愛する二人別れる二人
一般公募された夫婦が出場して、結婚生活の続行か、それとも離婚か、というシビアな選択を行わせる番組(放送開始当初はタイトル通りで、カップルの結婚を取り持つというものも平行してあったが、シビアな選択の方が数字を稼ぐとの判断から、カットされていったという)。
この番組の司会者2人が、出演者の夫婦に辛口で突っ込んで質問したりしていました。
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登場した夫婦の毎回こんなやり取りなどがあり番組が進行しました。
「もう我慢できない。お願いだから別れてよ。アンタよそに女がいるんでしょ」
「うるせえなあ。お前だって子供の世話もしないで男と飲み歩いてるじやないか」
「ストレスが溜まってるんだから飲みに行くくらい当然じやない。アンタなんかプラブラ してるだけのくぜに」
「ふざけんなよ、誰のせいだと思ってんだ。もうやってらんねえよ」
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放送で2件の事案を扱っていたが、しばらくすると、相談者の一方の浮気を追及し一段落すると、みのがもう一方の浮気を追及し新たな浮気が発覚、その浮気相手も登場しダンナと新たに喧嘩を始めるという、一時間に一件の新パターンが編み出され、以後毎週同じ展開が繰り広げられ、以前のパターンはみられなくなる。
この番組のクライマックスはこうだ。司会のみのもんたが2人の会話に割って入り、パ ッサリと切り捨てる。
「でもね、奥さん。アンタだってそんな事言える立場なのかよく考えてごらん。それにダ ンナさん。アンタもアンタだ。仕事もしないで他の女と遊び歩いてるんじゃ、奥さんに愛 想尽かされるのも当然だろ。で、どうするの、ハンコ押すの、押さないの」
事前に用意された離婚届がアップで映し出され、互いに腹の内を見せ合った夫婦が最後 の結論を出す--」
結構、激しい夫婦バトルが繰り広げられた番組でした。
高視聴率だったが1年ぐらいで放送が終了になった訳とは?
この「愛する二人~」は本誌のヤラセスッ破抜き報道以降も、『週刊ポスト』や『アサヒ芸能』の後追い記事の取材に対し、フジ側は「そんな事実はない」とつっぱね、また複数の”ヤラセAV嬢”が出演していたことまで判明したにも関わらず、平然と番組を続けていたのだ。また最近でもデビ夫人降版騒動を引き起こすなど、番組内でも様々な話題を提供していた。
番組内容が過激なだけに、各方面から非難を浴びることも少なくなく、そんな最中、遂にやらせ問題が発覚する。事態は、それに関わった一般出演者の女性が自殺した時の捜査で発見された遺書に「やらせがあった」と書き残していた事、そして制作側が参加者に関する全権を下請け会社に一任する、いわば「丸投げ」作業をしていた事が捜査を進める過程で明らかとなり、社会問題化した(自殺した出演者は「未婚者」だった)。更にこの下請け会社は「やらせ番組の常習犯」とも呼ばれるほどに悪名が高く、フジテレビの編成部長が、これに反対した局編成部員の建白書を握りつぶし、やらせを承知の上で番組を任せるという腐敗ぶりだった(これに司会である、みのもんたも関わっていたと言う)。
放送当時の関東地区のスポンサーだったマツモトキヨシ・P&G・アース製薬(関東地区以外でも一部地域で番組スポンサーを務めた)らがこの事態を受けて「打ち切らなければ降板する」と表明した上、フジテレビ内部からも「視聴率を得られても、番組の内容自体にあまりにも問題がありすぎる」という声が上がっていた為、制作予算が確保不可能になり、社会から批判を浴びて続行不可能という、致命的とも言うべき二つ同時の打撃を受けて、打ち切られることとなった。
番組のやらせの実態とは?
なんと番組では役者を使っていました!!
内容が功を奏し、20%以上の驚異的な高視聴率を記録。最高視聴率は、30%