【ドゥ・ザ・ライト・シング(Do the right thing)】パブリック・エナミーと一緒に振り返ってみた
2017年1月30日 更新

【ドゥ・ザ・ライト・シング(Do the right thing)】パブリック・エナミーと一緒に振り返ってみた

 スパイク・リー監督による1989年制作の映画で「問題作」と言われることも多いです。日常生活の何気ない、さりげないすれ違いがきっかけとなって起こる、アフロ・アメリカン(黒人)とイタリア系、さらにはアジア系までを巻き込む人種間の摩擦を、ニューヨークの猛暑を舞台に描いています。またHipHop界の大御所パブリック・エナミーの「Fight the power」も映画に多大なインパクトを与えているので、映画と同時に振り返ってみたいと思います。

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音楽

 なんとなく映画の記事を書くとこのセリフを書く確率が高いような気がしますが、やっぱり書きますよ!
 なんといっても、この映画のもう一人の主役を忘れてはいけないですよね!!
 映画の中のそこかしこの場面で流れていたこの曲です。
 

Fight The Power (Full Version) - Public Enemy - YouTube

Fight the Power From Wikipedia, the free encyclopedia "Fight the Power" is a 1989 song by hip hop group Public Enemy. First released on the soundtrack for th...

パブリック・エナミー「ファイト・ザ・パワー」(長めヴァージョン)
 映画の一部になっていたと言ってもいいほど存在感が大きかったこの曲ですね。
 少しパブリック・エナミーについても触れてみましょう。

パブリック・エナミー(Public Enemy)とは

パブリック・エナミー(Public Enemy)

パブリック・エナミー(Public Enemy)

ヒップホップの歴史を語る上で、パブリック・エナミーは外せない存在だ。

彼らは、黒人が感じている社会と政治に対する怒りをラップにした、言わば、社会派ヒップホップの先駆者だ。

パブリック・エナミーのメインラッパーである「チャックD」は、パブリック・エナミーの影響により、ブラック・コミュニティーにおいて、「何千人もの指導者が生まれること」を目標としていたそうだ。
 このパブリック・エナミーのリーダー的存在と言ってもいい、チャックD、とてもいいこと言っているインタビューも見つけてしまったので、載せてしまいますね!
パブリック・エナミーのチャックD

パブリック・エナミーのチャックD

「もしヒップホップが好きなら、自問してみて考えてみるといいよ。俺たちは26年間、90か国を回ってやってきて、俺たちなりの理由がみつかってるんだ。俺たちとしてはボブ・マーリィ、ボブ・ディラン、ボビー・ウーマックというような文脈を持っているべきだと思うんだ。どんな状況や局面にもあてはまるような表現じゃなきゃだめなんだよ。『俺には金があって、おまえには金がない』ってそれだけの話になるとね、それは聴き手の未成熟さを利用するだけの話になってしまうんだよ」

ぜひ見て聴いてみたい

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 映画はもちろん、サントラの方もぜひもう一度、見て聴いてみたいと思わせてくれた作品でした。
 今、こうやっていろいと調べてみて、そう強く感じたものがあります。

 LOVE & HATE

 この言葉が象徴的ですね‥‥!
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