本作の見所は、何といっても改善されたアクションシーン!敵も怪力男やカンフーの達人が登場し、第1話よりも遥かに迫力のあるアクションが繰り広げられる。
実は、本作最大の見せ場がこれ。映画「ホームカミング」でも空を滑空する描写が出て来るが、本作でのスパイダーマンは文字通りスーパーマンの様に空を飛ぶのだ!
まるで「ゴジラ対ヘドラ」でゴジラが空を飛んだ時の様な衝撃だが、この描写は当然ながらこの回だけで終了。以後は二度とスパイダーマンが飛ぶことは無かった。
それでは、最後に全放映エピソードの紹介リストを紹介しておこう。
まるで「ゴジラ対ヘドラ」でゴジラが空を飛んだ時の様な衝撃だが、この描写は当然ながらこの回だけで終了。以後は二度とスパイダーマンが飛ぶことは無かった。
それでは、最後に全放映エピソードの紹介リストを紹介しておこう。
「スパイダーマン」全放映リスト
第1話「Spider-Man」 :放送日1977、9/19
*前述の作品紹介を参照のこと
第2話「The Deadlly Dust Part1 」:放送日1978/4/5
第3話「The Deadlly Dust Part2 」:放送日1978/4/12
*前述の作品紹介を参照のこと。
*前述の作品紹介を参照のこと
第2話「The Deadlly Dust Part1 」:放送日1978/4/5
第3話「The Deadlly Dust Part2 」:放送日1978/4/12
*前述の作品紹介を参照のこと。
第4話「The Curse of Rava」:放送日1978/4/19
[あらすじ]
アメリカの博物館に展示されている「ラーヴァの像」。カリスタンという国のシンボルであるこの像を、マンダクという超能力者に率いられたカルト教団が盗み出そうと計画する。
果たしてスパイダーマンは、超能力者との戦いに勝つことが出来るのか?
*予算と製作スケジュールの関係で、原作コミックに登場する強力なヴィラン(悪役キャラ)を登場させられない本シリーズにおいて、スパイダーマンの能力に対抗出来る強力な敵の設定こそ、製作陣が一番苦労した点だろう。
その点、本エピソードに登場する超能力者は、かなり成功していると言えるが、あまりにその最後が呆気ないのが残念だ。
[あらすじ]
アメリカの博物館に展示されている「ラーヴァの像」。カリスタンという国のシンボルであるこの像を、マンダクという超能力者に率いられたカルト教団が盗み出そうと計画する。
果たしてスパイダーマンは、超能力者との戦いに勝つことが出来るのか?
*予算と製作スケジュールの関係で、原作コミックに登場する強力なヴィラン(悪役キャラ)を登場させられない本シリーズにおいて、スパイダーマンの能力に対抗出来る強力な敵の設定こそ、製作陣が一番苦労した点だろう。
その点、本エピソードに登場する超能力者は、かなり成功していると言えるが、あまりにその最後が呆気ないのが残念だ。
第5話「Night of the Clones」:放送日1978/4/26
[あらすじ]
ピーターが高校時代に科学の授業を受けたムーン博士が、人間のクローンを作る技術を発明。しかも自分自身のクローンを密かに作成していたが、クローンの方が次第に悪事を企む様になって行く。遂に本物のムーン博士と入れ替わったクローン。クローンの殺人を間一髪食い止めたスパイダーマンだが、その際に追った傷口から床に落ちた血を分析して、ムーン博士のクローンはスパイダーマンのクローンを完成!博士にスパイダーマンの正体がピーターだという事がバレてしまうのだが・・・。
[あらすじ]
ピーターが高校時代に科学の授業を受けたムーン博士が、人間のクローンを作る技術を発明。しかも自分自身のクローンを密かに作成していたが、クローンの方が次第に悪事を企む様になって行く。遂に本物のムーン博士と入れ替わったクローン。クローンの殺人を間一髪食い止めたスパイダーマンだが、その際に追った傷口から床に落ちた血を分析して、ムーン博士のクローンはスパイダーマンのクローンを完成!博士にスパイダーマンの正体がピーターだという事がバレてしまうのだが・・・。
*これこそ原作コミックでも描かれた、悪役ジャッカルによるスパイダーマンのクローン作成のエピソードを元にした物であり、後年原作コミックでも賛否を巻き起こす、「クローンサーガ」へと続く内容!
同じスパイダーマンの格好で闘うピーターとクローンとの対決と、ラストでどちらが勝ったか一瞬判らなくなる展開は、非常に原作コミックに近い!
制作費の関係で原作コミック通りの悪役が出せなかった本シリーズの中で、この「Night of the Clones」の回はコミックスファンにも満足の行く内容となっている。
同じスパイダーマンの格好で闘うピーターとクローンとの対決と、ラストでどちらが勝ったか一瞬判らなくなる展開は、非常に原作コミックに近い!
制作費の関係で原作コミック通りの悪役が出せなかった本シリーズの中で、この「Night of the Clones」の回はコミックスファンにも満足の行く内容となっている。
第6話「Escort to Danger」:放送日1978/5/3
[あらすじ]
ニューヨークを訪問中の南アメリカ某国の大統領とその令嬢。だが、パーティーの最中にその令嬢が何者かに誘拐されてしまった。民主主義派の大統領を失脚させ、再び独裁政権の復活を企む敵の一味から、スパイダーマンは彼女を無事に取り戻せるのか?
[あらすじ]
ニューヨークを訪問中の南アメリカ某国の大統領とその令嬢。だが、パーティーの最中にその令嬢が何者かに誘拐されてしまった。民主主義派の大統領を失脚させ、再び独裁政権の復活を企む敵の一味から、スパイダーマンは彼女を無事に取り戻せるのか?
*第1シーズン最終話で大統領の令嬢役を演じるのは、後の有名女優マデリーン・ストゥ。誘拐された政府の要人を追うスパイダーマンが、途中路上で赤ちゃんを連れた女性が車に轢かれそうになるのを見て、咄嗟に女性の方を助ける描写などは、正に原作コミックの有名なキャッチフレーズ「あなたの愛すべき隣人」を良く表していると言える。
ちなみに本エピソードで、崖から落ちて炎上・爆発する車の中から、ピーターが間一髪脱出するシーン。何と、主演のニコラス・ハモンド自身がスタントマン無しで演じているので要チェック!
ちなみに本エピソードで、崖から落ちて炎上・爆発する車の中から、ピーターが間一髪脱出するシーン。何と、主演のニコラス・ハモンド自身がスタントマン無しで演じているので要チェック!
「スパイダーマン」第2シーズン概略
後述する様に、第2シーズンからはプロデューサが交代。それに伴い、番組の内容も大幅に変更されることになる。
まず、ピーターのライバルにして、恋のお相手であるジュリー・マスターズが登場。残念ながら、メイおばさんは第2シーズンから登場しなくなり、ピーターの私生活も描かれなくなってしまう。
夜8時からの放送に適した、よりアダルト向けの内容へと変更されたためだが、ピーターのキャラクターも、新聞社に特ダネ写真を売り込んで買ってもらう、フリーの駆け出しカメラマンという弱い存在から、ジェイムスン社長と直にやりあったり、自分で独自に事件を追うなど、かなり自信に満ちた有能な記者兼カメラマンへと変更されて行く。
まず、ピーターのライバルにして、恋のお相手であるジュリー・マスターズが登場。残念ながら、メイおばさんは第2シーズンから登場しなくなり、ピーターの私生活も描かれなくなってしまう。
夜8時からの放送に適した、よりアダルト向けの内容へと変更されたためだが、ピーターのキャラクターも、新聞社に特ダネ写真を売り込んで買ってもらう、フリーの駆け出しカメラマンという弱い存在から、ジェイムスン社長と直にやりあったり、自分で独自に事件を追うなど、かなり自信に満ちた有能な記者兼カメラマンへと変更されて行く。
第7話「The Captive Tower」:放送日1978/9/5
[あらすじ]
最新鋭のハイテク警備システムを備えた高層ビル。そこに眠る巨額の現金1000万ドルを狙って、強盗集団がビルを占拠。最新鋭の警備システムを乗っ取ってビルの中の人々を人質に取ってしまう。偶然取材でビルの中に居合わせたピーターとジェイムソン。果たしてスパイダーマンはこの危機的状況から脱出し、人質を無事救出出来るのか?
*1時間のエピソードを2本にまとめ、90分の映画としてアメリカではビデオ発売されたため、実はこのエピソードだけが組み合わせ上余ってしまい、結局未だにソフト化はされていない。
舞台が高層ビルとあって、スパイダーマンがビルの壁に張り付いたり登ったりするシーンは迫力満点!
現在の目で見ると、ヘリコプターが着陸出来ない様に、ビルの屋上に感知装置付きの爆薬を仕掛けるなど、内容や描写が完全に映画「ダイハード」なのが興味深い。
本エピソードはその後、90年代にアメリカのSci-Fiチャンネルで再放送されたのみで、マニアにとっては非常にレアなエピソードとなっている。現在流通している本作のDVDセットは、VHSソフト化されたエピソードに、この「The Captive Tower」のテレビからの録画映像を加えた物であり、本エピソードだけ画質が落ちるのはそのためだ。
[あらすじ]
最新鋭のハイテク警備システムを備えた高層ビル。そこに眠る巨額の現金1000万ドルを狙って、強盗集団がビルを占拠。最新鋭の警備システムを乗っ取ってビルの中の人々を人質に取ってしまう。偶然取材でビルの中に居合わせたピーターとジェイムソン。果たしてスパイダーマンはこの危機的状況から脱出し、人質を無事救出出来るのか?
*1時間のエピソードを2本にまとめ、90分の映画としてアメリカではビデオ発売されたため、実はこのエピソードだけが組み合わせ上余ってしまい、結局未だにソフト化はされていない。
舞台が高層ビルとあって、スパイダーマンがビルの壁に張り付いたり登ったりするシーンは迫力満点!
現在の目で見ると、ヘリコプターが着陸出来ない様に、ビルの屋上に感知装置付きの爆薬を仕掛けるなど、内容や描写が完全に映画「ダイハード」なのが興味深い。
本エピソードはその後、90年代にアメリカのSci-Fiチャンネルで再放送されたのみで、マニアにとっては非常にレアなエピソードとなっている。現在流通している本作のDVDセットは、VHSソフト化されたエピソードに、この「The Captive Tower」のテレビからの録画映像を加えた物であり、本エピソードだけ画質が落ちるのはそのためだ。
第8話「A Matter of State」:放送日1978/9/12
[あらすじ]
NATOの国防機密計画が、輸送中テロリスト集団に盗まれ、機密と引き換えに多額の身代金を要求してきた。偶然にもテロリスト集団の証拠写真を撮影してしまった、ライバルの女性カメラマン・ジュリーを守りながら、果たしてピーターは機密計画を奪還出来るのか?
[あらすじ]
NATOの国防機密計画が、輸送中テロリスト集団に盗まれ、機密と引き換えに多額の身代金を要求してきた。偶然にもテロリスト集団の証拠写真を撮影してしまった、ライバルの女性カメラマン・ジュリーを守りながら、果たしてピーターは機密計画を奪還出来るのか?
実は本エピソードのラストで悪役は捕まっておらず、次の登場を予感させるセリフをミスター・ホワイトが吐いて終わる
どうやらシリーズのレギュラー悪役として、このミスター・ホワイトが登場する予定だった様だが、結局この1回だけでその後登場しなかったのが残念だ。