古き良きアメリカンコメディーの決定版『奥様は魔女』
2017年9月5日 更新

古き良きアメリカンコメディーの決定版『奥様は魔女』

「ティロティロティン」のベルの音、ピクピク動く小鼻、軽快な音楽、コミック的なファッション、観客席風の笑い声。そんな『奥様は魔女』は古き良きアメリカンコメディーの代表であり、1960年代のキュートとオシャレが詰まったポップカルチャーでした。今回はそんな『奥様は魔女』の魅力に迫っていきましょう。

7,661 view
 (1914023)

2代目ダーリンのディック・サージェント
初代ダーリンのディック・ヨークは、シーズン5で体調不要により降板。2代目ダーリンはディック・サージェントが務めました。

エンドラ:アグネス・ムーアヘッド

 (1914024)

サマンサの母親にして魔女。人間であるダーリンを見下していて、毎回登場してはちょっかいを出し、サマンサ一家を振り回します。
アグネス・ムーアヘッドは1940年代から活躍し、オスカーにも4度もノミネートされている大女優。街で偶然合ったエリザベスに口説かれての出演になったそうです。ドラマ終了の2年後に他界しているので、エンドラは人生最後の当たり役になったと言えるでしょう。

タバサ

 (1914026)

サマンサとタバサ
シーズン2で生まれた、ダーリンとサマンサの子供。小さいながらもしっかりと魔女の血統は受け継がれていて、魔法も使えます。
赤ちゃんから成長するにつれて、演じる子役は変わってきますが、長期にわたる撮影時間と、児童の労働時間の制限に対応するために、双子が選ばれて、代わる代わる演じていました。
ただ小さい子供たちは、撮影が終わって家に帰ってからも、魔法を使おうとしていたそうです。

ラリー・テイト:デヴィッド・ホワイト

 (1914025)

ダーリンの勤める広告代理店の社長にして友人。
陽気なお調子者で、仕事の失敗をダーリンのせいにしたり、クライアントには常に低姿勢でどんな事でも調子を合わせます。ただ人種差別論者には厳しく接する一面も。

『奥様は魔女』が与えた影響

広告代理店勤務の真面目なダーリンが結婚した相手は、一見普通のかわいい奥様なのですが、魔法使いの国からやって来た魔女。時折使うイタズラじみた魔法が、楽しくて笑いを誘いますし、なんとも粋でオシャレでした。
広くて明るいキッチン、大きな冷蔵庫、広い庭にガレージ付きの家。そんな、ごく一般的なアメリカの家庭の光景に、当時の日本人は憧れを抱いたものです。
 (1914030)

日本では1966年から放送されますが、『奥様は魔女』はその後の日本にも大きな影響を与えます。
ドラマの放送開始からわずか半年で、伝説のアニメの原作「魔法使いサリー」の連載がスタート。その後すぐにアニメ放送もスタートします。
その後に「魔女っ子メグちゃん」「魔法少女ララベル」「魔法の天使クリーミィマミ」などへと繋がる、【魔法少女もの】というカテゴリーを作っていく事になります。
ドラマでは、岡崎友紀さん主演の「おくさまは18歳」シリーズなどにも影響を与えたとも言われています。
ちなみに本国アメリカでも、『奥様は魔女』の大ヒットにあやかって、「かわいい魔女ジニー」などが放送され、ヒットしています。

日本版ドラマ

52 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

アメリカのホームコメディ・ドラマ『奥さまは魔女』のトリビアを7つご紹介!!

アメリカのホームコメディ・ドラマ『奥さまは魔女』のトリビアを7つご紹介!!

1964年から1972年までアメリカABCで放送されたのホームコメディ・ドラマ『奥さまは魔女』。日本では1966年から日本語吹替版で放送されました。そんなドラマ「奥さまは魔女」のトリビアを紹介。
ギャング | 947 view
『奥様は魔女』の”サマンサ”は私が考える《妻の理想形》だった!!

『奥様は魔女』の”サマンサ”は私が考える《妻の理想形》だった!!

『奥様は魔女』というTV番組で女優のエリザベス・モンゴメリーが演じる主人公である”サマンサ”は、私にとって《妻の理想形》でした。そんな”サマンサ”の魅力を少しでも紹介します。
アニメ「魔法少女プリティサミー」人気を博した『天地無用!』の人気美少女キャラクターが魔法少女になった作品だった!!

アニメ「魔法少女プリティサミー」人気を博した『天地無用!』の人気美少女キャラクターが魔法少女になった作品だった!!

アニメ「魔法少女プリティサミー」は、『天地無用!』の人気美少女キャラクター砂沙美を主人公に1996年10月よりテレビ東京系で放映された作品です。また、このアニメでは『天地無用!』のメインキャラクターも勢揃いしています。
星ゾラ | 6,042 view
『魔法使いサリー』(1966年)日本初の少女向けテレビアニメ・元祖魔法少女漫画

『魔法使いサリー』(1966年)日本初の少女向けテレビアニメ・元祖魔法少女漫画

魔法使いサリーは、少女漫画雑誌『りぼん』の連載5回目までは、魔法使いサニーでした。元祖魔法少女漫画、日本初の少女向けテレビアニメの魔法使いサリーをおさらいしていきましょう。初代『魔法使いサリー』の17話まではモノクロ、18話(1967年4月3日初放送)からはカラー。そのため、1970年代後期からの再放送は18話から行うようになっています。再放送で見た方は17話までは見たことがないということになります(モノクロのパートは、DVDなどのソフトで見ることができます)。
トントン | 21,550 view
幻のヒーローアニメ『電人アロー』がAI技術でカラー化!パイロット映像が「TMSアニメ公式チャンネル」にて配信開始!!

幻のヒーローアニメ『電人アロー』がAI技術でカラー化!パイロット映像が「TMSアニメ公式チャンネル」にて配信開始!!

トムス・エンタテインメント公式チャンネル「TMSアニメ公式チャンネル」にてアニメ『電人アロー』の配信が11月13日よりスタートし、映像の一般公開が決定しました。
隣人速報 | 156 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト