2025年6月3日 更新
【訃報】巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さん死去。3月には大谷翔平との“対決”が話題に
プロ野球界における伝説的存在“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄(ながしま しげお)さんが3日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。89歳でした。
【訃報】巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さん死去。3月には大谷翔平との“対決”が話題に
プロ野球界における伝説的選手“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄(ながしま しげお)さんが3日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。89歳でした。
第一報はこちらです!
長嶋さんは1936年2月20日、千葉県印旛郡臼井町(現:佐倉市)出身。立教大学を経て1958年に読売巨人軍に入団しました。華麗な打撃と抜群の人気で“3番・サード”として活躍し、通算2471安打、444本塁打、打率.305、首位打者6回、本塁打王2回の記録を残しています。1974年に「わが巨人軍は永久に不滅です」の名言とともに現役を引退すると、1975年~1980年にかけて監督に就任。また1993~2001年にも指揮を執り、累計でリーグ優勝5回、日本一2回を達成しました。その後は巨人の“終身名誉監督”となり、2013年には国民栄誉賞、2021年には文化勲章を受賞しています。晩年は病気による療養生活を余儀なくされることも多かったものの、2021年の東京オリンピックでは王貞治、松井秀喜とともに聖火リレーに参加。健在ぶりをアピールしていました。
3月にはCGで大谷翔平と対決!!
長嶋さんは長年にわたりセコムのCMに出演していたことでも知られており、そこでの親しみやすい姿から国民的スターとしての地位を確立。2025年3月に公開されたCM「夢の対決」編では、大谷翔平と共演しました。同CMでは、CGで再現された現役時代の長嶋さんが大谷と対決しており、YouTubeに投稿されたメイキング映像では、長嶋さんについて言及する大谷のインタビューが公開されました。
CM(15秒版)
セコムCM「夢の対決」編(15秒)|SECOM
メイキング映像
大谷翔平、現役時代の長嶋茂雄と夢の対決!?「長嶋さんから空振り奪いたい」 セコム新CM「夢の対決」編&インタビュー
60年代、実際にメジャーリーグ挑戦を模索していた!!
長嶋さんは現役時代、メジャーリーグ挑戦を実際に模索しており、60年代当時に訪米し、卓越した打撃技術とスター性で、現地で高い評価を受けていました。しかしながら、当時の日本プロ野球の契約制度や環境の制約から挑戦は実現しませんでした。後年、ビートたけしが語ったところによれば「(長嶋さんが)ジョー・ディマジオに誘われたって言ってた。行こうと思ったらオーナーの正力松太郎氏に『馬鹿野郎、お前は日本の野球のためにいなきゃダメだ。日本の文化なんだから』って(説得されて)やめたって。それで『考えが360度変わりました』って(笑)」とのことです。
日本を代表する野球選手として、誰もが異論はないであろう長嶋さん。その功績と人柄は、未来の世代にも語り継がれることは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。
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