阿部 雅司(あべ まさし、1965年8月13日 - )は北海道留萌郡小平町出身のスキーノルディック複合の選手。1990年代に活躍し、オリンピックおよびノルディックスキー世界選手権の団体戦で3度金メダルを獲得した。
自身2度目の出場となったアルベールビルオリンピックでは、ノルディック複合のリーダー格でありながら、団体チームのメンバーから外されてしまう。皮肉にも阿部以外の3名は日本初となる金メダルを獲得したが、その華やかな栄光の陰となった阿部は引退を考えていたという。しかし、現地からの電話で夫人の妊娠が判明し、自分には金メダルの代わりに子供を授けてくれたという思いから、わが子にスキーをしている姿を見せたいと考えて現役を続行。その後、V字ジャンプ習得に励み、93年の世界選手権団体で金メダルを獲得すると94年のリレハンメルオリンピック団体でも悲願の金メダルを獲得した。このときの阿部はクロスカントリーで力走し、前走者河野が詰められた差をもう一度広げ、アンカーの荻原につなげるという素晴らしいものだった。
いかがでしたでしょうか?現在は、後輩を育てるべく指導者として活躍しており、近い将来再びいかにルールを改正しようが日本がキングオブスキーの称号を取り戻してくれることでしょう。