MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。
2016年5月30日 更新

MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。

MSXユーザーなら誰しも「パソコン」と「ファミコン」の中間ゲームマシンとしての悲哀に直面したことがあるでしょう。機能面で劣り、ユーザー数で劣り、それでもいろんなゲームで遊びたくて。いざ買ってみると表現力の貧弱さにがっかりしたり。そんなMSXユーザーにとって「コナミ」は心強い味方、MSX向けに次々と意欲作を投じたコナミを、MSXユーザーなら忘れることはありません。そんなコナミのMSX向け発表作品を、今一度振り返ってみましょう。

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RC759 パロディウス

RC759 パロディウス

『パロディウス』(PARODIUS)は、コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)の強制横スクロールシューティングゲームのシリーズ。1988年に第1作『パロディウス 〜タコは地球を救う〜』がMSX用のソフトとして発売された後、1990年のアーケード版『パロディウスだ!』など多くの続編が登場した。

『グラディウス』シリーズの自社パロディ作品であるためこの名前がつけられている。そのため、いくつか用意されたプレイヤーキャラクターの中には伝統的に『グラディウス』の主人公機体であるビックバイパーが必ず含まれている。BGMは著作権期間切れのクラシック曲や自社タイトル曲のアレンジとなっている。

RC760 王家の谷 エルギーザの封印

RC760 王家の谷 エルギーザの封印

RC760 王家の谷 エルギーザの封印

『王家の谷 エルギーザの封印』(おうけのたに エルギーザのふういん)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたMSX用アクションパズルゲーム。「王家の谷」の続編に当たる。全60面。カートリッジにはSCC音源チップを搭載し、面をデザインするエディットモードもある。

前作の舞台はエジプトであったが、本作品に登場するピラミッドはレムールという惑星上にあるものである。主人公はビック(前作の主人公)の13代目の子孫という設定になっているため、未来の宇宙が舞台となっているといえる。

RC761 王家の谷 エルギーザの封印(MSX2専用版)

RC761 王家の谷 エルギーザの封印(MSX2専用版)

RC761 王家の谷 エルギーザの封印(MSX2専用版)

コナミのMSXソフトで、MSX1およびMSX2専用で別パッケージとして売り出されたのはこの作品のみである(挿入したMSX本体がMSX1かMSX2かによって画面などの演出が異なるソフトは複数本存在する)。

MSX1用は画面描画性能の制約上、敵が単色スプライトになり、アイテムが黒く縁取られている。ただ、ソウルストーンが光り輝く演出はMSX1のみである。

RC762 魂斗羅

RC762 魂斗羅

RC762 魂斗羅

MSX2版『魂斗羅』は、アーケード版第1作『魂斗羅』の移植を基本に、様々なオリジナル要素を追加した作品。

1メガロムカートリッジ、『コナミの新10倍カートリッジ』のSRAMゲームセーブに対応。そしてコナミがMSX用に独自に開発した音源チップ「SCC」が奏でるサウンドも、大きな売りのひとつだった。

RC764 ゴーファーの野望EPISODE II(NEMESIS3 THE EVE OF DESTRUCTION)

RC764 ゴーファーの野望EPISODE II(NE...

RC764 ゴーファーの野望EPISODE II(NEMESIS3 THE EVE OF DESTRUCTION)

『ゴーファーの野望 エピソードII』(ゴーファーのやぼう エピソード・ツー)は、1989年1月27日に発売されたMSX用シューティングゲームで、グラディウスシリーズのうちの1作である。

同機種のグラディウス、『グラディウス2』、『沙羅曼蛇』の続編で、MSX版グラディウスシリーズ最後の作品となっている。「エピII」「EP2」「ゴーファー」などと略される。英題はNEMESIS3 THE EVE OF DESTRUCTION。i-revoやWii、Wii Uのバーチャルコンソール、プロジェクトEGG向けにも配信されている。

MSX/MSX2両対応ソフトとなっており、MSX2で起動すると、パレットへの対応などが行われ、グラフィックの色が若干変わる。

RC765 牌の魔術師

RC765 牌の魔術師

RC765 牌の魔術師

『牌の魔術師』(はいのまじゅつし)は、1989年に当時のコナミが開発・販売したMSX2用麻雀ゲームである。
同名の小説・漫画『牌の魔術師』(パイのまじゅつし)とは無関係。

コンピュータの操るキャラクター達と対戦する本格的な4人打ち麻雀。対戦キャラクターはコナミの他の様々なゲームから8名が出場しており、前年にファミリーコンピュータで発売された『コナミワイワイワールド』のような夢の対決となっている。

各対戦キャラクターには性格(打ち方傾向)が設定されているが、自分で性格を細かくエディットすることも可能。

RC766 激突ペナントレース2

RC766 激突ペナントレース2

RC766 激突ペナントレース2

前述の『THEプロ野球激突ペナントレース』の続編。

MSX2がサポートしていなかった横スクロールを疑似的に実現した意欲作。

RC767 メタルギア2ソリッドスネーク(METAL GEAR2 SOLID SNAKE)

感動的な作品、これに尽きます。
RC767 メタルギア2ソリッドスネーク(METAL ...

RC767 メタルギア2ソリッドスネーク(METAL GEAR2 SOLID SNAKE)

『メタルギア2 ソリッドスネーク』 (METAL GEAR 2: SOLID SNAKE) は、1990年7月20日にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたゲームソフト。メタルギアシリーズの2作目である為、よくMG2と略されるが「メタルギア2」ではなく「ソリッドスネーク」が正式タイトルである。コナミのカスタム音源チップSCCを搭載している。

コナミによるMSXオリジナル作品の最終リリースとなった。

RC768 スペースマンボウ(SPACE MANBOW)

RC768 スペースマンボウ(SPACE MANBOW)

RC768 スペースマンボウ(SPACE MANBOW)

『スペースマンボウ』は、1989年にコナミがMSX2/MSX2+用に発売したシューティングゲームである。

ゲームタイトルの雰囲気に反し『パロディウス』シリーズのようなギャグ要素は一切無い横スクロールシューティングゲーム。全8ステージを射撃方向を前方・上下・後方と3段階に切り替え可能なオプションを駆使して戦う。

MSX版『グラディウス』シリーズの展開が一段落した後に発売された。ゲームミュージックはコナミ矩形波倶楽部が担当している。

当初はアーケードゲームである『サンダークロス』のMSX移植版として開発されていたことが後のスタッフのコメントなどで明かされている。『サンダークロス』によく似た仕掛けが随所に現れること、装備、SEなどに名残がある。また、最終ステージの「巨大レーザー」連射場面は『サンダークロスII』に引き継がれている。

初期のタイトルは『エグザート』であったが、タイトルにインパクトを持たせるため魚のマンボウの名称が使用された。

RC769 クォース

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  • 2021/2/7 15:19

    個人的にコナミはまだターボRも登場しない時期に早々とMSXから撤退してしまったのが印象悪いです
    営利企業としてコナミの振る舞いは賢いんでしょうけどね
    クオリティの高いソフトでMSX末期を支え続けたマイクロキャビンの方が好きです

    のまネコ 2020/5/7 18:04

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

    のまネコ 2020/5/7 18:03

    この頃のコナミはMSXユーザーにとってはまさに神と言えるゲームメーカーでした
    コナミのゲームをやりたいがためにMSX2を買った友達もいるくらい

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