待望の新作映画「スパイダーマン/ホームカミング」が現在絶賛公開中の、マーベルコミックス最大の人気ヒーロー、スパイダーマン!
今回が実に2度目の再映画化となるこの人気コミックだが、実写化という視点で言えば、わが日本の東映が特撮テレビドラマとして、1978年にいち早く実写映像化していたのを、ミドルエッジ世代なら覚えているのでは?
しかし、日本での放送に先立つこと半年、本国アメリカで初の実写テレビシリーズが放送されていたのを、ご存知だろうか?
僅か13話しか製作・放送されなかった、このテレビドラマ版「スパイダーマン」を、今回は是非紹介してみたいと思う。
今回が実に2度目の再映画化となるこの人気コミックだが、実写化という視点で言えば、わが日本の東映が特撮テレビドラマとして、1978年にいち早く実写映像化していたのを、ミドルエッジ世代なら覚えているのでは?
しかし、日本での放送に先立つこと半年、本国アメリカで初の実写テレビシリーズが放送されていたのを、ご存知だろうか?
僅か13話しか製作・放送されなかった、このテレビドラマ版「スパイダーマン」を、今回は是非紹介してみたいと思う。
記念すべき第1話が全米で放送されたのは1977年9月19日、放送時間は平日の夜8時から1時間。子供向けの30分番組では無く、あくまでも大人の見る時間帯に、大人の鑑賞に堪え得る内容で製作されていた。
それだけに各エピソードのクオリティは高く、事実、本シリーズの第1話、第2話&3話、最終の第13話は、アメリカ国外では劇場公開されており、日本でも第1話のパイロット版が、当時「溶解人間」との二本立てで劇場公開されている。
それだけに各エピソードのクオリティは高く、事実、本シリーズの第1話、第2話&3話、最終の第13話は、アメリカ国外では劇場公開されており、日本でも第1話のパイロット版が、当時「溶解人間」との二本立てで劇場公開されている。
前述した様に、本シリーズからは合計3本が海外で劇場公開されているのだが、日本では3本ともビデオソフト化されただけで、残念ながら未だにDVD化されていない。
またこのテレビシリーズ全13話は、本国アメリカでも未だに全話ソフト化が実現していないため、今回資料として使用したDVDセットも、過去にビデオソフト化された話数に、テレビ放映時の録画エピソードで欠落を補った物となっている。
実は、今回改めてパイロット版の第1話と第2話以降を見比べてみたのだが、その過程で非常に多くの変更・改良がされていることに気付かされた。
まずは各エピソード紹介の前に、その違いを見て行くことにしよう。
またこのテレビシリーズ全13話は、本国アメリカでも未だに全話ソフト化が実現していないため、今回資料として使用したDVDセットも、過去にビデオソフト化された話数に、テレビ放映時の録画エピソードで欠落を補った物となっている。
実は、今回改めてパイロット版の第1話と第2話以降を見比べてみたのだが、その過程で非常に多くの変更・改良がされていることに気付かされた。
まずは各エピソード紹介の前に、その違いを見て行くことにしよう。
第1話のパイロット版と第2話以降との違い
第1話のみ「SPIDER-MAN」のタイトル表記だが、何故か2~6話はコミックスの正式タイトルである「the AMAZING SPIDER-MAN」に変更されている。ちなみに第2シーズンからは、再び「SPIDER-MAN」に戻されている。
第1話のパイロット版では、主人公ピーターが勤めるデイリービューグル新聞社の社長であるジェイムソンを、「奥様は魔女」のラリー役でも有名な俳優デビッド・ホワイトが演じていたが、2話以降はロバート・F・サイモンに変更されている。残念ながらどちらの俳優も、あのコミックスに登場する強烈なジェイムソンのキャラクターには合っておらず、人の良さそうな紳士のイメージが強い。
画像でも明らかな様に、第1話のパイロット版でのコスチュームは、非常にシンプル。2話以降は原作のイメージ通り、腰にはベルト、手首にはクモ糸原料の予備カートリッジが装着される様になった。
本シリーズにおいての、重要な変更ポイントがこれ!
実は公開当時劇場でこのパイロット版を見たのだが、高いビルを登ったり壁に張り付いたりのアクションには驚いたものの、肝心の格闘アクションの迫力の無さにガッカリした記憶がある。
当時は気が付かなかったが、パイロット版のマスクは目の部分が完全なミラー状態になっており、確かにアクションシーンにおいて、必要充分な視界が確保出来るとは思えない。
その対策として、第2話以降は画像の通り、視界確保のために細かい穴が空けられるようになった。そのためか、第2話においてはカンフーの達人との対決など、主に格闘シーンでのスパイダーマンの動きが、見違える程スピーディになっている。
実は公開当時劇場でこのパイロット版を見たのだが、高いビルを登ったり壁に張り付いたりのアクションには驚いたものの、肝心の格闘アクションの迫力の無さにガッカリした記憶がある。
当時は気が付かなかったが、パイロット版のマスクは目の部分が完全なミラー状態になっており、確かにアクションシーンにおいて、必要充分な視界が確保出来るとは思えない。
その対策として、第2話以降は画像の通り、視界確保のために細かい穴が空けられるようになった。そのためか、第2話においてはカンフーの達人との対決など、主に格闘シーンでのスパイダーマンの動きが、見違える程スピーディになっている。
ちなみに記念すべきこの第1話は、放送局であるCBSの年間視聴率ランキング1位を見事に獲得!
恐怖とアクションの二本立ては、当時の子供たちにも凄いインパクトだった。