自動ぶんなぐりガス
バイバイン
バイバインを一滴振り掛けると、5分ごとにその物体が2倍の数に増える。
倍々に増えていくため、1時間で 4,096 個 、2時間で 16,777,216 個 と莫大な量の物質が生成される。作中でドラえもんとのび太はこの道具を使い、栗まんじゅうを増殖したが、増殖しすぎて食べきれなくなり、宇宙の彼方に廃棄した。
自動しかえしレーダー
自動しかえしレーダー
ペンシル・ミサイルに取り付けるオプション。一種の自動報復システムで、空中を怪しい物が飛来すると察知し、自動的にペンシルミサイルを発射させて迎撃する。
空中の物体が敵の攻撃かどうかを判別する機能はないようで、野球で打ち上げたボールなどにも反応してしまう。
ヘソリンスタンド
「ヘソリンスタンド」 ヘソリンガスは言ってしまえば麻薬のような危険な側面を持つ。
原作では以下の2種類のヘソリンガスが登場した。
「最初から入っていたガス」
このガスが注入されると肉体や精神の痛みを感じなくなる。どんな怪我をしても痛みをまったく感じず、また不快なことも平気なので、常に楽天的で幸福感に浸ることができる。たとえばのび太なら、玉子に叱られたり、しずかと出木杉が仲良くしている場面に出くわしたり、ジャイアンに物を取り上げられたりしてもまったく平気になる。
ただし、あくまで痛みをなくすだけの強力な麻酔薬のようなものであり、怪我をしなくなるわけではないので危険なことをすると命にかかわる(作中でのび太は車にはねられ、顔は平然としていたが体はボロボロになっていた)。
また精神的苦痛がないために罪悪感もなくなるため、効果持続時は犯罪行為などを平気でするようになる。
ガスの効き目は30分のみ有効で、効果が続いているうちはなんともないが、効果が切れた途端に痛み・罪悪感などの元の感情が元に戻る上に、使用時は幸福感を感じているため一度はまると依存性を持つ。言ってしまえば麻薬のような危険な側面を持つ。
「後に補充したガス」
神経を過敏にするガスであり、こちらを注入すると雨に当たっただけで激痛を感じる。
ヘソリンガスが注入されると肉体や精神の痛みを感じなくなる。どんな怪我をしても痛みをまったく感じない。
ヘソリンガスは、あくまで痛みをなくすだけの強力な麻酔薬のようなものであり、怪我をしなくなるわけではないので危険なことをすると命にかかわる。
ころばしや・ころばし屋Z 10円という報酬が安すぎる・・・
ころばしや
「ころし屋」ならぬ「ころばし屋」。外観は卵型で、サングラスに黒いソフト帽・黒背広(または緑のソフト帽と背広)の典型的な殺し屋のイメージをデフォルメした手に収まるくらいの小さなロボット。
背中の部分に貯金箱のように硬貨を入れる穴があり、十円玉を入れてターゲットを指名するとどこまでも相手を追いかけ、手にした拳銃状の武器を使って必ず3回転倒させてくれる。小さいながら怪力で頑丈。ドラえもん曰く「ころばしのプロ」なので、一度引き受けた仕事は確実にやり遂げるよう作られている。
ただし、十円玉を投入した際に聞いた名前の人物をターゲットとして認識するため、投入時に人物名に近い言葉を聞いたり、周囲にいる第三者の発言を聞いたりしても、それをターゲットとして認識してしまうという欠点がある。
作中では、のび太が十円玉を入れた直後、何も知らないしずかからふいに声をかけられ、誤認してしまったころばし屋に追いかけ回されるはめにあった。依頼を取り消すには百円玉を投入しなければならない(ターゲットとして狙われた側からもキャンセルが可能)。
ころばし屋Z
基本的な用途はころばし屋と同じだが、複数の問題が発覚し製造が中止された。作中に登場したのはドラえもんの所有物ではなく、22世紀において投入口に石が詰まり動作不良を起こして廃棄されることになったものだが、数々の不幸な偶然によりのび太をターゲットと認識して追い回すことになる。
パワーが強過ぎる上に依頼取り消しがきかず、その上性格は至って冷酷で、転ばすのを純粋に楽しみ、標的以外の人物も自分の邪魔をする者(劇中ではのび太を転ばそうとしていた転ばし屋)、標的と一緒にいる者(劇中ではのび太の所へ来たしずか)に対しても容赦なく危害を加える。
誰かをぶん殴りたいと思ったとき、直接殴らずして同じ痛みを与える道具。スプレー缶には略称で「JBG」と書かれている。
このガスを何か物に吹き付けておき、人の名前(動物・機械でも可能)を言うと、その相手がその物のところまでひとりでに歩いて行き、体がその物目掛けて吹っ飛んで激突し、痛烈な痛みを与える。遠くからマイクで人の名前を言っても同じ効果があり、何度でも痛みを与えることができる。