MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。
2016年5月30日 更新

MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。

MSXユーザーなら誰しも「パソコン」と「ファミコン」の中間ゲームマシンとしての悲哀に直面したことがあるでしょう。機能面で劣り、ユーザー数で劣り、それでもいろんなゲームで遊びたくて。いざ買ってみると表現力の貧弱さにがっかりしたり。そんなMSXユーザーにとって「コナミ」は心強い味方、MSX向けに次々と意欲作を投じたコナミを、MSXユーザーなら忘れることはありません。そんなコナミのMSX向け発表作品を、今一度振り返ってみましょう。

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コナミ(KONAMI)

コナミ(KONAMI)

コナミ(KONAMI)

おなじみのクレジット。

あらためて過去のコナミゲームを俯瞰すると、現在のコナミがスポーツジムや体操に力を入れているのが繋がってきますね。
他パソコンと比較すると性能が貧弱、ファミコンなどのゲーム機と比べるとユーザー数が少ない。

そんなMSXユーザーにとって、クオリティの高いゲームを大量供給していれるコナミの存在は本当にうれしかったものです。
音源も貧弱だったMSXのために、専用のSCC音源まで開発して臨んでくれたコナミ。

そんなコナミのMSX発表作品をまとめてみました。

RA003 コナミの占いセンセーション

RA003 コナミの占いセンセーション

RA003 コナミの占いセンセーション

KONAMIはMSX向けにゲームだけでなく、ワープロ、教育ソフト等さまざまなゲーム以外の実用ソフトも発売。

『コナミの占いセンセーション』(1988)もそのひとつで、当時としては本格的な作りであると同時に、KONAMIらしい遊び要素もしっかり押さえた作品として知られている。

RA004 スナッチャー(CYBERPUNK ADVENTURE SNATCHER)

本格的なアドベンチャーゲーム。
ちょっと怖いシーンもあって、夜中に手汗かきながらプレイしたもんです。
RA004 スナッチャー(CYBERPUNK ADVE...

RA004 スナッチャー(CYBERPUNK ADVENTURE SNATCHER)

『スナッチャー』(SNATCHER)は、1988年にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたアドベンチャーゲーム。小島秀夫監督作品。
架空の近未来を舞台に展開される「サイバーパンク・アドベンチャー」である。

当時のコマンド選択式アドベンチャーゲームにおいて主流であった「単純なコマンド選択」だけではなく、謎解きとしてキーワード入力を求めたり、ストーリー進行に併せて簡単なガン・シューティングシーンを取り入れるなど、随所にプレイヤーを飽きさせない工夫・演出・表現が施されている。

ゲームの基本システムや画面構成、同行するロボットが狂言回しになっている点などは、先に発売されたエニックス(現・スクウェア・エニックス)の『ジーザス』が手本になっている。

RA005 SW-M007 F1スピリット3Dスペシャル

RA005 SW-M007 F1スピリット3Dスペシャル

RA005 SW-M007 F1スピリット3Dスペシャル

1988年秋のMSX2+規格発表に合わせ、MSX2+専用ソフトとして発売された。
MSX2+で搭載された横スクロール機能に走査線割り込みを併用することにより、ラスタースクロールによるフロントビューの擬似3Dを実現したことが特徴。引き換えに、前作の独特の疾走感は失われている。

クオリファイ制などゲームの基本システムは前作を踏襲している。マシンセッティングについては、タイヤの選択やウィングのダウンフォースなど、より細かくマニアックにセッティングできるようになった。

2人プレイについては、コナミから発売された「マルチプレイヤーケーブル」(1988年11月19日発売、税抜1,680円)によりMSX2+本体のジョイスティックポート同士を接続することで可能になる。本体やモニターのみならず、ゲーム自体も2組が必要となる。

フロッピーディスク媒体での発売で、同年12月に同媒体で発売された『スナッチャー』と異なりSCCは搭載・添付されていない。代わりにMSX2+で事実上標準搭載されたMSX-MUSICに、コナミのMSXゲームで唯一対応した

コナミのMSX2+専用ソフトは、これが唯一となった。MSX2とMSX2+との差異は軽微でユーザーの買い替えが進まなかったこともあり、同社はこれ以降、MSX2 / MSX2+ 両対応のソフトを発売してゆくこととなる。

RA006 コナミゲームコレクションVol.1 アクションシリーズ

RA006 コナミゲームコレクションVol.1 アクシ...

RA006 コナミゲームコレクションVol.1 アクションシリーズ

『魔城伝説』、『イー・アル・カンフー』、『けっきょく南極大冒険』、『イーガー皇帝の逆襲』、『王家の谷(ディスク版)』の5本を収録し、廉価で発売したもの。

最初だけあってコナミMSXゲームの歴史を代表するタイトルが揃っている。

RA007 コナミゲームコレクションVol.2 スポーツシリーズ1

RA007 コナミゲームコレクションVol.2 スポー...

RA007 コナミゲームコレクションVol.2 スポーツシリーズ1

収録タイトルは『コナミのボクシング』、『コナミのテニス』、『ビデオハスラー』、『ハイパースポーツ2』、他1本。

低性能なMSXで実在するスポーツをゲーム化するのは大変だった。

RA008 コナミゲームコレクションVol.3 シューティングシリーズ

RA008 コナミゲームコレクションVol.3 シュー...

RA008 コナミゲームコレクションVol.3 シューティングシリーズ

『グラディウス』、『ツインビー』、『スーパーコブラ』、『スカイジャガー』、『タイムパイロット』を収録。

グラディウスのSCC音源はとても秀逸。

RA009 コナミゲームコレクションVol.4 スポーツシリーズ2

RA009 コナミゲームコレクションVol.4 スポー...

RA009 コナミゲームコレクションVol.4 スポーツシリーズ2

収録タイトルは前回紹介した『コナミのサッカー』、そして名作『コナミのピンポン』、『コナミのゴルフ』、『ハイパースポーツ3』、他1本。
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  • 2021/2/7 15:19

    個人的にコナミはまだターボRも登場しない時期に早々とMSXから撤退してしまったのが印象悪いです
    営利企業としてコナミの振る舞いは賢いんでしょうけどね
    クオリティの高いソフトでMSX末期を支え続けたマイクロキャビンの方が好きです

    のまネコ 2020/5/7 18:04

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

    のまネコ 2020/5/7 18:03

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

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