映画「押切」
ストーリーと登場人物
押切トオル
主人公・押切を演じたのは徳山秀典さん。ストーリーは美少年の高校生・押切が小さい頃から度々みる悪夢から始まります。それはガスマスクを被った謎の人間が次々と殺人を行うというもの。やがて、現実に殺人鬼が現れ、その正体が押切だと噂され始めます。
最後はどうなった?(ネタバレ)
謎の殺人鬼はパラレルワールドから来たもう一人の押切でした。最後は主人公である押切がもうひとりの自分を殺します。パラレルワールドの自分は、主人公の押切も少しの違いで殺人鬼になる可能性があるということを示します。
映画のレビュー
映画というよりは「世にも奇妙な~」みたいなTVドラマ的な感じがした。お金がないなりに頑張っている感じがして、好感が持てるがこれを1800円払ってみるかというと…
原作のストーリーとかけ離れているわけではありませんが、短いストーリーを85分に引き伸ばしたため、原作ファンにとっては薄味に思えるかもしれません。
漫画「押切異談」
押切シリーズは1989年~1993年にかけて全6編の短編が月刊ハロウィンに掲載されました。まとまって読めるのは文庫版「伊藤潤二恐怖博物館9」。
漫画の押切は美少年ですが背が低いことにコンプレックスを持っています。友達が少ない高校生で、不気味な屋敷にひとりで住んでいます。
漫画の押切は美少年ですが背が低いことにコンプレックスを持っています。友達が少ない高校生で、不気味な屋敷にひとりで住んでいます。
映画の原作「侵入者」
via stat.ameba.jp
超常現象研究会メンバーの遺体
押切にせっかく出来た友達である超常現象研究会のメンバーですが、押切の不気味な屋敷に行ったところ、パラレルワールドの自分たちが、パラレルワールドの押切に殺されて埋められていることを知ります。
via naruseriri
その他の押切シリーズ
首幻想
1989年作。記念すべき押切初登場作品です。自分より背が伸びた友人を憎み、殺して屋敷の庭に埋めた押切ですが、死んだ友人の首が伸びる幻覚に悩まされます。やがてまわりの人たちの首や体が伸びるように見える押切は心神喪失となります。
via naruseriri