五輪真弓『恋人よ』悲しい別れから生まれた心を揺さぶる名曲
2017年2月1日 更新

五輪真弓『恋人よ』悲しい別れから生まれた心を揺さぶる名曲

1980年に五輪真弓(いつわまゆみ)がリリースした、愛する人との切なく悲しい別れの歌『恋人よ』。 奥深く伸びやかな歌声が心に響くこの名曲は、五輪の実体験から生まれていた…。 昭和を代表する名曲が生まれた悲しいエピソードと、五輪真弓本人や有名歌手たちがカバーした『恋人よ』の歌唱動画をたっぷりご紹介。

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【聴き比べ】多くの歌手にカバーされている『恋人よ』

五輪真弓が自身で作詞・作曲を行い歌った『恋人よ』は、一般人のみならず数多くのアーティストから称賛され、カバーもされている。

シンプルなスローバラードならではの難しさからか、本家・五輪真弓と比較されるのを恐れてか、カバーしている歌手は歌唱力に定評がある人ばかりである。

聴きごたえのあるカバーばかりなので是非、五輪真弓の『恋人よ』と聴き比べて欲しい。

美空ひばり『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

12歳でデビューし「歌謡界の女王」と呼ばれた美空ひばりによるカバー。

淡谷のり子『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

「ブルースの女王」淡谷のり子によるカバー。
五輪真弓の歌を聴き感動した淡谷のり子は自ら歌わせてほしいと願い出たという。

八代亜紀『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

ハスキーで力強い声、情感豊かな表現で「なみだ恋」「おんなの夢」「舟唄」など次々にヒットを放った。
女性演歌歌手の中でトップの総売上枚数を誇り、「演歌の女王」と称されている。
五輪真弓『恋人よ』が金賞を受賞した1980年日本レコード大賞では八代亜紀の「雨の慕情」が大賞を受賞している。

森昌子『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

アイドル歌手から演歌へ転向。
演歌特有の泥味を感じさせない歌唱はテレサ・テンと双璧をなすと言われた。

香西かおり (Kaori Kōzai) / 恋人よ

幼い頃から民謡コンクールで入賞を果たすなど歌の才能を発揮。
正統派演歌歌手としての表現力と、モダンな感性を取り入れた歌唱力を併せ持っている。

本田美奈子『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

アイドルとして類まれな歌唱力をみせ、さらなる歌の鍛錬を経てロックバンド・ミュージカル・クラシックなど様々な音楽にトライし続けた歌姫。

徳永英明『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

甘くハスキーな歌声と高い歌唱力で、「あの有名ソングを歌ってほしい」と次々に要望されるカバーブームの立役者。

秋川雅史『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

日本を代表するテノール歌手、秋川雅史。
2006年にリリースした「千の風になって」はテノール歌手として史上初のオリコン1位獲得を果たした。

JUJU『恋人よ』(五輪真弓のカバー)

12歳からジャズシンガーを目指し海外留学をした経験も持つJUJU。
オリジナルソングからカバー曲まで幅広い楽曲を歌いこなし、現在の女性歌手ではトップクラスの歌唱力を持つと言われている。
「歌謡界の女王」美空ひばり、「ブルースの女王」淡谷のり子、「演歌の女王」八代亜紀。
各分野の女王3人を始め、歌唱力と表現力、そして個性を併せ持つ歌手たちによるカバーは「ただのカラオケ」と称されがちな昨今のカバーブームとは全く違う輝きを放っている。

また、『恋人よ』は東南アジアを中心に多くの国で現在も根強い人気を博しており、ベトナム・香港・韓国・ロシアでそれぞれカバーされている。

現在の輝きを放っている五輪真弓の歌声

1980年代後半からは結婚・出産・育児のため活動をセーブし、表立った活動を控えていた五輪真弓だが、2000年代に入ってからは徐々にその活動を再び活発化させている。

五輪真弓40周年記念ベストアルバム Lovers&Friends

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2013年に40周年という節目の年を迎えた五輪真弓。
その40周年を記念して、五輪真弓自身が選曲した2枚組ベストアルバム
2013年発表のシングル「BORN AGAIN」(NHK『ラジオ深夜便』深夜便のうた)も収録。

五輪真弓 THE BEST ENCORE

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新たにレコーディングした自身最大のヒット曲「恋人よ」の他、1980年代にジャッキー・チェンに提供した楽曲のセルフ・カヴァー「Hello Happy Song」、ファンの間で人気の高い「風の詩」のニューヴァージョンを初収録。
2013年のベスト盤『Lovers&Friends』には収録されなかった隠れた名曲、またコンサートで人気の楽曲を中心に選曲。

五輪真弓ライブ ~心の友~ AFTER DECADES

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2016年4月Billboard Live TOKYO(東京・六本木)で行われた五輪真弓のスペシャルライブの模様を収録し、今作では特に人気の高い曲を五輪真弓自身がセレクト、まるでベスト盤のような珠玉のアルバム。
年齢とともにだんだん声が低くなっていると本人は語っているが、より深い迫力を感じるその歌声はいまも多くの人を感動させている。
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