「サガシリーズ」の原点、何でもありのRPG!『魔界塔士 Sa・Ga』はゲームボーイでここまでできた!
2018年4月10日 更新

「サガシリーズ」の原点、何でもありのRPG!『魔界塔士 Sa・Ga』はゲームボーイでここまでできた!

『魔界塔士 Sa・Ga』はスクウェアが1989年12月に発売したゲームボーイ用RPGです。本作は『ファイナルファンタジー』をゲームボーイに上手く落とし込んだ作品といった感じで、北米版のタイトルは『The Final Fantasy Legend』というそうな。後に「サガシリーズ」として続編が次々に作られることとなる名作です。今回は記念すべき一作目のご紹介!

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スクウェア初のミリオンヒット!『魔界塔士 Sa・Ga』

『魔界塔士 Sa・Ga』はスクウェアから1989年12月に発売されたゲームボーイ用ソフトで、ジャンルはRPGです。
『ロマンシング サ・ガ』や『サガ フロンティア』で有名な「サガシリーズ」の一作目で、スクウェアから発売したソフトとしては初となるミリオンソフトでもあります。
この記事ではそんな本作のゲームシステム、エッジの利いた台詞の一部を紹介、作品の評価、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。
『魔界塔士 Sa・Ga』パッケージ、説明書、ソフト本体

『魔界塔士 Sa・Ga』パッケージ、説明書、ソフト本体

懐かしいパッケージですね…。筆者は昔パッケージだけどこかに無くしてしまいました…。皆さんも昔遊んでいたゲームソフトって不思議とパッケージだけ無くなっていたりしませんか?私だけ?

Amazonでは現在597円(※価格変動あり)で取引されており大変お買い得です。問題は現役のゲームボーイがあるかどうかですね。
因みにワンダースワンカラーでもリメイク版が出ています。こちらはAmazonで現在8,760円(※価格変動あり)で取引されており、プレミアものとなっております。

『魔界塔士 Sa・Ga』のゲーム内容

本作のキャラクター成長システムは、スクウェアが1988年末に発売した『ファイナルファンタジーII』の熟練度による成長システムを発展させたものである。
『ファイナルファンタジーII』は、従来のRPGで用いられていた経験値によるレベルアップ制を廃し、戦闘中の行動にあわせて随時能力が変わる「熟練度によるキャラクター成長システム」を採用した。これは、当時の他のRPGにはあまり見られない斬新なシステムだった。
『魔界塔士 Sa・Ga』ワンダースワンカラー版

『魔界塔士 Sa・Ga』ワンダースワンカラー版

ワンダースワンカラーのリメイクもありました。
種族には人間、エスパー、モンスターの3種があり、人間とエスパーにはそれぞれ性別がある。主人公は、人間とエスパー各2種および、モンスター4種の合計8種から選択する。ゲーム開始時は主人公1人だけだが、仲間を3人まで「アドベンチャーズギルド」で無料で雇える。

プレイ動画

『魔界塔士Sa・Ga』プレイ動画

ゲームはじめから少しのところまでのプレイ動画です。参考までに。

※ 動画はリンク切れの場合があります。
始まってからなんの説明もなく、いきなり種族を選ばされます。この強引さが作品らしさと言ったところでしょうか。また、RPGによくある「レベル制」を廃除し、種族ごとに違った成長システムを採用しています。これも特徴の一つですね。(詳しくは後述)

主人公を選ぶと、何の説明もなく、オープニングもなく物語が始まります。本当に強引ですね(笑)。

Sa・Gaならではの「らしさ」

何でもありの世界観

・ドラクエなどの一般的なRPGでは最弱候補の「スライム」タイプがやたら強い
・何の前振りも説明も無く町にモンスターがいる(会話するだけ)
・剣と魔法のファンタジーなRPGだと思っていたのに、ビームライフルなどのSF兵器が出てくる
・核爆弾で倒せないほどのラスボスがチェーンソーでバラバラになる(これはバグ)

など、挙げたらきりがないほどの何でもありな世界観も本作の魅力的なポイントの一つでした。

特徴的な成長システム

にんげん・・・販売している薬で、能力値が上昇します。成長にお金がかかりますが、大量の資金さえ用意できれば最初の内から極端に強くすることもできます。

エスパー・・・戦闘が終わるたびに、突然能力値が上昇する時があります。特殊能力を覚えることもありますが、能力を忘れてしまうことも、不利になる能力を覚えることもあります。

モンスター・・・敵が落とす肉を食べると、別の種類のモンスターに変化します。必ず強くなれるわけではありませんので、若干博打になります。

というように、種族ごとに全く違う育て方、育ち方をするのが「Sa・Ga」なのです。
言うまでもありませんが、他のRPGには見られないとても斬新なシステムでした。

エッジの利いた人々の台詞

名台詞
そのハイセンスすぎるエッジの利いたセリフもまた、『Sa・Ga』の大きな魅力の一つである。

「なんの ようだ!」
店で店主に話しかけると「いらっしゃいませ」のかわりに飛んでくる言葉。この世界の商人の辞書に営業スマイルと言う単語は載っていない。

「おい ぜにが たんねーぞっ!」
そして買い物の際に所持金が足りないとコレ。もはやスジ者である。
『魔界塔士Sa・Ga』 完全攻略本

『魔界塔士Sa・Ga』 完全攻略本

攻略本なんかもありましたね。昔ながらの攻略本といった感じで、完全攻略と謳っておきながら肝心なところが抜けていたりしました。
「だれが はいっていい といった!」「オレだ!」
盗賊のアジトに乗り込み、ボスにメンチを切られて切り返しにこの一言。あまりにも漢すぎると言わざるを得ない。ちなみに、キャラの性別は一切関係ない。人間女だろうがエスパーギャルだろうが、すべて漢である。

「かんしゃは ともかく ほうびのほうは?」
即物的にも程がある主人公の一言。鎧の王との掛け合いは他にも「それは いやー おわかい!」や「ここひとはだ ぬぎやしょう」などネタに事欠かない。
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