野球選手だった長嶋一茂。ヤクルトでは野村監督に冷遇され、巨人では土井正三に暴言を吐いた!
2020年4月23日 更新

野球選手だった長嶋一茂。ヤクルトでは野村監督に冷遇され、巨人では土井正三に暴言を吐いた!

父に長嶋茂雄をもち、父と同じ三塁手、立教大学を選んだ。ヤクルト時代は父と同じ背番号「3」だった長嶋一茂。プロ初安打がホームランという華があった。巨人時代はパニック障害にも悩まされた長嶋一茂の野球人生と引退後に迫る!

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故・土井正三氏

故・土井正三氏

1996年オフ、父・茂雄から「一茂、残念だけどお前は来年の戦力構想に入っていない」と戦力外通告を受けている。そして、一茂は「はい、分かりました」と答え、茂雄に「もう未練はないよな」と言われ、「そんなもの、まったくありません」と答えている。たった30秒足らずの会話だったという。

その際、広島、近鉄、オリックス、日本ハムが獲得の意向を見せたが、「これ以上迷惑をかけたくない」と発言。その後、現役を引退。

引退について父・茂雄は「プロの世界だって1年限りの世界ですから」と発言した(「監督と選手の関係から親子の関係に戻ろう」とも発言していた)。

巨人時代の一茂は、パニック障害になっていたという。1996年以来、自律神経失調症と過呼吸の経験があり、救急車で病院に運ばれたり、バッターボックスに立てなくなったことがあるという。現役引退後も10数年に渡って、うつ状態など様々な症状に悩まされた。

長嶋一茂 現役最後のホームランを含むHR集

現役時代のエピソード

1991年のある試合で変化球をホームランにして放った際、野村克也に褒められた後、「次は直球を(慎重に)狙え」とアドバイスされたが、次の打席では直球を強振し、空振り三振に終わった。その事を現役引退後に野村との対談で話した際「お前は褒めるとろくなことがない」と言われた。
 野村監督

野村監督

ヤクルト時代は池山隆寛と仲が良く、シーズンオフのバラエティ番組では、池山と一茂のやり取りが放送されていた。
元々は、池山に「いいグローブ使ってんだね。何で捕れないの?」と馬鹿にされるほど守備に難のある選手だったが、野球留学を機に守備力が向上し、巨人移籍後には槙原が一茂の守備は上手かったと評するまでになった。
ブンブン丸と呼ばれた池山隆寛

ブンブン丸と呼ばれた池山隆寛

1993年4月23日の阪神-巨人戦で仲田幸司投手からセ・リーグ通算3万号となる記念本塁打を放つ。
1994年5月18日の巨人-広島戦で当時のチームメイトである槙原寛己が完全試合を達成した際(槙原寛己の完全試合)は三塁を守っており、真っ先に彼に抱きついた。

プロ野球 槙原寛己 完全試合達成 1994年

引退後は格闘技に挑戦!

引退後は、スポーツキャスターや俳優業もこなす。2000年には『NHK朝の連続テレビ小説・オードリー』に剣士役で出演している。

一方、極真カラテの有段者であり、数見肇の百人組手の40人目の対戦者を務めたこともある。その経験から、フジテレビのK-1中継の司会を務めていた。

また、テレビ番組でボクシングの元世界チャンピオン、畑山隆則ともスパークリングを行っている。畑山の強烈な連打を受けながらも、ビクともしない打たれ強さを見せつけた。
スパーリング終了後に畑山は「鋼のボディでしたよ」「あんなボディ叩いたことないですよ」と絶賛した。

一茂はK-1の世界王者・魔裟斗ともテレビ番組でガチンコ対決を行っている。この時はKOされ、失神している。本人はKOされる前後の記憶がないと語っている。

明石家さんまは大恩人

戦力外を通告される年、偶然明石家さんまとゴルフをする機会があった。その時にさんまから「辞めたら俺がやってる番組全部来いや」と言われるが、当時はまさか戦力外になるとは思ってもみなかった一茂は言われても真剣に受けとめることができなかった。しかし、現役を退いた後、その言葉通りさんまのすべてのレギュラー番組で出演オファーを受け、出演した。そのことからさんまのことを大恩人と語っている。

90年代を代表するバラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』(TBS)には1998年から出演。レギュラー解答者のほか、『知識の泉』のコーナーに出演した。西村知美、松嶋尚美、浅田美代子らと共に天然ボケを活かし爆笑トークを展開。

2004年、『さんまのSUPERからくりTV』の中で打倒・松岡修造を目的にさんまらによって結成された『からくりテニス同好会』のメンバーになる。同番組には特に思い入れが強いようで、バラエティのイロハをそこで教わったという。

しかし、さんまには収録中に怒られることもあり、最も激怒されたのが収録中寝たことである。21時頃には就寝する生活リズムの一茂は、たまたま収録が深夜まで及び、睡魔に襲われたという。
もう現役を引退して20年以上になる長嶋一茂。
タレントとしてのキャリアが長く、すっかりコメンテーターの発言も板についている。
しかし、90年代の彼は、スーパースター長嶋茂雄の長男という色眼鏡で見られ、成績が伸びなかったり、ミスをすると”あらら””またやっちゃった”という風にいじられていたように思う。
なんだかその頃の一茂が懐かしい。

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40 件

思い出を語ろう

     
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  • 9999 2019/3/21 15:50

    スパーリングをスパークリングと書くあたりに
    対象を全く知らないコピペと思い込みの記事でしかないという浅さを露呈

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