとしたところを兵十が気づきました。
以前うなぎを盗んだイタズラギツネがまたやってきた!!
兵十は火縄銃に火薬を詰めると足音を忍ばせて近より、戸口を出ようとする『ごん』を狙い撃ちました。