プロデュース
ナイル&バーナードのチームは多くのアーチストをプロデュースしていますが、その代表となるのは、なんといってもダイアナ・ロスのアルバム「ダイアナ」(1979年)とシングル「アップサイド・ダウン」(1980年)でしょう。どちらも大ヒットしています。
"Upside Down" - Michael Jackson at Diana Ross Concert (1980)
Michael visits Diana at one of her Live-Concerts and dances with her to "Upside Down" ... Lovely!
via www.youtube.com
ダイアナ・ロスの成功により、次々にプロデュースの依頼が舞い込みます。
その中でもナイル・ロジャースがプロデュースしたデヴィッド・ボウィの「レッツ・ダンス」(1983年)やマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」(1984年)は代表作と言えるでしょう。
その中でもナイル・ロジャースがプロデュースしたデヴィッド・ボウィの「レッツ・ダンス」(1983年)やマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」(1984年)は代表作と言えるでしょう。
David Bowie - Let's Dance
Music video by David Bowie performing Let's Dance. Taken from the album 'Heroes' Buy the David Bowie back catalogue on iTunes here: http://smarturl.it/bowiei...
via www.youtube.com
Madonna - Like A Virgin
© 2006 WMG Like A Virgin (video)
via www.youtube.com
グッド・タイムス
3枚目のアルバム「危険な関係 Risque」が1979年に発売され、このアルバムからも全米ナンバー1ヒット「グッド・タイムズ」が生まれ、いよいよシックの人気はピークを迎えました。
【収録曲】
1.グッド・タイムス
2. 暑い夏の夜
3. キープ・ダンシング
4. 禁じられた恋
5. ラヴ・ユー
6. ウィル・ユー・クライ
7. 私はどうなるの
【収録曲】
1.グッド・タイムス
2. 暑い夏の夜
3. キープ・ダンシング
4. 禁じられた恋
5. ラヴ・ユー
6. ウィル・ユー・クライ
7. 私はどうなるの
Queenの全米No.1ヒットAnother one bites the dust
(ベースソロまんまイントロにした盗作)と、
Sugarhill GangのRappers Delightのサンプリングの元となった1曲目。
それだけパクられやすいアイディア豊富な名曲という証拠か?
8分を超える聴きどころは、パクられたベースソロ。
で、驚きは2曲目。
スペイン語を交えたおしゃれな歌で、永遠と同じ歌詞を繰り返す。
これが何とも言えないGrooveを生み出し、永遠に続いて欲しいと思わせる6分を超える甘美な曲。
まるでプログレのバンドかと思わせる演奏時間の長さ。
テクニックに自信があるから演奏時間が長くなるのだと思うが、ひけらかすような鼻に付くものは無い。
3曲目ではタップダンスの靴底の音を披露するし、
4曲目は各人のソロばかりでなく、ストリングスが美しい。このセンスは何処から来るのか?
いわゆるブラコンっぽい曲もあるが、下世話な夜のドライブで彼女を口説くみたいな乗りは微塵も無い。
で、踊れるのかと言うと洗練され過ぎでイマイチ踊れない。
と言うよりも演奏技術に耳が行って聴き惚れてしまう。
自らは歌わず、女性2人を主役に据えて歌わせるという発想、
生粋のプロデューサーなんだろうな。
とにかく素晴らしい真似のできない美意識だ。
この後もシックは「Real People」(1980年)、「Take it off」(1982年)、「Tongue in Chic」(1982年)、「Believer」(1983年)とコンスタントにアルバムを発表していますが、次第にプロデュース業へと移行していき活動停止。
ようやく1992年に再始動となりますが、その間パワー・ステーションなどで活動していたドラムスのトニー・トンプソンは参加せず、その後、2003年に死去。
バーナード・エドワーズも1996年に急死してしまいました。
ようやく1992年に再始動となりますが、その間パワー・ステーションなどで活動していたドラムスのトニー・トンプソンは参加せず、その後、2003年に死去。
バーナード・エドワーズも1996年に急死してしまいました。
via hyponik.com
因みに、1979年「Good Times」が全米で大ヒットしている頃、ハーレム出身の若者3人組が「Good Times」のリズム・トラックをそのまま使い、「ラッパーズ・ディライト Rapper's Delight」として発表しました。
この3人組がシュガーヒル・ギャングで、この曲は史上最初にチャートインしたラップ曲となり、ヒップホップをメジャーにしポップス界に大革命をおこしました。
この3人組がシュガーヒル・ギャングで、この曲は史上最初にチャートインしたラップ曲となり、ヒップホップをメジャーにしポップス界に大革命をおこしました。