MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。
2016年5月30日 更新

MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。

MSXユーザーなら誰しも「パソコン」と「ファミコン」の中間ゲームマシンとしての悲哀に直面したことがあるでしょう。機能面で劣り、ユーザー数で劣り、それでもいろんなゲームで遊びたくて。いざ買ってみると表現力の貧弱さにがっかりしたり。そんなMSXユーザーにとって「コナミ」は心強い味方、MSX向けに次々と意欲作を投じたコナミを、MSXユーザーなら忘れることはありません。そんなコナミのMSX向け発表作品を、今一度振り返ってみましょう。

65,573 view
RC741 新世サイザー

RC741 新世サイザー

MSXを楽器にするチャレンジ精神旺盛なソフト。

RC742 グラディウス(NEMESIS)

RC742 グラディウス(NEMESIS)

RC742 グラディウス(NEMESIS)

言わずと知れたコナミの代表作「グラディウス」。
後にSCC音源搭載で、前述の「コナミゲームコレクションVol.3 シューティングシリーズ」に再収録。

RC743 夢大陸アドベンチャー

RC743 夢大陸アドベンチャー

RC743 夢大陸アドベンチャー

『夢大陸アドベンチャー』(ゆめたいりくアドベンチャー、英語版タイトル:PENGUIN ADVENTURE)は、1986年にコナミから発売されたMSX用ゲームソフト。『けっきょく南極大冒険』の続編。

フロントビューの擬似3Dアクション。主人公のペンギンくん(発売時には名前が付けられていない。後にペン太と名付けられる)を操作し、夢大陸に渡ってゴールデンアップルを持ち帰るのがゲームの目的。全24ステージ。

ペンギンは、敵モンスターの体当たりや弾、道中の障害物に当たると死んでしまう。また各ステージには時間制限があり、制限時間以内にゴールできないとやはり死んでしまう。ペンギンは最初3羽おり、全員が死ぬとゲームオーバー。コンティニューは、隠し操作をすることによってのみ可能となる。

ステージ12クリア時にデモがあり、旅の目的であるゴールデンアップルは無条件に入手できる。ただしハッピーエンドを見られるとは限らない。

RC744 悪魔城ドラキュラ

MSX2の良さをいかんなく取り入れた作品でした。
RC744 悪魔城ドラキュラ

RC744 悪魔城ドラキュラ

悪魔城ドラキュラシリーズの2作目。タイトルやパッケージイラスト、BGM(アレンジはMSX2用)、キャラクター、基本的なアクションなどは、本作とほぼ同時期に開発され1か月前(9月26日)に発売されていた第1作ファミコンディスクシステム版と共通しているが、全体のゲームシステムはMSX2版独自のものに作られている。

ステージ内でのアイテム探索要素があり、アイテムも増えてステージ構成や一部のキャラクター、ストーリーなどもファミコン版とは多少異なっている。

コナミが発売した最初のMSX2用ゲームである。

RC745 キングコング2 甦る伝説

RC745 キングコング2 甦る伝説

RC745 キングコング2 甦る伝説

『キングコング2 甦る伝説』(キングコングツー よみがえるでんせつ)は、1987年にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)より発売されたMSX2用アクションRPGである。

同じくコナミから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』(以下『怒り』)とともに、アメリカで制作された映画『キングコング2』のゲーム化作品である。そのためゲームソフトとしての『キングコング(1)』は発売されていない。

また『怒り』が純粋なアクションゲームであるのに対し、本作は特定の敵を倒したり特定の場所を通過したりするのに特定のアイテムが必要になるなどアクションRPGになっている。

RC746 Qバート

RC746 Qバート

RC746 Qバート

QバートはコナミMSXソフト全盛期にひっそりと発売されたパズルゲーム。

RC747 火の鳥-鳳凰編-

RC747 火の鳥-鳳凰編-

RC747 火の鳥-鳳凰編-

『火の鳥 鳳凰編』(ひのとり ほうおうへん)は、1987年にコナミから発売されたゲームソフト。

同時期に公開された同名の角川映画とのメディアミックス作品である。タイトル画面およびエンディングでは、同映画のテーマ曲である「火の鳥」(作詞:阿久悠、作曲:宮下富実夫、編曲:瀬尾一三)が用いられている。

ファミリーコンピュータで発売された『火の鳥 鳳凰編 我王の冒険』とは、ゲームデザインが全く異なる。

RC748 がんばれゴエモン!からくり道中

RC748 がんばれゴエモン!からくり道中

RC748 がんばれゴエモン!からくり道中

ストーリーは主人公のゴエモンが大名に苦しめられている庶民を救うために大名を改心させるための旅をするというものである。

MSX2版ではゴエモンに加えてプレイヤー2のねずみ小僧も登場する。

RC749 魔城伝説IIガリウスの迷宮

RC749 魔城伝説IIガリウスの迷宮

RC749 魔城伝説IIガリウスの迷宮

魔城伝説シリーズはそれぞれの作品でゲームシステムが異なり、第1作目はシューティングゲーム、完結編の第3作目『シャロム 魔城伝説III 完結編』はアドベンチャーゲームである。

シリーズ第2作目の本作はサイドビュー形式のアクションロールプレイングゲームとなっている。グリーク城内にいる9匹の大悪魔と大魔司教ガリウスを倒し、パンパースを救出するのがゲームの目的である。主人公はポポロンとアフロディテの2名で、それぞれ白と赤の洋風の甲冑を身にまとっている。

グリーク城は青い煉瓦造りのさびれた城で、背景は蔦や岩など複数のパターンがある。大悪魔のいる「ワールド」は灰色煉瓦の床で、壁には青いパターンの模様が描かれている。ワールドの背景には他のヴァリエーションはない。

『大魔司教ガリウス』のタイトルでファミリーコンピュータにも移植された。魔城伝説シリーズで他機種に移植されたのは本作のみである。(ただしi-revoでは2011年3月31日まで配信されていた)

なお、ファミリーコンピュータ版はMSXのものと趣が異なり、マップや武器など多くの相違点がある。

RC750 メタルギア(METAL GEAR)

163 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • 2021/2/7 15:19

    個人的にコナミはまだターボRも登場しない時期に早々とMSXから撤退してしまったのが印象悪いです
    営利企業としてコナミの振る舞いは賢いんでしょうけどね
    クオリティの高いソフトでMSX末期を支え続けたマイクロキャビンの方が好きです

    のまネコ 2020/5/7 18:04

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

    のまネコ 2020/5/7 18:03

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

    すべてのコメントを見る (3)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【MSX】ホビーパソコン?ゲームパソコン?多くの人がいまだ愛して止まない、一時代を築いたパソコン規格「MSX」とは。

【MSX】ホビーパソコン?ゲームパソコン?多くの人がいまだ愛して止まない、一時代を築いたパソコン規格「MSX」とは。

1980~90年代初期にかけて一時代を築いた伝説のパソコン「MSX」。パソコンが欲しいけど高くて買えなかった人にとって馴染み深いパソコンではないでしょうか。ファミコンやPC88をはじめとした高価なパソコンと比較され続けたMSX、いまも多くのファンが存在しています。
青春の握り拳 | 64,894 view
レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『シツーカ(X1版)』『すてねこものがたり(MSX2版)』が配信!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『シツーカ(X1版)』『すてねこものがたり(MSX2版)』が配信!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『シツーカ(X1版)』『すてねこものがたり(MSX2版)』の配信がスタートしました。
隣人速報 | 205 view
「グラディウス」は圧倒的世界観と美麗なグラフィック!シューティングゲーム不朽の名作を年表で振り返る(25作)。

「グラディウス」は圧倒的世界観と美麗なグラフィック!シューティングゲーム不朽の名作を年表で振り返る(25作)。

かつてシューティングゲームとしての栄光を欲しいままにした不朽の名作「グラディウス」。80年代、90年代とゲーマーをアツくさせたこのシリーズは実に25作も製作されました。アナタはどの作品に思い入れがありますか?私はMSX版グラディウス2でした!
青春の握り拳 | 54,624 view
コナミがMSX向けに開発したSCC音源はFM音源にも負けない!PSG音源に甘んじていたMSXユーザーに希望を与えてくれました。

コナミがMSX向けに開発したSCC音源はFM音源にも負けない!PSG音源に甘んじていたMSXユーザーに希望を与えてくれました。

MSXに力を注ぎ、専用のゲーム音源「SCC音源」を開発してくれたのがコナミ。当時のMSXユーザーはファミコンをはじめとするゲーム専用機とPC-88などの本格派パソコンの狭間で不遇の思いをすることが多く、他のパソコンゲームからの移植版ゲームで、オリジナルとのクオリティの差に溜息をつくことがよくありました。MSXユーザーはコナミの尽力をいつまでも忘れません。
青春の握り拳 | 39,457 view
プロジェクトEGGより『ケロ助の冬じたく(MSX2版)』『時代劇 大江戸あっぷるそーす(PC-9801版)』が配信開始!

プロジェクトEGGより『ケロ助の冬じたく(MSX2版)』『時代劇 大江戸あっぷるそーす(PC-9801版)』が配信開始!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『ケロ助の冬じたく(MSX2版)』『時代劇 大江戸あっぷるそーす(PC-9801版)』の配信がスタートしました。
隣人速報 | 75 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト